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閉鎖病棟
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閉鎖病棟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全109件 41~60 3/6ページ
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前に使用していたのが黄色く変色してしまって、レビューを見て購入しました。まだ購入したばかりなので変色はないのですか、かなり期待しています。 | ||||
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精神病による殺人という深い傷を負った主人公たちのドラマ。 そして、最後には再生が待っていた。 肉親の非道、酷薄に耐え、小さな事に感謝していたそのまっすぐな生きざまに感動しました。 | ||||
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最後の章は涙なしでは読めない。精神病院もまた社会の縮図だと改めて感じた。 | ||||
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全体的に暗い印象の物語ではあるが、 その中でも最後には光明が見出せる点で読む価値のある一冊。 人生について少し考えるきっかけになった。 | ||||
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偶さか図書館の平積み台で見つけた本書。ややホラー調の表紙と、未成年者の懐胎から物語は始まるが、内容は下世話なものではない。舞台となる精神病院を通しての人間賛歌ともいうべき好著。 とりわけクライマックスがいい。よんどころなく「科人(とがびと)」たる軛に自ら飛び込んだ一人の男性により救済された二人の男女。今度は証人として出廷したこの二人が、件の男性を救済しようと希望を懐くところで、物語は閉じる。そこに至るまでの各人の心の綾と、一抹の光明が灯るエンディングが素晴らしい。 本書は、たとえば「模倣犯」のような、細緻なエピソードの気の遠くなるような堆積による、圧倒的な迫力というものとは違う。愚直なまでの人間模様の積み重ねが深さと人間の真実、ほっとする清澄さをもたらす。根底にあるのは、覚醒剤中毒のどうにも始末の悪いヤクザ者にさえ、いまわの際に「救済」を与える、筆者の温かな眼差しだろう。蒸す日が続く中、一服の清涼剤であり、かつ、それだけに留まらない感銘を得た。 | ||||
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社会的に抹殺された人々の沈黙の出来事を代弁しているような作品でした。 | ||||
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さすが著者が精神科の医師だけあり、精神病院についてしっかりと書かれており、信頼できる。 冒頭に数人の登場人物の入院までの経緯が書かれており、中盤からその患者の共同生活で生まれる友情の話が続く。せつない部分もあり、一人ひとりの登場人物の心情が丁寧に描かれている。医師や看護師や家族とのやりとりも書かれている。絶望的な話になりそうなタイトルだが、せつなく優しい話になっている。 しかし、「閉鎖病棟」と言われるほど、閉鎖感がなく、患者はわりと自由に行動できている。確かに理不尽な不幸な内容があるものの、そこに精神疾患をもつ患者が強い差別を受けている印象がない。むしろ患者が引き起こした殺人事件を美化している傾向があり、殺された人間は完全に「悪者」となっているため、殺されても仕方がないような書き方になっているのが気になった。 | ||||
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誰が読んでもおもしろいとはいえないけれども、名作であるのは間違いない。 帚木氏の本を初めて読んだが、淡々と閉鎖病棟の日常を描き、その中の 狂気を明らかにしていく手法はすばらしい。 ネタバレ注意 ↓ ↓ ↓ ↓ 現役の医師が書く小説は往々にして今の医療行政に 物を申す場面が出てくるのだが こちらでは、チュウさんの退院に際して妹夫婦と 繰り広げられる話し合いのなかで、精神病患者のノーマライゼーションについてが さらっと語られ、嫌みな感じがしない。 この小説を読むまではきっと私も妹夫婦と同じ意見を持っていたと思われるが どうしてもチュウさん、荒川先生、看護主任に「がんばれ」って言いたくなる。 重宗のようなのが退院してくるのは困るけれども、病院にいても周りに迷惑を かける存在に対して、どうにもできないというのはやはり制度の不備だと思う。 とても心を揺り動かされ、忘れ得ぬ作品ではあるが、あまりに切なくて もう一度読む勇気がない。 | ||||
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「病的」「異常」・・数えられないほど様々な人に言われたけど、もう「異常」で「病的」でも気にならなくなりました。 自分の気持ちが穏やかであれば、激高して「おまえは異常だ」と罵ってくる医者や家族の方が気の毒です。 おすすめです。 | ||||
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最後まではらはらドキドキしながら一気に読みました。 中学生のときから心身ともに大きな傷を背負ってきた由紀、チュウさんと秀丸の手紙、いつの間にか涙が出てしまいました。 さすが現役の精神科医ですね、お医者さんならではの切り口、人間って素晴らしい。 帚木先生の次回作楽しみに待ってます。 | ||||
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商品のコンディションについては、ほぼ記載のとおりで満足のいくものでした。 | ||||
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もっとタイトルからして過酷な小説かと思いましたが 少し緩いかな? 確かに現在の治療環境とは違うんだと思います | ||||
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「ヒトラーの防具」http://www.amazon.co.jp/%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%AE%E9%98%B2%E5%85%B7%E3%80%88%E4%B8%8A%E3%80%89-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B8%9A%E6%9C%A8-%E8%93%AC%E7%94%9F/dp/4101288097/ref=sr_1_fkmr0_2?s=books&ie=UTF8&qid=1428246479&sr=1-2-fkmr0&keywords=%E7%B7%8F%E7%B5%B1%E3%81%AE%E9%98%B2%E5%85%B7がとても良かったので、著者の書籍を更に読んでみたいと思って手にしたのが本書です。まったく違ったテーマで人物設定も異なりますが、著者の小説家としての力量の大きさを感じさせられる著作です。精神病院が舞台で、けっして明るくワクワクするストーリーではありませんが、テーマには深い人間愛があり、ことにラストのパートでは涙腺が固い私でもジーンと来ました。著者は九州の精神科医でもあるので背景描写にも実感があり、恵まれない方々を主人公にして行く上では難しさがあったとは思いますが、みごとに調和させたと、著者の筆力に感心させられます。 | ||||
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あまり力も入らなくって、ドラマチックでもないけど、優しい文体がすごく気に入りました。 この本を読んでから、品切れになっていた彼の作品を3冊購入。今夢中で読んでいます。 | ||||
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過去に一度読んでいたが、その時は若かった為かあまり印象に残っていなかった。最近、何か本でも読もうと本棚見てて、あれこれどんな内容だったけと気になって再び読みなおしてみた。 題名から精神科のそれも閉鎖病棟の話しということで狂気じみた怖い話かと思ったが、読み終えてみてこれは全くそんな類の話ではなかった。とても暖かい話だった。 狂気は狂気であり、それゆえにあってはならない殺人なども犯してしまった人達も登場するが心の奥底にはぬぐいきれない後悔や情けなさを抱えており、だからこそ周りの人達のちょっとした優しさにも感謝したり出来る。 逆に自らは狂気にかかったことがないから、そういった人達を例え家族であれ簡単に見捨ててしまう人もいる。 家族に見捨てられた人達も、その寂しさを口に出さないが病院の誰かの家族の話に寂しさが爆発したりする。 そんな心に傷や大きな悲しみ、寂しさを抱える患者さん達が支え合い、寄りそい合ってみんなで生きている。そんな病棟である事件が・・・ 事件に対して主人公達の取った行動、そこに至る思いなどが明かされていく最後のほうは読んでいくうちに目頭が熱くなってくる。 二度読みを終えて、こんないい小説だったんだと改めて思った。是非じっくりと味わいながら読んでもらいたい一冊。 | ||||
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著者の医療現場を問う作品を順番に読んでいます。 現代のリアルな医療問題にいつも真っ向問いかけています。 | ||||
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初めて帚木さんの作品を読みましたが、本を読む手が止まりませんでした。 「閉鎖病棟」という言葉を聞いて、どういうイメージを持つか。 それは人それぞれです。しかし、この本を読めば、多くの人のイメージが変わるのではないでしょうか。 閉鎖病棟にいても、その人はその人である。患者であっても、たとえそれが閉鎖病棟の患者でも。 病人、病人でない、その境界線は非常に曖昧であるのに、簡単に差別されてしまう。 もはや、精神疾患を負った人を差別する「健常者」こそが、「病人」ではないのか。 「閉鎖病棟」。この言葉がどのような形であれ気になったのであれば、是非この本を読んでください。 涙が止まりません。 | ||||
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この本は確か10年ほど前に読んでいる。しかし、恥ずかしながら、今回が再読であるということを全く気付かないほど 前回読んだ時の記憶がないのだ。この物語の山場である、秀丸が重宗を殺す場面でさえ、殆ど記憶がない。といえば、 非常に駄作であるかのようだが、そうではない。精神を病み、それで家族殺しや、放火殺人など重罪を犯した人間が 入るいわゆる精神病院の人間模様。家族からも、世間からも見捨てられた人たちがそれでも人間らしく、お互いを 暖かい目で見ながら過ごす病院の中。あるものは退院を夢み、あるものは退院を恐れる。人間描写もうまいし、 なかなかの秀作である。 | ||||
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奇麗だった。奇麗だった。奇麗だった。奇麗だった。奇麗だった。奇麗だった。 | ||||
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世の中には、偉人という人はいるものである。どんな分野でも自分が正しいと信じられる道を持つ人は幸せである。 | ||||
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