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千日紅の恋人
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千日紅の恋人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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ネタバレあり。 小説の中の時子はどうも老けて描かれている気がする。よく言えば落ち着いているのだけど。 会話も「~です」「~ます」の応酬が多くて、文章を読んでいるだけでも棒読みの感が否めない。 なによりも、これが恋愛小説だということ! 途中から「まさか時子が恋愛?」と、奇妙な危惧が芽生えたが、果たして恋愛に発展してしまった、ようだ(これも微妙だが)。 取ってつけたような展開! 扇荘でお葬式を出すほんわかした雰囲気で最後まで行ってほしかった。お葬式のくだりはとてもよかった。 物足りないというか蛇足というか、残念な気持ちで読み終わると、裏表紙の要約には「恋愛長編」とあるではないか! なんだこれ。最初から種明かししてるのか。 と思ったら、そもそも表題が『千日紅の恋人』だった。買う時から分かっていたのだ。 それなら、もう少し有馬さんとの恋愛の進め模様を詳しく書いてくれたらよかったのに。 とにかく、この作者の次の作品は当分読まないことにします。 | ||||
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帚木氏の作品はたくさん読んできましたが、買った義務でなんとか読めた感じである。 安全運転で低空飛行するどころか、発進するの?って疑問を抱く作品だった。(分かりにくい表現ですみません) | ||||
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私には時子のキャラクターが合わず楽しめませんでした。期待が大きかっただけに残念。またバツ2とはいえ38歳の時子の描写がずいぶん老け込んでいるように思いました。皆さんの評判はとてもいいですね。私がやさぐれているだけか。。 | ||||
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人と人のつながりを信じたいとき、頑張ればいいことがある、と信じたいときにお勧め。 老人介護や精神障害と社会の関係についての問題提起もあり、生きていくことについて考えたいときにぴったりです。 | ||||
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帚木氏は好きな作家の一人だが、恋愛ものは「空夜」がいま一つだったので、ハードカバーが出たときの売り文句「著者渾身の純愛小説」を見て、これはいいやと思ってしまった。だが、やっぱり頭の片隅にいつもあって、文庫が出たのを機にレビューをのぞいてみた。なーんだ、そうなのかと思い、読んでみた。大当たりだった。帚木氏久々のヒットではなかろうか。時子さんと年が近いこと、ボロアパートに住んでいることもあり、にやにやしながら読み終えた。読んでよかった。 レビューを書いてくださった方、どうもありがとうございました。 | ||||
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時子は38歳。 老人介護施設でヘルパーとして働きながら、母親が所有している古びたアパート「扇荘」の管理人をしている。 結婚は2回したが、死別と生別で今はひとり身。 扇荘は家賃が3万円ちょっとのボロアパートだから、今どきの人は見向きもしない物件だけれど、どういうわけかいつも空き室なしの盛況だった。 〜〜〜〜〜〜 「暖かでどこか懐かしい恋愛長編」 裏書きにはそう書かれているのに、読んでも読んでも恋人が登場しない。 扇荘の住人の紹介、老人介護施設での毎日、母親と一緒に通っているカラオケ教室。 こればかりがひたすらくり返される。 ようやっと、将来の恋人か?と思われる有馬生馬が扇荘の新住人として登場するが、恋愛らしいシーンはないのである。 のんびりした口調で語られるのは、扇荘の空き地に花壇を作ったこと、老人介護施設の運動会、カラオケ教室の発表会。 最後の10頁だけが恋愛小説かもしれない。 読み終わってみると、肩の凝りがほぐれていた。 なにがどうしたというわけではないが、ぬるめの温泉に時間をかけて入ったあとのような、けだるい充実感がある。 ほら、手指の腹がすっかりふやけているじゃないの・・・ | ||||
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現代のわたしたちが忘れがちなものを思い出させてくれる作品です。 それは、ゆっくり流れる時間であったり、身近にいる大切な人だったり、、、、。 毎日、流されていく日常を感じている人には、ぜひじっくり読んでほしい作品です。心が洗われます。 | ||||
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38歳でバツ2の「時子」が、父の遺産「扇荘」という古アパートの管理者としての日常を描いた作品。 安い家賃の「扇荘」に居る変わった住人、起こる珍事件、母、そして年下の「彼?」の入居。 筆者の細やかな文章に引き込まれながら淡々と読み進めた。 「時子」が保母さんのように「扇荘」の住人の面倒を当たり前のようにみているのもいい。 ラストのふんわり温かい感じ、そしてホロリと涙が出る、そこがすごく良かった。 のんびりと穏やかな気持ちになれる、そんな本でした。 | ||||
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子供に何読んでるの?と聞かれて、アパートの大家さん兼管理人をしている人の小説と答えたら、そんなの何が面白いの?と言われました。それが、結構面白いんだな。淡々としていながら、ヒロインの気持ちがまっすぐこちらに伝わってくる、いい作品だと思いました。 | ||||
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前半は、扇荘の住人との間に起こる出来事、時子自身のこと、時子の母のことなどが中心だが、読んでいて退屈な面があった。だが後半は面白かった。扇荘のささやかな日常の中にも、さまざまな悩みや悲しみがある。それを思いやる時子の優しさが心にしみる。時子と有馬の恋愛もよかった。派手さはない。だからこそ読んでいて身近に感じられ、胸を打たれた。ラストでは涙がこぼれた。静かで、穏やかな感じの作品だった。 | ||||
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もともとラブストーリーと聞いていたのでどんなものかと思って読みました。主人公・時子は亡くなった父の残した「扇荘」という古いアパートの管理者。そして38歳でバツ2。「扇荘」は何十年も住んでいる古株や外国人、1・2ヶ月で出て行ってしまう人もあり・・・。そんなところで管理者として過ごしていた時子の前に彼が現れます。帚木蓬生さんのことは前から知っていましたがやはり細かい説明がちょっと読むのに疲れてしまいました。ラブストーリーとしては時子の意識が無いためにラストはカラッとあっという間に感じ、作品の半分以降は本当にのめりこんで読んでしまいました。のんびりとして少し涙したい人にお薦めしたい作品です。 | ||||
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