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青銅の魔人
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【この小説が収録されている参考書籍】
青銅の魔人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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戦前の作品でも、『妖虫』に巨大なブリキの蠍が登場したことはあったが、二十面相の得意な変装がバージョンアップして、人外のものへ変装(コスプレ)した最初の作品w 前作の『大金塊』は、探偵小説が書き難くなってきた昭和14年の連載だったこともあり、二十面相も登場せず、宝探しの冒険小説の面が前に出た作品であったが、ズタボロの敗戦から四年目、少年探偵団シリーズの満を持した?再開は、掲載誌を戦前の“講談社”『少年倶楽部』から光文社『少年』に移して、怪人二十面相も明確に変装能力を爆上げで再登場。 所詮着ぐるみだというのはネタバレでもないと思うが、四つん這いになって、歯車音とともに、すごい速度で走り去るというのは……w このあたりの方向性は、乱歩の独断か、編集者との打ち合わせの結果か? すわそんなロボコンみたいな装備を開発したのなら、そっちに特化すれば、今ではトヨタ以上の大企業に――なんて思ったのが間違いだった。 機械音は適当な録音で、四つん這いは不思議さの演出。 すごい速度に関しては、なんと二十面相の高い運動能力のおかげだったww【注1】 それに対する少年探偵団と言えば、本作ではオリジナルメンバーは小林団長以外は登場せず、「パン屋町のごろつき隊」ならぬちんぴら別動隊が登場。明らかに戦争で身寄りのなくなったという背景だが、隊長(副団長)のノッポの松は、明智に敬語を使っていた。 これ以降、二十面相の癖になってしまうコスプレが失笑のもとになってしまい、その印象しかなかったが、二十面相が誰に化けているかというフーダニットについては、これもその時代だからという大胆なもので、なるほどあざやか?である。 元々著者の作品は、長篇でも200頁前後の長さしかないが、本作は独自計算の頁数で136頁と、中篇と称したほうがよさそうな短さで、暇つぶしに読んでもすぐに読み終わる。 【注1】その個所を読み返してみると、「すごい速度」の明言はなかった。ただし、そう思わせるように、「その走る早さ(ママ)というものは。」と体言止めされている。確信犯? | ||||
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戦前の作品でも、『妖虫』に巨大なブリキの蠍が登場したことはあったが、二十面相の得意な変装がバージョンアップして、人外のものへ変装(コスプレ)した最初の作品w 前作の『大金塊』は、探偵小説が書き難くなってきた昭和14年の連載だったこともあり、二十面相も登場せず、宝探しの冒険小説の面が前に出た作品であったが、ズタボロの敗戦から四年目、少年探偵団シリーズの満を持した?再開には、怪人二十面相も明確に変装能力を爆上げで再登場。 このあたりの方向性は、乱歩の独断か、編集者との打ち合わせの結果か? 所詮着ぐるみだというのはネタバレでもないと思うが、四つん這いになって、歯車音とともに、すごい速度で走り去るというのは……。 すわそんなロボコンみたいな装備を開発したのなら、そっちに特化すれば、今ではトヨタ以上の大企業に――なんて思ったのが間違いだった。 機械音は適当な録音で、四つん這いは不思議さの演出。 すごい速度に関しては、なんと二十面相の高い運動能力のおかげだった……。 それに対する少年探偵団と言えば、本作ではオリジナルメンバーは小林団長以外は登場せず、「パン屋町のごろつき隊」ならぬちんぴら別動隊が登場。明らかに戦争で身寄りのなくなったという背景だが、隊長(副団長)のノッポの松は、明智に敬語を使っていた。 これ以降、二十面相の癖になってしまうコスプレが失笑のもとになってしまい、その印象しかなかったが、二十面相が誰に化けているかというフーダニットについては、これもその時代だからという大胆なもので、なるほどあざやか?である。 元々著者の作品は、長篇でも200頁前後の長さしかないが、本作は独自計算の頁数で136頁と、中篇と称したほうがよさそうな短さで、暇つぶしに読んでもすぐに読み終わる。 | ||||
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子供の頃を思い出して読めたから評価すべきなのか、 子供向きとは言え、これではあまりだと評価すべきなのか。 なつかしかった。今の子供は万が一これを読んだらどう思うのだろうか。 | ||||
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この「少年探偵」シリーズは、正直怖いですね~・・・でもとても楽しくて、青銅の魔人は私のお気に入りベスト5には入ってます!!子供向けの本だけど大人の方も楽しめると思います。 | ||||
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