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君よ憤怒の河を渉れ



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君よ憤怒の河を渉れの評価: 3.87/5点 レビュー 23件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.87pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

普通でした。

普通でした。
君よ憤怒の河を渉れ (徳間文庫 301-1)Amazon書評・レビュー:君よ憤怒の河を渉れ (徳間文庫 301-1)より
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No.5:
(3pt)

ダイハードが好きな人向きか

amazon primeで0円で読めたので購入。冤罪の疑いをかけられた検事が嵌めた連中を探し出していくストーリー。なんで俺がこんな目に遭わされなければならないのか、という経験は誰にでもあると思うが、そういう理不尽な自身の境遇を投影して読むと、おもしろく読めて良いと思う。個人的には元検事出身の弁護士としばらく一緒に仕事をしたことがあり、その時にその人に感じた”検事という人たちは頭がよくてストイックでかっこいいな”、というイメージを投影できたのでおもしろく読めました。
君よ憤怒の河を渉れ (徳間文庫 301-1)Amazon書評・レビュー:君よ憤怒の河を渉れ (徳間文庫 301-1)より
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No.4:
(3pt)

『君よ憤怒の河を渉れ』の原作自体のリメイクを求む!

大スター・高倉健が古巣である東映から独立して(フリーとなって)出演したサスペンスアクション映画『君よ憤怒の河を渉れ』〈1976、監督:佐藤純彌〉!

 中国でも文化大革命後に初めて公開された外国映画(原題『追捕』)として公開され、観客動員が8億人を超える大ヒットとなり、中国で高倉健を有名にした作品でもある(中国を代表する張芸謀(チャン・イーモウ)監督も本作に影響を受けて、後に高倉健主演で『単騎、千里を走る。』〈2005〉を撮影した)。
 本作のリメイク映画として作られたのが本日公開の映画『マンハント』〈監督:ジョン・ウー、主演:チャン・ハンユー、福山雅治〉だ。
 今回の映画化により20数年ぶりに読書に至った次第である。

 東京地検のエリート検事・杜丘冬人は、新宿駅の雑踏で突然、女性から強盗強姦犯人だと指弾される。濡れ衣を着せられたその日から地獄の逃亡生活が始まった。

 ある捜査において杜丘と対峙し、逃亡者となった杜丘を追いながら事件の真相を突き止めようとする警視庁捜査一課・矢村警部、命を救われた事から逃亡者である杜丘を手助けし、真相の追及に協力する北海道の広大な日高牧場の令嬢・遠波真由美、その父親で指名手配の杜丘を信じて逃亡に協力する地元の名士である日高牧場の経営者・遠波善紀、杜丘の上司で矢村とともに杜丘の行方を追う検察庁の伊藤守検事正、ある事件に疑惑を持たれたために杜丘を強盗強姦事件に仕立てた黒幕である厚生省の薬事局薬事課長・北島竜二、東邦製薬営業部長・酒井義広、城北病院院長・堂塔康竹、…など。

 分かりやすくいえば『逃亡者』的なお話であるが、東京~能登半島~千歳~北海道~東京~伊豆半島と大規模な広範囲での逃亡劇となっている。
 映画のイメージが強いので大まかなストーリーは本書を読んで思い出した。映画では、逃亡中なのにBGMがのどかでマヌケに聞こえる音楽だったのが印象的だったし、熊に襲われるシーンも映像的にチャチだったし(明らかに着ぐるみのような熊で五社英雄監督作『北の螢』と並ぶ日本映画のダメさを象徴する熊襲撃シーンだ)、遠波真由美役の中野良子さんと杜丘の濡れ場シーンは明らかに杜丘役の健さんが吹き替えっぽいし、ホテルの一室へ矢村警部が踏み込んだ時に真由美が隠れている杜丘を守るために裸になるシーンなど断片的におかしな(変な)場面が印象に残る作品だった。
 その他にも都内で警察に包囲網を張られた杜丘の逃亡を手助けするために真由美が大群の馬を走らせたり(裸のシーンとこのシーンは本書にもあるので見ものだ)、ツッコミどころの多い作品でもあるのだ。

 原作も映画とほぼ同じでラストの展開が違っていたのは意外だった。てっきりラストも原作と同じだと思っていた(映画では精神病院を○○○○病院と言葉にする時点でアウトなのだが…)。

 作者の趣味嗜好(もしくは得意分野)である動物、昆虫のある描写の件は専門的でものすごく細かいのだが、逃亡劇とかサスペンス的な描写は失礼ながら凡庸のような気がした。現在活躍されている作家の方がもっと面白く描けると思うので『マンハント』公開にあたって原作もリメイクしてもよいと思う。
君よ憤怒の河を渉れ (徳間文庫 301-1)Amazon書評・レビュー:君よ憤怒の河を渉れ (徳間文庫 301-1)より
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No.3:
(3pt)

まだ完成されていない頃の西村寿行の長編

巨匠・西村寿行の最高傑作長編と言われる作品の新装版。まだハードバイオレンスの西村寿行に羽化していない頃の作品であり、今ひとつ殻を打ち破っていない感がある。西村寿行は、この作中でヘリコプターを『ヘリコ』と書いていない。

東京地検の検事・杜丘冬人は強盗強姦事件の犯人と指弾され、さらには殺人事件の犯人の濡れ衣を着せられ、逃亡の旅路へと…

やはり、ハードバイオレンスの西村寿行の方が面白い。
君よ憤怒の河を渉れ (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:君よ憤怒の河を渉れ (徳間文庫)より
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No.2:
(3pt)

ハード・ロマンの誕生

 1975年発表、西村寿行の記念碑的出世作。
 新宿の雑踏で、東京地検のエリート検事・杜丘冬人は突然に見知らぬ女性から強盗強姦犯人だと指差される。もちろん杜丘は潔白の身であるが、彼は逃亡を図った。何者かが彼に罠をかけた。自分自身の手で真犯人を突き止める為、彼の必死の逃亡劇が始まった。さらには殺人者の容疑が掛けられながらも、北海道の山奥へと身を隠すが、警察の追跡網が迫ってくる。
       
 今でこそハード・サスペンス小説の大家として名高い西村寿行であるが、この作品は彼が初めて書き上げた冒険小説で、後に映画化された程のヒット作となった。西村は初めて冒険小説を書こうという気合は相当なもので、中央アルプスの山中にある山寺にひとり篭り書き上げたのだという。断定調の短いセンテンスの文体が特徴の西村寿行作品であるが、この頃はまだ確立しておらずにびっしりと多めの文章は読み応えがあると言うよりもちょっとまどろっこしい。冒険小説であるが殺人トリックにも重きを置いていて、最後の最後にトリックの真相が明かされる。ご都合主義的な展開も多々あり、西村寿行の初期作品としての青臭さが感じられる。
君よ憤怒の河を渉れ (徳間文庫 301-1)Amazon書評・レビュー:君よ憤怒の河を渉れ (徳間文庫 301-1)より
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No.1:
(3pt)

ハード・ロマンの誕生

1975年発表、西村寿行の記念碑的出世作。

 新宿の雑踏で、東京地検のエリート検事・杜丘冬人は突然に見知らぬ女性から強盗強姦犯人だと指差される。もちろん杜丘は潔白の身であるが、彼は逃亡を図った。何者かが彼に罠をかけた。自分自身の手で真犯人を突き止める為、彼の必死の逃亡劇が始まった。さらには殺人者の容疑が掛けられながらも、北海道の山奥へと身を隠すが、警察の追跡網が迫ってくる。

       

 今でこそハード・サスペンス小説の大家として名高い西村寿行であるが、この作品は彼が初めて書き上げた冒険小説で、後に映画化された程のヒット作となった。西村は初めて冒険小説を書こうという気合は相当なもので、中央アルプスの山中にある山寺にひとり篭り書き上げたのだという。断定調の短いセンテンスの文体が特徴の西村寿行作品であるが、この頃はまだ確立しておらずにびっしりと多めの文章は読み応えがあると言うよりもちょっとまどろっこしい。冒険小説であるが殺人トリックにも重きを置いていて、最後の最後にトリックの真相が明かされる。ご都合主義的な展開も多々あり、西村寿行の初期作品としての青臭さが感じられる。
君よ憤怒の河を渉れ (1980年) (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:君よ憤怒の河を渉れ (1980年) (徳間文庫)より
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