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悪魔の手毬唄
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【この小説が収録されている参考書籍】
悪魔の手毬唄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 21~40 2/4ページ
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この作品に初めて接する方々のために、ネタバレの無いようにレビューしますが、とにかくこの犯罪の動機がエグ過ぎます。 原作はもちろん、東宝映画やTVドラマ映像を観る度に感情移入し、涙腺が刺激されてしまいます。 文庫本は500ページ近くありますが、あっという間に読了すること請け合いです。 オススメ。 | ||||
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この作品の初出は、1976年富士見書房(現KADOKAWA)WILD COMICS版。 それが何ゆえか講談社から2001年に復刻されているようである。 原作(横溝正史)から入った人は、その違和感に戸惑うことだろう。 「リリスって何じゃ?」「手毬唄違うし?」「桝屋とか屋号は?」「これが金田一さん?」等々・・・。 コミカライズする場合に、多少の脚色というかアレンジはあると思うが、 ここまで大胆に設定を変えている例はまれではなかろうか? 違和感は相当あるものの、総合的には面白かったのでこの評価とした。 | ||||
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※削除申請(1件)
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タイトルは同じですが商品写真とは違うカバーの本が届きました!最悪です | ||||
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題名通り地方の「手鞠唄」(作者の自作)に沿って連続殺人が起きるという作品。私は鮎川哲也氏と共に戦中・戦後の日本の本格ミステリの牙城を守った作者の功績を高く評価しているものの、個々の作品は評価していない。本作も作者の欠点が詰まった駄作である。 まず、初老の男が精力付けの"どじょう"を食べるシーンから始まり、謎の老婆がある決意を固めて村に入るシーンが続くという雰囲気創りから始まる。そして、村の三美人が「手鞠唄」に沿って殺されるという展開。しかし、動機を軽視するのが作者の常とは言え、本作における動機は、「本陣殺人事件」と並んでバカバカしいという他はない。こんな動機の犯人を当てられる筈はない(雰囲気で分かるが)。また、犯人の意図が完遂しても何も残らないというお粗末さ。読者は作者が常識に従って執筆していると思っているのに、非常識な事を書いてはイカンでしょう。「手鞠唄」に沿って連続殺人が起きるという大枠を先に決めて、後から細部を当て嵌めようとした事がミエミエの作品。このため、内容がボロボロになってしまっている。 「獄門島」、「犬神家の一族」でもそうだが、オドロオドロしい舞台創りだけ凝って、肝心の推理の部分はスカスカという作者の悪癖が露呈した駄作。「私はヴァン・ダインの様(「僧正」の事だろう)な見立て殺人は嫌い」と述べながら、本作を含め多くの「見立て殺人」ものを執筆している言行不一致にも呆れる。 | ||||
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横溝正史先生の作品に惹かれ,角川文庫さんの「金田一耕助ファイル」を順番に読んでいます.今回で12冊目になります. 時間軸として,過去に鬼首村で起きた殺人事件が貫き,空間軸として,現在その村に住む人たちの人間模様が広がる.いつものことながら,この縦軸と横軸の交わりがお見事で!私は最後まで犯人が分かりませんでした.なので最後まで楽しめました. ただ時間軸が短く空間軸が広いため,過去の殺人事件の際に登場した人物が数多く存命しており,そこに新たなる登場人物が乗っかってきます.一気に読破する方は問題ないと思いますが,私のように数冊の本を並行して読み,結果として一冊読み切るのに時間がかかってしまうタイプにとっては,人物相関図を作りながら読まないと,途中で誰が誰だか分からなくなってしまうと思います. 長編小説ですし,そういった手間も楽しむつもりで手にすれば,むしろゆっくりと探偵気分が味わえると思います. | ||||
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「悪魔」「手毬唄」の二語をとるとオカルトチックな民族物語に見えるが、内実は重厚に計算し尽くされた本格推理小説である。 本作の見所は大きくわけて三つ。 第一に、きわめてリアルな心情描写。 実の旦那に浮気をされて身篭った娘たちが別品と評判になる中、肝心の自分の娘は赤痣によって敬遠されている。その事実に自尊心を傷つけられた「亀の湯」のおかみ、リカ。彼女はこの復讐として次々と若い女たちを手にかけていく。 一見すると、三人もの娘を殺害したシリアルキラーそのものだが、その裏には村全体を巻きこんだ壮絶なドラマが隠されている。この作品はその内実を少しずつ明かしながら進んでいくのだが、これがとにかく「うまい」のだ。だから、飽きずにぐいぐい読み進めることができる。 第二に、多くの人物が見事に織りなすドロドロな人間関係。 横溝正史さんの作品を読むのはこれが初めてなのだが、本作を手にとって第一に感じたことは「登場人物多すぎだろう!」ということだ。相関図でも作らないと頭がパンクしそうになる。 それでも、この作品の持つおどろおどろしい面白さには敵わない。綿密に練られたストーリーと複雑な人間関係は、紐解いていくだけでも面白く、終わりごろには人物の相関もすらすら読み解けるようになっている。他でもない、横溝さんの技量がなせる技だ。 そして第三に、小気味いい台詞回し。 鬼首村という村落を題材としているため、台詞のほとんどにかなりの訛りがある。普通の場合、訛りはたんなる阻害物でしかないのだが、この作品ではむしろいいスパイスになっていて、村落の疎外感とか尋常ならざる雰囲気とかを華麗に演出している。なにより独特で面白い。 もう一度読み返してみたいと思える、とても情熱的な作品だった。 | ||||
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「手毬唄」という予告状(=犯罪計画書)があるにもかかわらず、犯人逮捕どころかその犯罪さえ未然に防げない「名探偵」の無能ぶり炸裂なのは、横溝文学においてこの作品に限ったことではないが、あまりにリアリティーがないと感じるのも私だけではないだろう。(「警部」が無能で、探偵が有能とという構図なら、探偵小説の定番として許容範囲だが) ただ数多くある横溝作品の中でも、トリックや背景などの設定は最高によく描けているし、なにより醜い痣を持つ「里子」が、実に美しく描かれているのには感服する。心が天使的だという意味だけでなく、痣込みで 世にも美しい容姿なんだろうなと、読者σ(^_^)に確信させてしまう筆力には、ただただ感服。 実はさほど横溝ファンではない私だが、この作品だけは 中学時代に読んで以来、古本屋に流れることなくずうっと本棚最前列に存在している。 | ||||
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横溝正史は個々のキャラクター描き方がすごく上手いと思う。その中でも酔っ払いの描き方が個人的にツボ。断トツで良い!辰蔵の言動が面白すぎて思わず吹いてしまった。辰蔵だけでも一読の価値あり(笑) | ||||
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楽しく読めました。 原作の面白さを堪能します!映像を想像しながら楽しめます。 | ||||
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岡山県警の磯川警部と金田一との友情が感じられる。 手毬唄と殺人との関係から『獄門島』を思い起こさせるが、出来は『獄門島』には及ばないと思う。 気になるには、「プロローグ」と「エピローグ」の語り手が、「プロローグ」では「私」となっているが「エピローグ」では「わたし」となっていることである。明らかに異なる2人の語り手がいることになる。「エピローグ」の「わたし」は誰なのかが分かるようになっているが、では「プロローグ」の「私」は誰なのか? | ||||
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金田一耕助シリーズでは獄門島と並び最高傑作です。 枡屋・秤屋と言う二つの名家、金田一作品のよくあるシチュエーションにして、最もイメージがある構成なのは本作であると思います。 | ||||
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ストーリーは原作本とは異なる箇所が多く、この作品を知らない人が後で原作本を読むと、その違いに驚くかも知れない。 | ||||
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市川崑版の映画をみる機会があったので、懐かしくなって原作も再読した。 金田一先生は相変わらずいいキャラクターだ。内容も古い作品であることを意識せずに楽しめる。 以下ネタばれ 改めて読みなおしても、恩田(に扮した某人物)のやったことがひどいな。そりゃ事件もおきるわ…。 | ||||
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横溝正史シリーズは、やっぱりこの人が描いてる作品が一番好きです! 他の作品も絶版になってて手に入らないものがあるのが残念。 | ||||
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映画は見てませんが、登場人物が30人位出てきて家系も複雑なので読み進めるにつれわけがわからなくなります。犯人の動線も地理がわかりずらくピンとこないので推理が楽しくないです。自分の頭が悪いだけかもしれませんが、推理のじゃまをしない程度の簡単な相関図と家の地図を掲載してくれたらよかったのに。。映画を先に見ている人はイメージが頭にストンと入ってくるのかと思いますが文字だけだと厳しかったです。これらを理解していればおもしろい作品になると思います。 | ||||
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本書も何度も映画化やテレビドラマ化されていて評判が高いですが一読した限りではそれほど完成度が高いとは思えませんでした。毎度おなじみの終盤での事件の種明かしは説得力がありさすが安定の横溝節だなと感心しました。しかしそこの至るストーリー構成があまりに冗漫緩慢でとても500頁近い分量が必要な長篇小説とは思いませんでした。せいぜいその半分くらいで十分でしょう。金田一耕助が温泉に常宿しているせいか毎晩飲食をたのしみながらの事件の解明でなんだかのんびりのんきな雰囲気が常に漂っていて違和感がありました。ラストの事件の真相の発表のときも金田一耕助は気持ちよげにビールを飲んでましたね。横溝先生が本書を発表したのは55歳のころで作家としてまだまだ老け込む年齢ではないはずですが本書以降際立った作品を輩出しなかったところを見るとさすがの大作家もその才能が衰え枯渇していたのかもしれません。 | ||||
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ボクは映画が先!・・・しかも何度観たかわからないほど何度も観た(今でも観る) ほど大好きな映画!・・・市川崑監督の金田一作品の中で最も好きな映画です。 こうなってしまうと、実は(今さら)原作を読めないというか、読んではいけない ような気になってしまい何十年も経ってしまいました。 でも、どうしてもこれを読んでないのは片手落ちのような気がしてついに・・・ 読んでも、読んでも、映画のキャストの顔が浮かんできて、映画との差に戸惑いを 感じてしまいました。 正直、先に原作を読むべきでしたね。原作を先に読んでいて「あの映画」を観たら どんなことになっていたのだろう?・・・と今更考えてもどうしようもないことを 考えています。(笑) この小説が書かれた時代を考えれば、恐ろしいほどの出来栄えですが、好きすぎる 映画が小説の邪魔をした感じです。青池リカを映画ではあの肉付けをしたところが 市川崑の勝利(映画としての勝利)だと思います。 | ||||
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見立て殺人を扱った古典的名作。この作品は何度も繰り返し読むべき傑作だと思う | ||||
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この作品を読むのは今回で3回目だが、今回読んで感心したのは、約20年前の殺人事件の真相が連続殺人事件の動機に直結していること。 金田一耕助が峠で老婆とすれちがう場面など、サスペンス性は最高。 手毬唄に合わせた見立て殺人も印象的。 作者の作品は複雑な人間関係を構築したうえで、表面に現れていない人間関係の謎を解くのが主眼の作品が多いが、本作品はその真骨頂とも言うべき作品。真相で明かされる驚くべき人間のつながりは読者には予測困難。 一方で、人間関係が複雑すぎて、互いの関係を追いかけるだけでも大変。また、連続殺人事件の犯人の特定に地理的な条件が取り上げられるのだが、文章を読んでいるだけでは周辺の地理的関係がわかりにくいのが難点。登場人物一覧表と付近見取り図があれば良かったと思う。 よく言われる金田一耕助の犯行阻止率の低さの観点からみると、せめて最後の殺人だけでも阻止すべきだった。 | ||||
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○なぜかトップレスの三人組が登場。 ○老婆に変装した金田一が霊だと名乗る(笑) 昔テレビで見た同じ作品とは(かなり)違うけど 笑いたい人にはオススメ! | ||||
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