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孤島の鬼



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孤島の鬼の評価: 4.47/5点 レビュー 176件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.47pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全154件 141~154 8/8ページ
No.14:
(4pt)

明と暗

”孤島の鬼”乱歩ワールドの代表的作品の一つ。恐ろしい中にも、ほっこりした、優しさや、愛情に、心洗われる。 前半のスローな展開から、中、後半えのスピーディな展開は、乱歩ファンには、たまらない。特に後半は、手に汗握るため、命綱を締めて、読んで頂きたい。”猟奇の果"乱歩、明智 小五郎ファンには、物足りないかも知れないが、当時の、出版事情を、考慮すれば、いたしかたない事かも。それでも、江戸川 乱歩氏は、最後まで、乱歩ワールドを創りつずけようとする。ゆっくり、じっくり、読んで欲しい作品である。
江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼 (光文社文庫)より
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No.13:
(5pt)

孤島の鬼

江戸川乱歩の長編小説の中で、これほど完成されたものは無いと言っていいほど、壮大なスケールと謎、グロテスクな物語だった。何度でも読み直してしまいたい!
江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼 (光文社文庫)より
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No.12:
(5pt)

こわいぞ

乱歩作品数あれど、長編としては、これが最高傑作。(中篇では「陰獣」)中でも、文中にでてくる手記は、これぞ乱歩の真骨頂と思わせる見事なでき。昭和初期を時代背景としているが、この作品、決して古くなることは無いと断言できます。本当に怖いです。これに比べたら、横溝正史のおどろどろしい世界がいかに陳腐かよくわかります。とりあえず、だまされたと思って読んでください。
孤島の鬼 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:孤島の鬼 (創元推理文庫)より
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No.11:
(4pt)

映像化不可能!

少年時代にポプラ社の少年探偵団シリーズを夢中で貪り読んで以来、江戸川乱歩は僕の中で特別な作家となった。いつか乱歩の全作品を読んでみたいと思っていた所に江戸川乱歩全集の刊行となり、この上なく嬉しい。「孤島の鬼」はその内容ゆえかポプラ社の少年向けのシリーズには収録されていなかったので今回初めて読んだ。名作の誉れ高い作品だけあって最高に面白かった。しかし怖すぎる・・・。この発想は怖すぎるよ・・・。近頃のホラー小説とは比較にならない。これは乱歩にしか書けないね。怖いだけでなく、密室トリックあり、同性愛あり、冒険活劇あり、これでもかというくらいサービスたっぷりで、読み終わった後「ごちそうさま」という感じ。これは内容のヤバさだけでなくあらゆる意味で映像化は不可能な作品でしょう!この面白さは活字でしか表現できない。読書の醍醐味を教えてくれる作品だ。全作品の中には色々な作品があるから資料的価値はあると思う。
江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼 (光文社文庫)より
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No.10:
(5pt)

最高のエンターテイメント

この間、私がこの『孤島の鬼』を読んでいるのを見た友達は、「江戸川乱歩って結構昔だから、漢字が多くて読みにくそう」と言いました。しかし確かに普段目にする文章に比べると漢字は多いかもしれませんが、これほど読みやすく工夫されてる文章は少ないのではないでしょうか。そして読者に全て推理させるのではなく、探偵役が推理する内容をいかに面白く読ませるか、という所にすごく気を遣っていると思います。現実と幻想の境界線に立っているような、不思議な感覚に襲われること間違いなし。ちなみに私は最初、この一冊だけを買ったのですが、あまりの面白さに全集シリーズの既刊分を一気に集めてしまいました。
江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼 (光文社文庫)より
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No.9:
(5pt)

なんど読み返してもすばらしい

江戸川乱歩には好きな作品はたくさんあるが№1はやはりこの「孤島の鬼」。エログロ猟奇殺人のジャンルとしてだけではない乱歩の文章力とドラマ性、人物の個性の描き方、どれをとっても一級品。悲しく、美しく、残酷でそして正しい。愛は美しく、高尚という夢をいつまでも色あせることなく見せてくれる。
江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼 (光文社文庫)より
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No.8:
(5pt)

いつ読んでも面白い

21世紀に入って最初の乱歩全集です。作品が発表順に収録され、解題によって古い版との相違が明記されており、学術的な価値もあるかと思います。「孤島の鬼」は乱歩の最高傑作との呼び声も高く、初回配本がこれなので、この作品から読む新しいファンが増えるかも知れません。またそれにより、この全集が時が経っても乱歩の新たなスタンダードになる可能性もあります。理屈はどうあれ、読めば分かる!
江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼 (光文社文庫)より
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No.7:
(5pt)

究極のエンターテイメント

こんなにドキドキした本は初めてでした。日本最強のエンターテイメント小説だと思います。乱歩の最高傑作でしょう。ピンク・フロイドの音楽をかけながら読んだら、最高でしたね^^お試しあれ。
孤島の鬼 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:孤島の鬼 (創元推理文庫)より
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No.6:
(5pt)

シャム双生児

私もこの作品、大好きです。しかもこのシャム双生児は別人同士を無理にくっつけたものでしたよね?奇想天外な発想は他の部分にもありますが、あまり書くと読んでいない方に悪いので。
孤島の鬼 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:孤島の鬼 (創元推理文庫)より
4488401015
No.5:
(5pt)

ひらがなミステリーの最高傑作!

 ミステリーであるがために詳細を記せないのが残念だが、本作品の中で重要な位置をしめている、動物並に扱われて育った双子の片割れが記す「ひらがなの手記」は、そのおどろおどろしい世界と相まって、読後何年も心から離れることはない。 教育を受ける機会を奪われた者の手による文章というのは、外国文学でもないことはないが(現代文学では「カラー・パープル」や「フォレスト・ガンプ」など)、ひらがなだけの文章でこれだけ脳天を射られるというのは、この作品をおいて他にはないだろう。 乱歩の最高傑作に推す。
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No.4:
(5pt)

乱歩好き垂涎、怪奇と悪趣味の世界の極み

婚約者初代を殺された主人公が、彼女にたくされた先祖の系図をもとに、奇妙で恐ろしい世界に入っていくことになります。たどりついたのは、闇のルートで手に入れた赤ん坊を人工的に奇形にし、曲馬団などに売り飛ばすという非人道的な商売をする夫婦が住んでいる島。そこに閉じこめられている、臀部を横で癒着されて人工的に造られた半身男・半身女の双子児の、女性のほうの半身が書いた悲しい手記もまた印象的です。どぎつい話のわりに、最後は急に健全な終わりかたになってますので、後味はさっぱりしています。
孤島の鬼 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:孤島の鬼 (江戸川乱歩文庫)より
4394301114
No.3:
(5pt)

乱歩、最初で最後の絢爛たる同性愛小説

 江戸川乱歩に同性愛趣味があったことは有名だが(それがどの程度のものであったかは実際には不明だが)、彼は自著にそれを反映させることはほとんどなかった。もちろん、少年探偵団シリーズの明智小五郎と小林少年、怪人二十面相にそれを見出す諸氏もおられるが。冗談はともかく、氏の最初にして最後の同性愛をメインに扱ったこの小説は、時代を経ているせいだろうか、とにかく美しい。主人公の蓑浦(*余談だが乱歩の小説にこの名前の登場人物は他にも多々見られる。何か思い入れのある名前なのか?)は婚約者の変死をきっかけに猟奇的な事件に巻き込まれていくが、それはこの小説の表面のストーリーでしかない。この小説のメインは主人公に長年片思いしている美青年、諸戸道雄の一途な献身ぶりだ。諸戸のちょっとした、しかし深い愛情表現の描写はファッションや遊びでゲイを扱っている作家に書けるようなものではない。繊細で綺麗なのに妙に生々しく、読んでいる人間に奇妙なこそばゆさを感じさせる。陰惨でグロテスクな題材をテーマにした小説にも関わらず、21世紀の今になっても愛読者が減らないのは、このうまく表現できない感覚のせいだと思われる。 後半、ストーリーはどんどん乱歩節が冴え渡り、これでもかとばかりにグロテスクな展開になるが、それを凌駕する諸戸道雄の純愛に現代の乙女たちは悩殺されてしまうのであろう。
孤島の鬼 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:孤島の鬼 (創元推理文庫)より
4488401015
No.2:
(5pt)

艶かしい怪しさのある乱歩唯一の同性愛小説

男色嗜好の江戸川乱歩の小説での唯一の同性愛もの。乱歩はなぜかこれより以後の小説では少年愛嗜好はあまり出てこないので非常に貴重である。一応ノーマル(自称)な主人公と彼を愛する絶世の美青年。しかし主人公は女しか愛さないため美青年は恋に破れる。そんな折主人公の恋人(女)が密室状態で殺される。主人公は嫉妬に駆られた美青年が殺したのではないかと疑いを持つ。
孤島の鬼 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:孤島の鬼 (創元推理文庫)より
4488401015
No.1:
(5pt)

怖いです

さすが江戸川乱歩。推理部門は前半以前で終わり、後は狂気の世界へ、そして禁断の世界へも。乱歩の代表作とも言われるのも納得。怪奇小説と呼んだほうがいいのかも。
孤島の鬼 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:孤島の鬼 (創元推理文庫)より
4488401015

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