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花窗玻璃 シャガールの黙示
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花窗玻璃 シャガールの黙示の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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力作であり、才筆である。ベアトリーチェ・チェンチの肖像の解釈など、該博な美術知識は、ガイド本なら高く評価される。しかし、探偵小説と見た場合、同じくフランスを舞台に日本人探偵が活躍する矢吹駆シリーズと比較すると、大きな落差を感じる。矢吹の衒学趣味には哲学があって、読者を思考させるが、本作の神泉寺の言葉は、ただ知識を供するだけである。漢字への拘りや伏線の多用など、趣きは、昭和初期の「新青年」に似る。筆者の多才は認めつつも、現代の推理小説の水準からすれば、趣味的な習作という印象を免れず、maisに続くのは、残念ながらrien(何ものでもなかった。)である。 | ||||
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