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夜のピクニック
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夜のピクニックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全414件 141~160 8/21ページ
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歩行祭という途方もない距離を歩く、ただただ苦痛なはずなのに何かが生徒を惹きつける。 体は汗まみれ、足は自分のものじゃないみたいに固く苦しいけど それ以上の価値が歩行祭の中ではあった。 高校生ならではの友情と愛情 全力で人間関係に向き合うという事の大切さ。 なんだか高校生に戻ってもっと青春しておけばよかったと思いました! 久々に出会った素晴らしい本です! | ||||
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読書感想文を書くために借りました。 最初は正直読んでてあまり面白さを感じませんでした。ですが終盤まで行くと徐々に展開が気になり始めどんどん読み進めたくなりました。一番のお気に入りとは言えませんがそれぞれの登場人物の心情が綺麗に表現されているいい作品だと思いました。 | ||||
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ほのぼのして、かといって内容が薄くなく、さすがの内容です。若いっていいな~て思えるものです。 | ||||
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等身大の高校生が読むより、社会人になってから読んだほうが何倍も面白い一冊だと思います。 私自身がそうでした。 高校生の時、購入し読破。 面白いとも、退屈でもない感想を抱きました。 それから読み返す事もなく、本棚の肥やしとなっていたのですが、久々に開くと一気に引き込まれて最後まで読んでしまいました。 キュッと胸の奥が締め付けられるような、懐かしさ。その時にしか感じることのない空気感を思い出しました。 箸休めと言って良いのかわかりませんが、本と本の合間に肩の力を抜いて読める、私にとって最高の一冊です。 | ||||
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映画を先に見て、特別 盛り上がりもなく淡々と進んでいくお話に?と 感じたものですが、恩田さんの作品の中ではよくまとまっていて 読みやすいお話です。 延々と描かれる歩行祭でのしんどいエピソード、休んで楽になった描写 もういいよ・・と思のですが人生とはそんなことの繰り返しだった。 心の奥深い所で何かを感じさせてくれます | ||||
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この本を高校生か大学生の時に読んで、中学時代を思い出しました。複雑で、でもまっすぐな心は思春期の特権なのだなぁと思いました。今は懐かしくなってしまうので入り込めませんが、是非思春期~青春を過ごしている皆さんに読んでもらいたい本です。 | ||||
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何度も読みたくなる小説です。 実際、僕は5回は読みました。 「学生時代に戻してくれる」とは 少し違うのだけど、 まるで主人公たちと一緒に歩いているような感覚になります。 だけど、読みながらも 「青春時代に戻ることはできない」と 感じている自分を意識もしてしまうんです。 だから「儚い」に近いのかな。 現実から少し離れて、儚い気分に浸りたい時、 この小説を読みたくなるんです。 | ||||
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青春小説を観ると昔の自分に照らし合わせて考えて胸が苦しくなり、 その後に自分はもう青春が過ぎてしまったんだとついついネガティブになりがちな 私(高校は8年前に卒業)ですが、この本は全くそんな気持ちを 起こさずすっきりと読むことができました。 なんだか融は昔の自分に似ているし(女子に奥手なとことか、冷めてるとことか) 貴子はクールだけど実はすごいかわいい女の子で みんな応援したくなりました。言いたいことは今のうちに言っとけ!みたいな笑 いつか自分に子供ができたら高校入学前くらいに読ませたいです。 | ||||
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恩田陸作品なのにスッと読めました。他の作品は考えながら読む事が多いので いっきに読めお勧めです。 | ||||
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青春時代の何とも言えないキラキラした気持ちがこみあげてきます。 私の周りも、この作品が好きな人多いです。 | ||||
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高校生活の一遍がうかがえて楽しかった。異母兄弟が同じクラスとほとんどありえない設定でありながら、それを軸に高校生の思いが伝わってきた。 | ||||
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僕が初めて、この本を読んだのは 学校の読書感想文候補として挙げられてた高2の時でした しかしながら、その時の感想は 『なんでこんな退屈な本が面白いわけ?』といったもので 結局は、違う本で感想文を書き直してしまったものです が、大学2年になった現在 改めてこの本を読み返してみると 当時とは違った感情を抱くことができました、それは 『郷愁感(ノスタルジア)』 まぁ恩田陸といえば"ノスタルジアの魔術師"と呼ばれる程なので それは欠かせないワードになると思うのですが ぜひ、高校を卒業した人 学園生活を送っている最中の、様々な葛藤から抜け出した現在 なんだかそんな青春までもが、煌めく想い出となって甦る人 そんな人達に読んでもらいたい!! もしかしたら学生にはまだ、この小説の良さが分からないかも 汗 恩田陸独特のミステリー要素も、所々に散りばめられてはいるものの 案外呆気なく解決したりと、ひたすら淡々とした小説になっています しかしながら、その『淡々と』具合が心地好いのです 少しばかり美しすぎる気もしますが 案外、想い出って美しいものじゃないかなぁ? 苦い過去をも、もう許せてしまったって感じ?笑 | ||||
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学生にオススメの本。内容は、高校生位までなら共感できると思う。大人は、ちょっと気持ちが入らなくて退屈かも。私の場合も内容はピンとこなかった。が、この一文は胸に染みた。 「なぜ振り返った時には一瞬なのだろう。あの歳月が、本当に一分一秒毎に全て連続していたなんて、どうして信じられるのだろうか、と。」 | ||||
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『いつのまにか、思春期に戻り自分も夜通し歩いていた。』素直にそう感じた。清々しい物語。 読後思わずにいられないのが、大人になり過ぎ行く時の中で忘れていた、あの頃の気持ち。良いことばかりじゃなくて苦しくもがいていたあの時代。もうあの時代に戻れないという現実があるからこそ、小説の中の主人公達がとてつもなく輝いてみえるのかも知れない。あの頃感じていた気持ちを十数年経って、羨望の眼差しで見ている自分がいた。不思議とかなしいわけではなく、かつて自分もそういう時があって、確かにそこに居たということを再確認できた。 明日、また頑張ろうと思う。 | ||||
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多部ちゃん主演の映画もDVDで2回見たし、大好きなんですよね、この話。自分は走る方だけど、星空とか、日の出とかを感じながら走るのって、不思議な気持ちになれる。それをクラスメートや仲の良い友達と、なんて、うちの高校も歩行祭があったらよかったのに。 | ||||
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素晴らしい高校生を描いた作品に感動しました。他にも記しましたが恩田さんはホラーもの的な作品がありますがホラーでない方がいい作品がもっと増えると思っています。 | ||||
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わたしたちは、島をぐるりと回る夜間行軍をしました。在学するほとんどの年にそうしたものですが、最終学年のときだけは、監視車に収容されてしまいました。 YMOのライディーンを聞きながらちんたら歩いていたのです。 そのとき一緒にいた友のうち、一人は亡くなり、ひとりは京都の大学の民族舞踊研究会にはいったというのを最後に消息不明です。 本作の表現の美しさは、例えば、「疲れ切っているはずなのに、校内で歩き回り、水道で顔を洗い歯を磨いている生徒たちには逞しい活気があった。団体歩行を歩き通したという満足感が、そこここに溢れている。」 そのあと、「そんな彼らを見ているうちに、今年も団体歩行が無事終わったのだという実感がじわじわ湧いてくる。」 この観察者のたたずまいです。 | ||||
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卒業を間近にした多感な高校生の貴子が、他言せずにそっと心の片隅に持っていたある蟠りにけりをつけるために、80kmを24時間以内に歩く歩行会に臨む。それは、異母兄弟であり、クラスメイトでもある融と話すこと。幼年の無垢さだけではなく、壮年の打算だけでもない、思春期の女子の内面を取り扱う青春小説。 ただひたすらに歩くという行為は、いやが上にも思考を要求してくる。起きる事件の少なさや震度の小ささと対比して、こころの運動は留まることはない。女子高校生の脳に電極を刺して、思考を時系列にモニターしたような小説と言っても過言ではないだろう。 24時間や80kmを横軸にとれば、縦軸はこころの成長であろうか。この小さな旅が終わる頃、主人公の心情がどのように変化しているかを知りたくなる思いで一気に読了してしまう。そして、横軸が切れた後の登場人物の未来像を空想して、晴れ晴れした気持ちになるのもこの小説の魅力だろう。 | ||||
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私は「麦の海に沈む果実」から読み始めたので、 この作品はびっくりするほど凡庸に感じました。 実際は、とある高校の歩行祭(母校の歩く会がモデル)が舞台という時点で十分に恩田さんらしいサプライズなんですね。 私は適度に毒のある? 恩田作品を読んできましたので、 こんな爽やかな作品も書けるんだ、 と新鮮な気持ちで楽しめました。 一緒に歩いている感覚が心地よい…これがノスタルジアの魔術なのかな? 遠い過去に消えたはずの思い出が永遠に続く時をかけめぐります。 ほんの少しでも感動を共有できたら嬉しいです。 他の作品を読んでから、 またここへ戻って来られたら幸せだと思います。 **関連作品に「図書室の海」所収の「ピクニックの準備」があります。 併せてお読みください。 | ||||
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非常に良いという表示の割にはページの端の折れが目立ったので一つ★を減らしましたが、文庫本ですので、おおむね満足です。 | ||||
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