(短編集)
謎の物語
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最後に謎かけや謎が謎のまま終わる”リドルストーリー”を集めたアンソロジー。 既に他の方が書いてらっしゃると思いますが、一応収録作を書いておくと、 「女か虎か」フランク・R・ストックトン 「謎のカード」クリーブランド・モフェット 「穴のあいた記憶」バリー・ベロウン 「なにかが起こった」ディノ・ブッツァーティ 「茶碗のなか」ラフガディオ・ハーン 「ヒギンボタム氏の災難」ナサニエル・ホーソーン 「新月」木々 高太郎 「青頭巾」上田 秋成 「なぞ」ウォルター・デ・ラ・メア 「チョコレット」稲垣 足穂 「おもちゃ」ハーヴェー・ジェイコブス となりました。 良く出来た面白い作品、まぁまぁの作品と玉石混交っぽい印象でしたが、この内「女か虎か」、「謎のカード」、「穴のあいた記憶」は出色の出来で、これだけでも読む価値はあると思いました。 普通推理小説では、謎が未解決で終わるのはありえない、という感じですが、良く出来たリドルストーリーの場合は、逆に未解決で謎が残る事が魅力になっているという推理小説とは真逆な終わり方なので、その辺も面白いと思いました。特に、「穴のあいた記憶」は密室殺人ものと言えますが、完全に解決しないのが魅力になっているみたいで、笑ってしまいました。カー先生が読んだとしたらどう思ったかが気になります。 謎が謎のまま終わるリドルストーリーを集めたアンソロジー。是非ご一読を。 と、ソフトカバー版に書き込みましたが、読んだ後、増補版の文庫がある事が判りまして、いずれ読もうと思います。すいません。 | ||||
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前半の話はおみ白いですが、後半の話はダメ。途中で読むのを止めた。 | ||||
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前半と後半の話は謎めいていて楽しくよめました。 ただ、中盤の話は、特に謎めいている話というより、「普通よくあるミステリー話を読んでいる」といった感じで、小説ページ不足のため、無理矢理押し込んだといった感じがしました。 | ||||
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訳者のくせなのか、作者のものか、言い方が難しかったり話が飛んだりして、よくわからないところもありました。シンプルイズベストっていいなと思った。 | ||||
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「リドル・ストーリー」をテーマとしたアンソロジー。 「リドル・ストーリー」とは、結末がAかBか、というところまで行って終わってしまう、あるいはすごい「謎」がストーリーの中心にあって、その内容が明らかにならないまま終わってしまう、というのが純粋形らしい。そのルールを知らず、単にミステリー程度に考えて読みだしたため、「えっ、そこで終わるの?」と最初は思った。が、これは、結論ではなくプロットの過程を楽しませるジャンルであって、そう納得すると、とても面白い。 ただし、純粋なりドル・ストーリーだけを集めるのは大変だったのか、そうではない(主に主流文学系の)作品がいくつか入っている。「仕組まれた話」「たくらんだ話」といった章立てがされているが、より明確に言うと、1「純粋なリドル・ストーリー」、2「リドル・ストーリーを無理やり解いてみた続編」、3「モダニズム、不条理もの、幻想小説など、広い意味でオープンエンディングな作品」の三種が入っている。 不純と言えば不純だが、本全体から得られる満足感は、この3種が混在するから得られるようだ。1は面白いけど後は引かない。2は無理やりで蛇足、という考えもあるだろうが、「こうでもしないと収拾がつかないや」という二次創作的な楽しさがある。読み応えという点ではやはり3が重要。唯一無二といった作風のホーソーン、他のアンソロジーでも常連のハクスリーやブッツァーティ。中でも、キプリング「園丁」はすごかった。正直、どこが謎なのかという点から、他の読者と同じ解釈をしているのか自信がない。にもかかわらず、この奇妙な不安感・わけの分からなさは、まさにこのアンソロジーに収録されるのにふさわしい。 タイプ3の話は、モダニズム系や幻想文学系の短篇なら他にもいろいろ見つかりそう。ミュリエル・スパークやアンナ・カヴァンもいいのでは? | ||||
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