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鉄鎖殺人事件
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鉄鎖殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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1933(昭和8)年に書き下ろしで刊行された小説である。ものすごおおおおおおおく古い、ということだ。 でも意外に読みやすくて、それなりに面白かった。ワトスン役の人物が愛すべき間抜けで、殺人事件なんかどんどんどうでもよくなって、好きな女性に夢中になっていく様は、ユーモアミステリとして楽しい。 次から次へと殺人も起きてサスペンスもなかなか申し分ないのだが、おしまいの3章分がいけない。つまり結末がまずいのだ。「はあ?」「いやいやいやいや」「ないないないない」と思いつつなんとか読了。 ミステリの黎明期なんてこんなものかしらん。浜尾四郎は1935(昭和10)年に39歳で亡くなっている。 | ||||
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浜尾四郎の戦前の本格推理長編作品の復刻となる。 表紙やタイトルからするとなんか横溝路線の猟奇的っぽい感じがするが、中身は全く違って、健全かつライトな本格探偵小説といった趣である。 連続殺人事件を巡る謎は快調にテンポ良く進むが、トリックらしいトリックは用いられておらず、登場人物の過去の因縁に絡む謎といういかにも当時の戦前の探偵小説っぽいテイストで、今から読むととくに突出したところも感じられないが、まあ戦前の作品なのでこんなもんか。 巻末を見ると推薦者が法月綸太郎氏のことだろうが、表記が法水綸太郎となっている。 このシリーズは著名ミステリー作家が推薦と書いてあるが、それだけで解説とか推薦文は一切ないので、どこをどう推薦しているのかさっぱり分からないのはどうにかしてもらいたい。 | ||||
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