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硝子のハンマー
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硝子のハンマーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全147件 21~40 2/8ページ
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図書館で借りて読んだ本です。面白く、どんどん吸い込まれるように読みましたが、途中から専門用語が出てきて、意味がわからず読むのをやめてしまったです。青の炎が面白すぎて、この作品も期待していたのですが、残念です。 | ||||
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テレビで放送されているものを見て、なかなか面白そうだと思って読んでみた。 普段この種のミステリーはあまり読まない。巧妙に仕掛けられたトリックみたいなものは それだけの頭があれば犯罪ではなくて真っ当な仕事で発揮されれば人を殺したりすることはないのではと思う。 防犯コンサルタントと弁護士がタッグで色々と謎に迫っていくが、自分が思いつくものは序盤でだいたい潰され、「そもそも何で「ガラス(硝子)」のハンマーなんだ?」と 疑問に思っていたのだが、読み終えたらはっきりと納得することができた。 | ||||
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一気に読めちゃう面白さです。貴志祐介さんの作品では、外れをひいたこともありますが、こちらは面白くて、周りにもオススメできる作品だと思います。 | ||||
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読み始めたら面白くて一気に一晩で読んでしまいました。文章が読みやすく、防犯に対する知識が深まり、防犯意識が高まるというオマケも。著者は膨大な量のリサーチをしたのだろうなとその力量には感服します。 ただ、以下のような欠点も目につきました。 1 硝子のハンマーっていうタイトルがヒントになって、特にミステリファンではない自分にも、登場人物が出揃った時点で、犯人が何となく想像できてしまった。名前の出し方もヒントになってしまった。感の鋭い人は分かってしまうはず。作中で他の人物も怪しく見えるようにミスリードを誘ってはいるけれど、その点がやや残念。 2 トリックが、とにかく細工細工で、そんなに沢山細工しまくっていればそれはどんな犯罪も可能になるよね、とがっかり。推理小説って、素人にはできないような技術的に凝った細工じゃなくて、誰にでもできるような簡単な仕掛けなんだけれども誰も思いつかい斬新な発想、っていうトリックが肝なんじゃないの? 3 探偵役が、捜査上怪しい人物の自宅に侵入することでシロかクロか判断するのは、反則だと思った。推理で見破ってほしい。 4 犯人が判明して主人公の女弁護士や探偵と対峙する場面が、あっさりしすぎて拍子抜け。もっと緊迫感が欲しかった。 5 他のレビューにもあるように、犯人の動機がやや弱い。 この著者の他の作品もいくつか読んでいて共通して感じることなのですが、人間の描き方がやや浅い。 話題性がありそうなあるいは面白そうなネタやトリックを描きたいというのがまず念頭にあり、 作中の言葉を借りれば、人間の描写とストーリーが「有機的に繋がっていない」感じ。 「サイコパスとはこういうもの」「多重人格とはこういうもの」と資料に基づいて頭の中で作られたキャラで、 どこか類型的でキャラに血肉が通っていない。端的に言えば、「この著者は、現実世界で実際にサイコパスや多重人格者に会ったことはないんだろうな」というのが透けて見えてしまう感じ。 その点は、著者の作品に共通して感じる不満ではあります。 エンタメとして一読するには大変面白い小説ですが、再読に耐えうる名作か?と言われると心許ない。 ただ疾走感があり、一気に読ませる面白さは保証します。 | ||||
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1「見えない殺人者」と2「死のコンビネーション」の二部構成ともいえます。 トリックは、密室殺人ものとしては、私には上の下といった感じです。 (上の上はディクスン・カー「妖魔の森の家」) モルグ街の殺人、黄色い部屋の謎、皇帝のかぎ煙草入れ、46番目の密室より、密室トリックは面白いと思いました。 この作品はミステリーですが、1「見えない殺人者」の方は、あーでもない、こーでもないという会話が多く、なんたら かんたらです。よく調べたと言えば、それもそうですが。また、それも悪くはないのですが。この作家はいろいろ細かいです。 面白さという点では、同じ貴志祐介の「黒い家」「青の炎」「クレムゾンの迷宮」「天使の囀り」「ISORA」に比較するとイマイチかなと。 2「死のコンビネーション」では、この主人公が絶体絶命の境遇になってしまい、何とか切り開いていく過程が、とても面白かったです。 殺害の動機は弱く、現実的ではありません。しかし、誰か死亡しないと、ミステリーとしては、読者の興味をひけないので、仕方ないでしょう。 もっと、しょうもない動機のミステリーは、沢山あります。 法月綸太郎による、貴志祐介へのインタビューがよかったです。読者が知りたいことを、的確に質問していて、すごいです。だてに京大推理小説研究会出身で、いくつもミステリーを発表している訳じゃないと。 ミステリーの解説は、こういうインタビューの方がいいと思いました。解説者が一人で、無理やり褒めるだけのものより。 【以下ネタバレと個人的な感想】 ●このトリック、作者が自信をもっているようで、タイトルそのままです。 ●素人が、こんな重い、特殊なガラスを細工するのは無理です。 ●曇っていたとしても、また、照明が点いていても、部屋の内外、明暗差が大きいのです。大きな物ならともかく、離れた窓の外から小さなダイヤを視認するのは難しいです。 ●マスターキーを出入りの業者に渡すことはありません。必ず管理会社又は警備会社の人間が所持して、立ち合いという形で解錠します。したがって、マスターキーをコピーできません。マスターキーは、基本、どの部屋のドアも開くのです。それを渡して、万一、大きなトラブルがあった場合、たとえば、後日、数十万円、数百万円、テナントから請求されたりすると大変なので、出入りの業者には預けません。 (マスター以外の個別のキーですと、ノート等に、日付、会社名、氏名、電話番号、貸すキーの番号の記入後に渡します。どのビルでも、大抵そうです。万一、キーの未返却等、何かあっても、記録から特定できます) ●センサーを、(もっともらしく書いていますが)こんな物で胡麻化すのは無理です。センサーは、2004年には、既に感度が高くなっており、腕を動かしただけでも反応します。 ●マンションとは全然違い、テナント、企業の入っている12階建てのビルで、交代制の警備員、たった2人だけは、ありえないです。出入り口(通用口含む)の解錠、施錠、テナントからの呼び出し、巡回等があります。生身なので、時には病気やケガで休まれることも想定内です。 ●この犯行のやり方では、確実に非常に大きな音がします。ドアが閉まっていても、たいてい誰かに聞かれ、「その時間帯に大きな音がした」と警察に報告されます。 テレビスタジオの防音ドアなら話は別ですが。あれは、壁が分厚く、天井の中にまで吸音材が、びっしり入っています。気密性の高いがっちりした防音ドアが、前後に2枚もあります。(二重) ●ロボットは、操縦に慣れが必要です。まして、人を乗せて、ろくに練習もしないで、ガラス窓にうまくセットするのは、大変難しいです。 ※現実には、この犯行は不可能のようですが、奇想天外で面白いトリックです。 | ||||
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榎本が、合理的かつ実際的に犯行手口を絞り出していく過程は、実に面白い。 のだが、犯人が殺意を抱いた経緯が理解に苦しむのである。これ程知能と技術に長けた犯人ならば、不正義な財産を窃取することと、殺人のリスク衡量を誤るはずがないように思えるのである。しかしながら、淀みなく防犯の知識を展開する榎本には、一種のアンチヒーローの趣を感じ、その過去、暗躍が伏せられていることから、エンターテイメントとしては良作であるとおもう。 | ||||
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細工が素人には大掛かり過ぎる点と、加害者の背景に少々時間を割き過ぎる点はあると思いますが、全体としてはよく纏まっておりいい小説でした。次作も読みたいと思います。 | ||||
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読み初めてから20%から話が重複したり、ページがつながらない。ダウンロードの問題?内容は、面白くなった所残念です。 | ||||
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うーん、トリックの全貌がイマイチよく分かりませんでした汗)これ密室トリックになってるの?という疑問が払拭出来ず…最上階なら強風が吹くことは多々あるだろうし、探偵さんの前に刑事か鑑識が気付くのでは?と思いましたが。二部は物語の目線が変わるので、なんか最後は探偵さんが一番ズル賢い悪者に見えてしまって「なんだ、こいつ?」て感じになりました。殺人はダメだとカッコつける割に横やりで盗むのは正当化しているのが気に入らない。シリーズ化されてるようですけど、読む気にならないなぁ。 | ||||
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防犯コンサルタント榎本登場❗ その後シリーズ化されるキャラ防犯コンサルタント榎本の初登場シーンがいい。 最新作ミステリークロックにも期待してます。 | ||||
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昔テレビドラマ化されていたらしいが、その時は見ずにおわった記憶が。 前半部では主人公が仮説をたてては検証をくり返すのだが、それを単調に感じずに楽しむことができた。綿密なミステリだった。 後半はテイストがかわり、犯人側からの視点で事件の経緯が描かれる。この転調も効果的だ。 続編があるようなのでそれも読んでみたくなった。 | ||||
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トリックを活かすために、初めから3分の2近くを関係ない話で引っ張る構成。完全なる密室を証明するためなのだが、非常にくどくて長く感じた。読後は、長い割には結末が中途半端であっさりしない。 | ||||
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先に狐火の家を読んでいたのだけど驚いたのが榎本が青砥達に対して不法侵入行為を全く隠さず 泥棒である事を匂わせるような事まで言っちゃうコミカルさだった 2部が暗いだけに丁度よかった気もする 1部は榎本や青砥による密室殺人の考察で荒唐無稽な物から真相に迫っているのではないかと思えるものまで いくつものパターンを考案しては検証していくのが楽しい 2部は犯人視点の生い立ちから犯行に至るまでの経緯が生々しく書かれていてこれが読んでいて暗くツラい気分になる 犯行と引き換えに明るい未来が開けると思った犯人が借金取りのヤクザに加えて警察と泥棒にも恐れて精神をすり減らす様は… 個人的には家族を守る為に犯行を重ねた青の炎を読んだ時よりきつい気分になった 逃亡生活描写で市橋達也の逃亡日記を思い出したせいかもしれないが… 冷めた目で考えると難攻不落の密室殺人を可能にする為だけに作られた都合のいい犯人でしかないのかもしれないが 描写が嫌なくらい丁寧に書かれて犯人に共感させられる程だったので気にはならなかった | ||||
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冴えわたるどんでん返しの連続をご堪能ください。超おススメです。 | ||||
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正直なところ個人的にはこの話しは完全犯罪で終わってほしかった。 思わず犯人側を応援したくなるような作品でした。 でも全体的には面白かったので、まっいいかなって感じです。 | ||||
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2005年 第58回 日本推理作家協会賞 長編及び連作短編集部門 受賞作品だということで購入。 590ページにわたって、ひとつの事件とそこに至る過程を緻密かつ丁寧に描いている。 読んでいて「なるほど~」と思わされては裏切られるおもしろさと迫力の展開で、どんどん先を読みたくなる作品だった。 ただ、専門的で複雑な描写で状況を想像しにくい部分が私にはあった。大体は「そういうものなんだ」で読み流すことができる。しかし、実際に使われたトリックや偽装工作についても、細部が画像として想像しにくい上に現実味がイマイチ感じられなかったのは少しもったいなく思う。それくらい専門用語を交えて具体的に描かれており、斬新で奇抜で大胆なトリックなんだろうと思う。 それから、末尾のインタビューが秀逸で、読者が抱くであろう感想を非常にうまく拾っていると思う。 最後に、当該小説には関係ないが、著者の本でを最初に読みたいと思い、評判を探ろうとレビューを読んだら、いわゆる「ネタばれ」を記載しているレビュワーが多くて驚いた。レビューっていつ読まれるためにあるのか。 読後の感想を共有したいというならそれでいいのかもしれないが、本を選ぶためにレビューを読む人にしてみればその本を読む楽しみを奪われることになりかねない。配慮して欲しい。 | ||||
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硝子のハンマーというタイトルに惹かれて購入しましたがこれは凄い。 ここまでそんなバカな!と思ったトリックははじめてです。 ネタバレしないようにコメントしますと犯人の徹底かつ用意周到さに驚きます。 こういう準備内容は大抵面白くないのに犯人の背景などをうまく入れながら書き上げています。 作者の力量と努力が文字一つひとつから分かります。 探偵はまぁ悪い人です。(悪人ではない) 変人奇人の多い推理小説の探偵たちですが皆いい人間です。 この作品の探偵はもう擁護出来ない!(褒め) 読み終えたらみなさんこう思うでしょう。 「このタイトル、ネタバレギリギリじゃね?」 と。 | ||||
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貴志祐介さんの作品では、『天使の囀り』は読んでいて、面白かった。で、小谷野さんのベスト10リストに誘われて読んでみましたが、これは正解でした。 ま、トリック的には結構大がかりで、実際に可能なのかどうか心配ですが、読んでいる限りは「ナルホド~」と納得しました。 気になると言えば、赤外線カメラの切り抜け方で、そんなにウロチョロしてて大丈夫か? とハラハラしました。 それが「面白い」ってことなんでしょうけど。 探偵コンビもいいですね。 しかし、この作品に味をしめて次に読んだ貴志作品で、私はちょっと退いちゃうんですけど、それはまた別の話。 | ||||
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あと、 フィクションに突っ込み入れるのは野暮ですが一点だけ。 事件後、開発チームが介護ロボットを分析しても不審な点は見つからなかったというのはどうなの? 単純なリモコン制御ロボットであっても多数のセンサで安全機能を作り込むのなら動作ログは当然残すように設計します。操作入力やセンサーの状態、判定結果と動作指示、アクチュエータの動作状態などを。たとえ作品が書かれた2000年頃であったとしてもです。 著者はロボットやコンピューターに関してはかなり素人なんですね。 文系学部とはいっても京大出身だしもうちょいどうにかならなったのか? | ||||
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貴志先生の小説は、犯罪者の悲しい内面がよく描かれていると思います。 読みやすく一気に読んでしまいました。 ただ、いつも思うが犯人の動機に納得がいまいちなんだよな~。 | ||||
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