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悪魔の手毬唄



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悪魔の手毬唄の評価: 6.80/10点 レビュー 5件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.80pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(6pt)

悪魔の手毬唄の感想

 
 岡山と兵庫の県境にある陋村・鬼首村。 休暇ついでにその地を訪れた金田一耕助は二十年前の不審死と故郷に錦を飾る人気歌手の存在を知る。 程々に余暇を過ごす金田一の前に現れる既に死亡していた怪老婆、そして放蕩老人の失踪。 やがて始まる連続殺人は奇妙な装飾が施されていて・・・、村に伝わる手毬唄の存在が知れた時金田一に戦慄走る。

 映画の方を先に見てて、悲しすぎるだろこの物語って少年ながらに思いましたね。 改めて原作を読んでみると金田一と旧知の礒川警部の存在が楽しく小気味よい。 いやぁ既存の伝承を使う使わないで問答する時代の話ですからねぇ、手毬唄、数え歌の古典としては十分なのではないでしょうか。 個人的には犬神家や八墓村のように大団円の章で終わるような話の方が好き。 ★は6つ。
 

 

 

りーり
9EDFH0HC
No.4:
(7pt)

悪魔の手毬唄の感想

犬神家や悪魔が来りて〜で味わえた“毒と華”のある鮮烈さを期待して読んだのですが、ちょっと違いました。封建的で閉鎖的な山村で起こる猟奇的な連続殺人というシチュエーションは好みでしたが、どこか牧歌的な感じが漂っているような…。登場人物は多いのですが、癖のあるキャラクターがおらず、好人物ばかりなのが原因でしょう。しかしながら、あいにく『獄門島』の方を読んでいないので何とも言えませんが、敢えてドロドロした動機を軽めのタッチで料理する狙いがあったのかもしれません。それでも、20年前の事件から現在の事件までの金田一耕助の見事な推理は素晴らしい。憶測とは言いながらも論理的かつ合理的で、スカッとした読後でした。

カミーテル
MCFS6K6O
No.3:
(5pt)

獄門島の二番煎じ感がありました。

獄門島、八つ墓村、犬神家の金田一シリーズ御三家(勝手に私がそう呼んでいるだけ)に次ぐ評価と知名度を得ている作品ですが、個人的にはやっぱその三作には劣るな、という感想でした。

まず封建的な村で見立て殺人で娘が殺されていくという大筋が獄門島の焼き直しっぽい感じがしました。終盤の山狩りで男衆がいなくなった瞬間に残った娘が狙われるって展開も既視感ありましたし。
実際作中でも何度も「獄門島を思い出す」みたいなことを言われてますし、横溝御代は確信犯的に、獄門島でやりきれなかった部分のある「見立て殺人もの」を改めてやりたかったんでしょうかね。
ただその結果は獄門島を冗長にしたけれどスケール的には逆にこじんまりになってしまった作品という印象です。
肝心の見立てとなっている手毬唄もマザーグースのように実在するものでもなければ、そこまで個性的でもないので、あんまり意味も効果も感じませんでした。

登場人物がかなり多いのですが、八つ墓村や犬神家ほど人物に強烈な個性がないので、メモでも取っておかないと誰が誰だかよくわからなくなります。
あと、これは雰囲気にも一役買っているかと思うので、必ずしも悪いとも言いきれないのですが、村の人々の言葉遣いが古くて、かなり読み辛かったです。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.2:
(7pt)

ドロドロ感がたまりません

昭和の田舎風景が印象的でした。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:
(9pt)

悪魔の手毬唄の感想

昔の映画もこないだやったドラマも共に良かったですが、やはり原作が一番!緻密な論理と不気味な手毬唄殺人に酔いしれます!

ジャム
RXFFIEA1

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