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夜のピクニック
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夜のピクニックの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全421件 41~60 3/22ページ
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| 高校での歩行祭イベントを舞台にした物語。大きな出来事が起こるわけでもなく、主人公とその友だちが他愛もない会話をしながら歩くシーンが続く。物語は会話シーンを中心としてテンポよく進み、そのなかで高校生の心模様が丁寧に描かれていてとても良かった。青春小説としておすすめ。 | ||||
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| 恩田さんの作品なので、怖い話かと思ったら高校生の青春物でした。毎年行う苦行のような行事も3年生は今年で最後。素直に言えないこともこの時なら言えそうな気がする時間、それが夜のピクニックなのです。 読了後涼風を感じる、そんな作品です。 | ||||
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| 関東沿岸部の某県の進学校である北高には、全校生徒が朝八時から翌朝八時まで仮眠と休憩を挟んで80kmの距離を歩き通す年一回の恒例イベント『歩行祭』があり、本作はこの『歩行祭』の一日を通し、受験や卒業、大学進学を控える高校三年生たちにスポットを当てています。 物語は同じクラスに所属する、甲田貴子と西脇融の男女の高校生によって語られ、この二人の視点が章ごとに交互に入れ替わる構成を取っています。そしてこの二人には実はある特殊な関係性があり、この関係性を最も重要な軸として、他校の女子生徒を妊娠・中絶に追いやった生徒の存在、在籍しないはずの謎の少年の登場などを変数として浮上させながら、高校生の恋愛模様や友情関係を描くことを通して、長い一日を辿ります。 語り手となる二人を除く主要な人物としてはそれぞれ、貴子の親友の遊佐美和子と融の親友として戸田忍が挙げられます。そして、貴子と美和子の親友であり、今は海外に暮らす榊杏奈も回想のみでありながらも重要な役割を担います。このほかに十名ほどの人物が登場して脇を固めますが、貴子と融の一部の親族がやはり回想で現れることをを除けば全て高校生であり、教師を含めて名前を持つ大人が一切現れないことも特徴のひとつです。 進学校を舞台に、一部は無自覚ながらも異性から好意を持たれるような魅力と容姿を備える少年少女をメインに据えた本作は、学園の主役となりうる高校生たちを対象として描くことが主眼となっています。彼ら高校生たちの人物造形は一般的な少女漫画のそれに近く、主要人物たちにはトボけた味は出しながらも人格としては何の問題もなく理想的に描き、道化役や性格に難のある生徒などは、あくまで引き立て役としてその役割に留め置かれ、深みや人間関係の陰影を追及するような意図は特にありません。 これらから簡単にまとめれば、ささやかな悩みはありながらも基本的には順風満帆な"リア充"高校生たちの学生生活の輝ける一日を、軽くて爽やかな少女漫画寄りのタッチで『歩行祭』というイベントを使って切り取ってみせたエンタメ作品とみて良さそうです。それだけに本作を楽しめるか否かは、憧れも含め、読み手にとって学校生活がどのような意味を持つかに左右されそうです。 佐藤優さんの推薦から読みました。予想とは違う内容でした。 | ||||
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| 面白く読みましたが、もうすこし強く予想を覆す展開があったら、 より完成度の高い作品になっていたのかもしれない。 10代、20代の人にはおすすめ。 | ||||
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| 読後感がとても爽やかでした、名作ですね。 | ||||
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| とある地方の高校の行事「歩行祭」全校生徒が一昼夜80キロを歩き通す。 リアルに考えれば、そんな行事あるわけないが、真夜中懐中電灯の仄暗いなか、疲れは限界に達し、それぞれの個人の心情を、おもわず吐露してしまい関係が深まる。こんな高校本当にあったらいいのに、と、思ってしまいます。読んでると青春時代に帰れます! | ||||
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| 人それぞれの思いや心理状態の描写が素晴らしいと思いました。 自分も人の気持ちをもっと考えなければと思いました。 | ||||
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| 学生の推薦図書にもなっているかと思います。一夜の出来事を瑞々しさを持って美しく描いており、まさに青春を感じる事が出来る内容と文章になっています。 | ||||
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| 何度読み返しても良い作品です。 人は人生を選ぶことは出来ません。 抗うことの出来ない運命を持った若者が、高校のあるイベントを通して自分達なりに出来る生き方を見つけていきます。 みんな大なり小なり何かを抱えているものです。小さな事が気にならないわけではありませんが、力強く生きたいものです。そんな気持ちにさせてくれる作品です。 | ||||
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| 2006再掲 図書館本 まずは一般的な感想。 筆者である恩田さん(女性)の感性の凄さ、高校生あるいは人間の心を言葉に置き換える才能の素晴らしさ。 会話の中で交わされる言葉が生き生きと読者に伝わる。 181ページの一こまにある、「なんて言うでしょう、青春の揺らぎというか、煌きというのか、若さの影、とでも言いましょうか」 「うまく言えないけど、そういったものだよ。臭くて、惨めで、恥ずかしくてみっともないもの。あいつにはそういうものが必要だと思うんだよ」 もちろんこの前後に会話がある訳ですが、心が感じているけど言葉に出来ない事って嫌になるくらいありますよね。それを見事過ぎる位言葉にしてしまっています。青春の一こまが瑞々しく蘇ります。 目から何かが零れ落ちたのは東京の空気が悪いからです。。。。 47歳のオヤジを30年前にタイムトラベルするには十分以上な作品です。 ここから個人的な思い入れも加えて。。。。 恩田さんの母校である水戸一高の行事である歩く会と言う80キロの昼夜を徹しての行事の中で展開される高校生男女の物語、最初の60kmは団体歩行、そして残り20kmは自由。朝8時スタート翌朝8時リミット。途中2時間の仮眠だそうです。甲府一高には強行遠足と言う行事があった。現在でもあるが、僕等の頃とは異なっている。甲府ー小諸間105km(男子)、女子は50km程度で男女が同時に歩いたり走る事はない。記憶が正しければ昼12時半スタート翌日昼12時がゴールするリミットである。 この本の中の高校生の気持ちと同じである。早く終わって欲しいと思う反面、終わらないで歩きたい。特に高校3年生の時にはそう思う。経験した者は理解してもらえると思う。 現在は交通事故があったせいで、男子も距離が短くなったようである。 是非、甲府第一高校の皆さん、そしてOBの皆さん読んで見て下さい。 そして、もう一度歩いてみませんか、真夜中の星降る野辺山を、リンゴの臼田を。ゴールの小諸市役所を。そして本当のゴールである翌日の一高の校庭へ、足を引きずりながら。恩田さんのおかげで青春のカケラを一つ拾い直す事ができました。ありがとう。 | ||||
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| 未だに書店に行くとおすすめコーナーに並んでいたりする。本屋賞をとったのだから本屋で推されているのは当たり前だけど、息がまだまだ長そうな作品です。 巧みだなあという印象を持ちました。小説を面白くするための設定が、この上なく巧みです。歩行祭という、夜通し歩き続けるイベントのなかで繰り広げられる、友情の物語。そこで展開されている男女のあれこれ。 高校生のときに誰もが抱いたことがあるような将来への不安や憧れ、人間関係の悩みなどがとても繊細に描写されています。 歩行祭という特別(だけど、ただ歩くだけ)だからこそ、普段ではなかなか表に出さなかった気持ちを吐露する男女たち。やはり設定がずるいというかうまいなあ。 だって、これが昼の運動会とかだったらこんなふうに登場人物が深い心情を語ることもないだろうし、歩行祭というひとつのモチーフを軸にして、ここまでの長編の物語ができてしまうなんてすごい。夜だからこそのリアリティがあります。 自分は、インディアンの儀式とか、ヴィジョンクエストとかを連想しました。小説ではそのような言葉はいっさい出てきませんが、ようは通過儀礼です。通過儀礼的な内容の小説だと思います。 | ||||
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| 自分も登場人物たちのように「青春したかったな」と思います。女の子たちと楽しく話しながら高校時代を過ごしたかったなあとか、恋人を作ったり勉強を頑張ったり、充実した高校生活っていいなっと思います。 しかし、反対に自分は本当に「青春」していなかったのかな?っと思い返すきっかけになる小説でもありました。登場人物達も私と同じようにどこか高校生活に充足感を感じれずにいたのです。読む方によって印象が変わると思います。是非色々な方に読んで欲しいです。 本文にも出てくるのですが、小説は読むタイミングで印象や思いが変わってくると思います。アラフォーの私は高校生活を過去の出来事として「俯瞰」して読んでいましたが、もし自分が現役高校生で「当事者」として読んだらだいぶ見方が変わっただろうと思いました。是非現役高校生にオススメしたい一冊です。 オススメの方 1.現役高校生。 2.高校時代「青春」できなかった方。 3.爽やかな気持ちになりたい方。 | ||||
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| 高校生向け?と思いつつ読み進めた。が、私のようにウン十年前の高校生も楽しめた。大学生の時、夜通しで100キロ歩いた事がある。異性に対する憧れや、友情、あぁ、こんな子いたいた・・などとその頃に戻って読んだ。青春時代は永遠に胸の中に大切にしまってあるものだから。 | ||||
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| 主人公は二人、舞台は高校のイベント。 お互いの視点から、話が展開される。 一方の視点から話が展開されている際、 もう片方の視点は、全く入り込んでいない。 本当に、その主人公の心情を描いている。 ゆえに、説明文になってしまいがちなのだけれど、 その説明が全くしつこくない。 お互いのわだかまりが解けた瞬間。 あの瞬間のために、この物語は存在しているのではないか。 読んでてとても心地よかった一冊。 | ||||
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| 私の父親は私が中学三年生の時に不倫をして、その不倫相手と子供を作っていたことが判明した後、家を出てったきり二度と帰ってきませんでした。そんな自分とこの本の登場人物達の境遇が似ていたこともあり、簡単に感情移入することができました。私の母は不倫した父のこともその不倫相手も死ねばいいと常日頃から言っているほど、負の感情が強いです。息子であり一番身近で両親を見てきた私にとって、母の気持ちは少しはわかっているつもりです。しかし、自分は父に裏切られて捨てられたという想いがある一方で、父のことを恨めない自分がいます。そうした複雑な気持ちを持ちながらも素敵な友達に支えられながら、楽しい学校生活を送れた高校は自分の人生にとって宝物です。だからこそタカコとトオルが周りの友人に助けられながら複雑な家庭環境を乗り越えていく様を自然と応援している自分がいました。 | ||||
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| 多感な高校時代、複雑な家庭環境で、生まれ育った二人を、取り巻く友人たち。ささやかではあるが、見事なトリックで、雪解けを促した内容に、感動した。 | ||||
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| 自分は60台の大学教員です。普段は司馬遼太郎さんとか、宮城谷昌光先生の古代中国モノなどを好んで読んでいるのですが、これは古い友人にすすめられて、ごく最近、読みました。 なんというか、ノスタルジックで、けどよくわかるというか、読んでいるとギクっとすることばかりで。。。 なんとも瑞々しいきもちになれました! 日々、学生たちと接するのが、とっても新鮮で、楽しくなりました。 まさに「永遠の青春小説」なんですね。。。 感謝を込めて、星5つつけてしまいます。 | ||||
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| 限られた登場人物が、短時間の舞台で展開する芝居向けの作品で、いかにも恩田陸らしい。特に大きな事件も起きず地味な印象だが、高校生達の揺れ動く心理が鮮やかに描写されて、読み応えがある。偏差値の高い進学校が舞台だけど、興味の中心は恋愛のようでリアリティを感じた。ギクシャクした人間関係も頭の良い生徒ならではと言う感じがあり、少し気になるが、青春してる感は良く出ていたと思う。スタンフォード(!)に進学した女子生徒とその弟のエピソードが浮いてるように思ったが、良質な青春心理劇。 | ||||
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| 日々、似たような事の繰り返し。 今日する事は昨日の続き。 そんな惰性のような日常を変えるには、 きっかけが必要だ。 部活の大会だとか、修学旅行だとか、卒業式だとか。 こうしたイベントは、非日常的な出来事ゆえ、 日常を変えるきっかけになる。 主人公は高校3年生。 受験や、恋愛や、友達や、親子関係なんかにモヤモヤしながら、 そんなモヤモヤ吹き飛ばしてしまいたいと思いながらも、 変わりばえのない毎日を過ごす。 その主人公が挑む学校行事が、 歩行祭。 夜通し 80 km 以上の距離を踏破する、 学校一番の大きなイベント。 この大きなチャンスに、もう10年以上かかえてきた大きなモヤモヤを解消したいと、 決意を胸に秘めて歩行祭に臨む主人公。 そして、その友人達の一夜を描いた本作。 やや単調な序盤から始まり、 小さな事件を重ねながら徐々に盛り上がり、 最後は一気に駆け抜ける。 ラヴェルの『ボレロ』のような構成の本作。 序盤も中盤も全てが、 あの結末を書くための布石。 | ||||
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