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(短編集)
ゴーレムの檻
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ゴーレムの檻の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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出版社を替えて再開の、三月宇佐見のお茶の会シリーズ第二作品集であります。 超時空遭遇体質は相変わらずの宇佐見博士なのですが、今回、論理を駆使して解明される真相の数々というのが・・・揃いも揃って地味なんです。とほほと脱力するような結論ばかりです。捨て推理の方がわくわくできるものまであったりして。 不可能状況に破綻のない説明がついてくれたらそれでよし、という方以外にはちょっとお勧めしかねます。 そんな中、巻末の「太陽殿のイシス」は密室状況からの脱出劇で、超常現象抜きの内容ながら出色のクオリティ。「見えない人、宇佐見風」も、オチの小ネタに思わずにやり。 | ||||
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かなり特殊な感覚?をもつ宇佐美博士が直面する不可思議な事件の数々を描く。なんというか、柄刀らしい意欲的な作品といえよう。見方をかえればトンデモ系である。 文庫カバーには本格推理小説などと書かれているが、これは決して本格ではないだろう。確かにミステリ的な舞台とか、本格に近い謎解きもかかれてはいるが、基本的に描かれている舞台は宇佐美博士の超常的意識に依存する話の展開がメインなので、ちょっと本格とは言い難い。 さてさて、超難攻不落の密室ものともいえる表題作は、なかなか衝撃の結末を迎える。密室ものとしてこの結末で良いのか、という議論は当然起きるだろう。もっとも柄刀はこの作品の他にもかなりエキセントリックは密室ものを書いているので、これもその流れの中、ともいえるかもしれない。 結局、本作品を楽しめるかどうかは、この不可思議な設定自体を楽しめるかどうかにかかっているのではないか。先行する作品群があるようだが、個人的には手が伸びない気がしている。 | ||||
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2005年にカッパノベルスとして出たものの文庫化。 「三月宇佐見のお茶の会」シリーズの第2作。 5編の中短編が収められている。 前作と同じく、不可思議で可変的な世界を舞台に、得体の知れない密室殺人が続発する。その不可能っぷりは実に魅力的。しかし、トリックや結末には不満が残る。謎そのものに比べて、ちょっと拍子抜けというか。 | ||||
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星空の旅、パラレルワールドと、空間的広がりを見せたのが前作の「アリア系銀河鉄道」ならば、今回は、シュレーディンガーの猫など、精神的広がりを中心にしています。なので、いまいち大きなトリックが好きな私としては、星三つの評価です。しかも、私、宇佐見先生好きなんです!どうして×××してしまうの! | ||||
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