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古本屋探偵登場(幻書辞典)
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古本屋探偵登場(幻書辞典)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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古本屋探偵シリーズの第一作。 「殺意の収集」と「書鬼」の2中篇が収められている。 神保町に店を構える主人公が「本の探偵」の広告を出したところ、怪しげな事件が舞い込み、というストーリーだ。 とんでもない古書マニアたちが登場し、そのすさまじい買いっぷりがいちばんの読みどころとなっている。多少の誇張はあるにせよ、モデルもあるというのだから、すごい。 ミステリとしては、悪くはないのだが、つくりこみすぎて不自然な印象だ。 | ||||
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探偵物としては、とりあえずミステリーしてますという程度の内容なので多くの星はつけられません。主人公も地味目です。 しかし、そんなストーリー部分はどうでもいい。本書のキモは登場人物達の本に対する異常な執着心です。 特に「書鬼」に登場するビブリオマニアの老人が行き着いた果て、そのクライマックスの描写だけでも読む価値があります。 | ||||
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1982年に三一書房から出た単行本『幻書辞典』の改題・文庫化。 神保町の古書店主を探偵役とした2本の中編「殺意の収集」と「書鬼」が収められている。 いずれも、古書マニアの世界を描いたもので、彼らの鬼気迫るコレクターぶり、執着と執念、薄汚さが恐いくらいに描写されている。 古書ファンの心をくすぐるようなディテールや逸話が多数もりこまれており、その点では非常に楽しかった。しかし、ミステリとしての作法がなっていないので、全体としてはガッカリ。結末の付け方、真相のあかし方がまったくなっていないのだ。読み終えて、竜頭蛇尾という言葉が脳裏に浮かぶ。 おもしろいけどつまらない本であった。 | ||||
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