匣の中の失楽

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評判

匣の中の失楽の評価:

4.00/5点 レビュー 49件。 B ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全87件 1〜20 1/5ページ
No.87
(1pt)

疲れる・・・

三大奇書に次ぐ奇書とはその通りで、だんだん訳が分からなくなる。
また知識のひけらかしが多く非常に読みづらい。
読み安さで順位を付けるなら、虚無への供物、本作、黒死館殺人事件、ドグラ・マグラ。
新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫)より
4062932792
No.86
(5pt)

色褪せない名作

最近黒死館殺人事件を読んで面白かったんで、虚無への供物を飛ばして、奇書と言う人もいるらしい本作を読んでみた。読んだ感想としては、奇書といわれるほどではない、オーソドックスなミステリーだと思った。一気に読んでしまうくらい面白かったが、さすがに半世紀近くも経つと出てくるペダンチックな知識も随分色褪せてしまって、ミステリーとしては古臭い平凡な内容に思えた。個人的には黒死館の方が魔術とか音楽とか古典といったクラシックでオカルトな知識をふんだんに使ってるから、それがかえって時代を経ても色褪せない面白さになってると思う。本作の方は量子力学とか初歩の現代科学の知識で同じことをしようとしてるから、半世紀たってしまうとかえって、登場人物達が無意味に古臭い知識をひけらかす浅はかな人になってしまって、その部分は話も冗長で読んでてつまらなかった。しかしその浅はかさも、登場人物たちの調子にのった大学生らしさの演出になってるから意味はあると思う。

しかし読んだ当初はそういう印象が強かったが、第五章の真相説明が明らかにフェイクなんで、本当の真相は何かを考えていたが、そうして作者が仕掛けた叙述トリックに気づくほどじわじわ面白さが増してきた。たとえば、第一章までが〇〇〇が作者の実名小説「いかにして密室はつくられたか」で、第三章で起きた事件で〇〇〇が死んだから、✕✕✕が第二章から続きを書いたものが本作だと自分は読み取った。つまりワトソン捜しのワトソン(叙述者)は✕✕✕。他にも第四章で窓の側で倉野が死んでいたのならそんなはずがないことを、△△△△は証言している、等。他にも読み返しているといろいろ発見があって、それを発見するたびに違う真相が見えてきて飽きがない。今でも色褪せない名作だと思う。
新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫)より
4062932792
No.85
(2pt)

何がなんだかよくわからない?

中井英夫の虚無への供物のオマージュ作品かと?作品の中の現実と小説が入り乱れて、何がなんだかよく分からなくなってしまう。
謎解きのペダントリーには凄いものがあるが、もう一度読み直してみたい気持ちにはなりませんでした。
新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫)より
4062932792
No.84
(3pt)

一筋縄ではいかないなぁ。

作中作と現実をうまく混ぜ合わせた作品です。
え、そうなの? っていう驚きを持って読めると思います。
新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫)より
4062932792
No.83
(3pt)

奇書、だけど…。

冒頭、賭け碁のくだりで読む気が失せました。
よりによって碁とは…渋すぎませんか。
新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫)より
4062932792
No.82
(5pt)

付録充実の決定版

本書を読むなら講談社版ではなく、双葉文庫版を薦める。
本編の後に100ページ以上の付録があり、読後の余韻に浸りながら、より深く鑑賞できるからだ。

付録には
・作者と綾辻行人との対談
・作品論集
・作者の創作ノート
が含まれる。
特に作品ノートは必見!
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.81
(5pt)

付録充実の決定版

本書を読むなら講談社版ではなく、双葉文庫版を薦める。
本編の後に100ページ以上の付録があり、読後の余韻に浸りながら、より深く鑑賞できるからだ。

付録には
・作者と綾辻行人との対談
・作品論集
・作者の創作ノート
が含まれる。
特に作品ノートは必見!
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873
No.80
(5pt)

第四の日本奇書

まず、古本とはいえこの金額はありがたい限りという作品。大手チェーン店ではなかなか見る事が出来ずオンラインストアでも在庫なし。
また利用させて頂きたい。
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.79
(5pt)

第四の日本奇書

まず、古本とはいえこの金額はありがたい限りという作品。大手チェーン店ではなかなか見る事が出来ずオンラインストアでも在庫なし。
また利用させて頂きたい。
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873
No.78
(5pt)

五里霧中

作中作『いかにして密室はつくられたか』の存在で奇数章と偶数章、どちらが、現実でどちらが虚構なのか、読者は判別することが難しくなる。
ミステリーとして明らかに奇数章の方が、整合性が取れていて、納得のいく解決も用意されている。と、なると偶数章こそ出来の悪い創作であり、奇数章こそ現実なのだと、結論づけたくなる。
しかし、その明らかさが逆に引っ掛かる。作品のキーワードのひとつが「さかしま」であることを考慮すると、ミステリー小説として出来が良いからこそ、奇数章の方がまさに創作、虚構なのではないかと勘繰ってしまう。

作品のもう一つのキーワードは「不連続線」である。この小説を不連続なものにしているのは言わずもがな作中作「密室はいかにしてつくられたか」である。
根戸の独白によると密室とは膜を張ることによって、自他を分けた人間そのものであり、実のところは誰しもが密室の中で生きており、「匣の中の失落」を味わい続けているのだ、となる。
「不連続線を越える」という言葉も出てくる。それは自分という密室の中から外へ出ることだろうと推測できる。
不連続線を越えることを目指し、それに成功した者は本小説において誰であっただろうか。
死によって現実、虚構合わせたすべての出来事を操った、のかもしれない曳野。あるいは「匣の中の失落」すべてを創作として捉え直した場合の、作者ナイルズこの2人だろう。
曳野=ナイルズ。そう捉えることもできる。濃霧で辺りを覆われた場面である、冒頭と末尾の文が同一であることはそれを示唆しているともいえる。
個人という密室から抜け出して霧の世界へと滲み出し、漂っていったのは、はたして誰で、あるいは何で、あったのか?
新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫)より
4062932792
No.77
(5pt)

もっと早く読んでおくべきでした。

何か懐かしい香りを感じながら長い読書の旅を終えました。それはこれまでずっと親しんできたミステリ小説のそこかしこから匂い立ったものです。多くの作者がこの書に影響を受けたことを知りました。そしてこの書もまた。
もっと早く読んでおくべきでした。
新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫)より
4062932792
No.76
(1pt)

写真はイメージ映像、出展者の記述だけを検討して購入しましょう

何度もレビューしてほしいとメールが来るので書きますが、掲載不要です。この本は持っていて、写真に帯がついていたので、帯目当てで注文しました。販売する出展者の記述に、帯についての言及がないのに注意すべきでした。帯なしの本が届き、がっかりしました。その後、この本の写真が、ヤフオクの出展品の写真を転用したものだとわかり、すぐさまヤフオクで買い直しましたので、今では帯付きの本が手元にあります。amazonでは、写真はイメージ映像で、売り物の写真じゃないんですね。こちらの確認不足なので、返品はしませんが、今後はamazonで古本を買う時は、写真を信じないようにします。
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.75
(1pt)

写真はイメージ映像、出展者の記述だけを検討して購入しましょう

何度もレビューしてほしいとメールが来るので書きますが、掲載不要です。この本は持っていて、写真に帯がついていたので、帯目当てで注文しました。販売する出展者の記述に、帯についての言及がないのに注意すべきでした。帯なしの本が届き、がっかりしました。その後、この本の写真が、ヤフオクの出展品の写真を転用したものだとわかり、すぐさまヤフオクで買い直しましたので、今では帯付きの本が手元にあります。amazonでは、写真はイメージ映像で、売り物の写真じゃないんですね。こちらの確認不足なので、返品はしませんが、今後はamazonで古本を買う時は、写真を信じないようにします。
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873
No.74
(3pt)

予想どおり

難解だけど、3大奇書と言う割にはドグラマグラのような怪奇趣味につうづる面白さはない。
学生向けの推理小説を、難解にしただけの感じ、再読する気にはなれない。
新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫)より
4062932792
No.73
(4pt)

若き情熱の所産

『黒死館殺人事件』『ドグラ・マグラ』『虚無への供物』のいわゆる三大奇書は、ミステリファンのみならず本好きならぜひ挑んでみたい高峰である。僕としては先の2冊はけっこうキツかったけれど、『虚無への供物』は面白かった。そこで第四の奇書と呼ばれる本書『匣(はこ)の中の失楽』にも挑戦してみることにした。

一言でいえば、メタ過ぎてアンチになっている、という類のミステリである。先達の三作の中では『虚無への供物』の作風に近いので、それなりに面白く読むことはできた。が、中盤あたりで、ははあんこういうパターンか、と趣向が読めるので、正直ダレてしまうところがあるのも否めない。

物語とは関係ないけれど、僕にはひとつ心に残るくだりがあった。それは、登場人物のひとりが寝る前に一服する場面。「横たわっている筈の軀が、硬直した恰好のまま、奈落の底にもんどりうって失墜してゆく。(中略)ほんの二、三分の我慢なのだが、やはりたまらない時間だった」(P318)などと描写が秀逸である。僕も就寝前の煙草という悪癖がやめられないので、この感覚はよくわかる。

と、どうでもいい感想を書いているようだが、少しでも具体的・本質的なことを書くと、どどっとネタバレに傾斜してしまいそうである。それにしても、作者がこれを20歳そこそこで書き上げたのはすごい。ノベルス版の刊行にあたってかなり修正もされているようだが、とにかくこの仕事量には頭が下がる。ある意味、若さという情熱の所産かもしれない。
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.72
(4pt)

若き情熱の所産

『黒死館殺人事件』『ドグラ・マグラ』『虚無への供物』のいわゆる三大奇書は、ミステリファンのみならず本好きならぜひ挑んでみたい高峰である。僕としては先の2冊はけっこうキツかったけれど、『虚無への供物』は面白かった。そこで第四の奇書と呼ばれる本書『匣(はこ)の中の失楽』にも挑戦してみることにした。

一言でいえば、メタ過ぎてアンチになっている、という類のミステリである。先達の三作の中では『虚無への供物』の作風に近いので、それなりに面白く読むことはできた。が、中盤あたりで、ははあんこういうパターンか、と趣向が読めるので、正直ダレてしまうところがあるのも否めない。

物語とは関係ないけれど、僕にはひとつ心に残るくだりがあった。それは、登場人物のひとりが寝る前に一服する場面。「横たわっている筈の軀が、硬直した恰好のまま、奈落の底にもんどりうって失墜してゆく。(中略)ほんの二、三分の我慢なのだが、やはりたまらない時間だった」(P318)などと描写が秀逸である。僕も就寝前の煙草という悪癖がやめられないので、この感覚はよくわかる。

と、どうでもいい感想を書いているようだが、少しでも具体的・本質的なことを書くと、どどっとネタバレに傾斜してしまいそうである。それにしても、作者がこれを20歳そこそこで書き上げたのはすごい。ノベルス版の刊行にあたってかなり修正もされているようだが、とにかくこの仕事量には頭が下がる。ある意味、若さという情熱の所産かもしれない。
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873
No.71
(5pt)

僕にとって「珠玉」とは、正しくこの作品のこと

友人の薦めでこの本に出逢ってから早四半世紀が経過したが、その妖しい魔術のような魅力は未だに僕を捉えて放さない。章ごとに入れ替わる作中作のワナに絡めとられた己にはっと気づいた時には、もはや中断することもできず、そのままずるずるとさらなる深みへと嵌まりこんで行ってしまう。密室の謎をはじめ様々に散りばめられた雑学的知識の数々にも心地よく魅了される。一度読み始めると長丁場になるので、纏まった時間が取れるときに腰を据えて読みたい一冊。
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.70
(5pt)

僕にとって「珠玉」とは、正しくこの作品のこと

友人の薦めでこの本に出逢ってから早四半世紀が経過したが、その妖しい魔術のような魅力は未だに僕を捉えて放さない。章ごとに入れ替わる作中作のワナに絡めとられた己にはっと気づいた時には、もはや中断することもできず、そのままずるずるとさらなる深みへと嵌まりこんで行ってしまう。密室の謎をはじめ様々に散りばめられた雑学的知識の数々にも心地よく魅了される。一度読み始めると長丁場になるので、纏まった時間が取れるときに腰を据えて読みたい一冊。
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873
No.69
(3pt)

価格設定に疑問。

ノベル版が1200円で販売してるのに、本来安価で提供すべき文庫本がそれより高いって、どういうこと?
新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫)より
4062932792
No.68
(5pt)

この版で初めて読みました

作中作を鍵に虚実を行き来するという展開から難しくて読みづらい本というイメージを勝手にもっていたのですが、読みやすい文章です。
暗合、作中作、推理合戦といった要素も楽しくじっくり楽しんで読むことができました。
ぼんやり作中人物の推理や作品について考えたり、他の読者の考察や感想を読んだりするのを楽しみました。
世評通りの傑作だと思います。
他の方のレビューにもありますが、解説やおまけが充実しているので購入するならノベルスよりこちらが良いと思います。
新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 匣の中の失楽 (講談社文庫)より
4062932792