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花窗玻璃 シャガールの黙示



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花窗玻璃 シャガールの黙示の評価: 4.20/5点 レビュー 10件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

何ものかではあり得た(Presque qc,mais )

力作であり、才筆である。ベアトリーチェ・チェンチの肖像の解釈など、該博な美術知識は、ガイド本なら高く評価される。しかし、探偵小説と見た場合、同じくフランスを舞台に日本人探偵が活躍する矢吹駆シリーズと比較すると、大きな落差を感じる。矢吹の衒学趣味には哲学があって、読者を思考させるが、本作の神泉寺の言葉は、ただ知識を供するだけである。漢字への拘りや伏線の多用など、趣きは、昭和初期の「新青年」に似る。筆者の多才は認めつつも、現代の推理小説の水準からすれば、趣味的な習作という印象を免れず、maisに続くのは、残念ながらrien(何ものでもなかった。)である。
花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)より
4061826719

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