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クドリャフカの順番
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クドリャフカの順番の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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2020年99冊目/11月5冊目/『クドリャフカの順番』(角川文庫)/米澤 穂信/P.400/2008年/★3.3 #読了 #読了2020 とうとう『氷菓』の発端にもなった学園祭である”カンヤ祭”が始まる。古典部は『氷菓』を販売するのだが、そこで事件が。事件は解決するのだが(若干理解力が必要な気がする)、経緯が何とも賑やかな光景が瞼に浮かんできて面白い。p.371「あなたですよ。xxx先輩」(ネタバレになるので伏字)というセリフには、なぜか鳥肌が立った。折木奉太郎も探偵然としてきた。そして、姉の折木供恵が今後、どういう立ち回りをするのか(個人的には『ビブリア古書堂の事件手帖』のようなシナリオを予想しているのだが)、私、気になります! | ||||
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だんだん盛り上がっていく古典部シリーズ。 作りすぎたけど売り切りたい・・・。 何が起きてるの?面白そう・・・。 文化祭の中で、各人が役割を果たしつつも 絡まった糸がほぐれていくように・・・・。 後は読んでのお楽しみ。星三つは少し点数が辛いかも。 | ||||
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今回はこれまでと趣向を変えて、キャラクターごとに物語の視点が変わるかたちで進んでいる。新鮮といえば新鮮だが、正直成功しているとは言い難い。4人それぞれに特徴があり、向き不向きもある。その観点で言うと、一人称視点としてふさわしいキャラクターばかりではないのだから、変なことをせずに普通にすれば良かったと思う。 | ||||
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学園祭で起こる小事件とそれを解決して刷りすぎた文集を売ろうとする古典部員、という構図は大変面白くコーヒー大好きな私としてはそれこそコーヒーを用意してじっくり腰を据えて読みたいと思う小説です。 全体構想、織り込まれる人間像、無理なく収束する複雑な伏線と大局的にはよくできた作品です。 ただしある肝心な手掛かりとなるものを何の脈略もなく突如現れた奉太郎のお姉さんが偶然奉太郎に手渡すというのはあまりに無理筋で大減点。せめて摩耶花が置き忘れたものを奉太郎が拾うくらいに収めてもらいたかった。 ここからは古典部シリーズ全般に言えることですが、あのある意味スーパーなお姉さんの作中での遣い方には気をつけて欲しいというか正直登場して欲しくないです。奉太郎のお姉さんが登場すると「超自然的な力で全てが解決」みたいな感じになってミステリもなにもあったものではありません。作中で適切に情報を持ち出す役割は里志が負っているはずで、それで古典部4人の役割分担が調和して成り立っています。奉太郎のお姉さんは余計な存在としか思えないのですが...他の読者の方はどう感じておられるのでしょうか? | ||||
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文化祭において奇妙な連続盗難事件が生じる。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲―。一見、繋がりの見えないものの背景にある関連性とは…。伏線が多くしかれており、回収するのにも一苦労です。犯人が本当に伝えたかった事とは…。 「絶望的な差からは、期待が生まれる。だけどその期待にまるで応えてもらえないとしたら、行きつく先は失望だ。」 | ||||
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2005年に出た単行本『クドリャフカの順番−「十文字」事件』の文庫化。 『氷菓』、『愚者のエンドロール』に続く、古典部シリーズの第三弾。 相変わらずのメンバーが活躍する。多視点からの語りになっているので、それぞれのキャラクターのファンには嬉しいつくり。ちなみにシリーズ順に読んできた方が良いだろう。 今回は文化祭が舞台になっている。クイズ大会や料理対決など、文化祭らしいネタも満載で、読んでいるうちに高校時代が懐かしく思い出された。文化系クラブにまつわる細かいギャグが楽しい。 ミステリとしては、いつもどおり。普通のミステリとは違う部分を「謎」として持ってきている。そこのオリジナリティは認めなければならないと思う。しかし、ちょっと拍子抜けというか、そんな大げさなというか。 なんだか抜けきらない作家だ。 | ||||
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