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夜のピクニック



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【この小説が収録されている参考書籍】
夜のピクニック
夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニックの評価: 3.97/5点 レビュー 561件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全71件 41~60 3/4ページ
No.31:
(3pt)

若かりし時の悩み・・・・

この小説の登場人物は高校生。私としては、30年前の高校時代を思いだすことができました。
この主人公たちのような複雑な人間関係はなかったが、恋する人へのアプローチとか、回りの友達についての噂話とか、読んでいて 懐かしい気持ちが湧いてきました。
青春時代の心の葛藤をよく表現されていて、どんどん読み進めることができました。
わたし的には読むには年をとりすぎていると感じました。
20代、30代の方々が読むともっと入り込めるのではないでしょうか?
1つ違和感があった部分があります。
アメリカの友人の弟がこの歩行行事に来ていましたが、来る目的はあったもののそんな事でわざわざ日本に来るんかい?  って  感じましたが。。。 皆さんはどう思いますか?
夜のピクニック (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.30:
(3pt)

可も無く不可も無く

母に進められて読みました
恩田陸さんの名前はホラー方面で知ってたので、それが苦手な私にはちょっと一歩引いてしまいましたが、これには一切ホラー要素がありませんでした
高校生活あと少し。そんな時期にやるイベントが歩行祭。
朝から次の日のまで24時間ぶっ通しで歩き続ける、一年で最大のイベント。
ある事情を抱えた男女が、最後の歩行祭をこなしていく過程の中で、お互いを真正面から見、成長していこうとするお話。
甘酢っぱい所もドキドキするような疾走感だったり、ハラハラするようなシーンも全くありませんでした。
あるのは、自分でもこんな時があったな、という切なさのような懐かしさ。
最初から最後まで読みやすく、話に頭が溶け込みやすかったのは物語のテンポが良いお陰だったと思います。
ただ、あとちょっとだけ付け足して欲しかったかな、と思う。
爽やかに物語が進むのは好きだけど、さらっと忘れてしまいそうで勿体無いです。
今高校生だよって人には是非読んで欲しい本かもしれない。
これを読むことによって、今現在の時間の使い方や概念が変わるかもしれません。
よりよい日々を送りたいと思うなら、是非。
夜のピクニックAmazon書評・レビュー:夜のピクニックより
4103971053
No.29:
(3pt)

横暴さ

 2004年に出た単行本の文庫化。
 作品としては上々と思う。しかし、題材の点で引っかかってしまい、まったく楽しめなかった。高校の強歩大会を扱っているのだが、私はこういう行事が大嫌いだった。学校側の横暴・押しつけで、管理教育そのものだ。それに唯々諾々と従っている生徒たちもどうかと思う。読んでいるだけで腹立たしくなってくる。
 というわけで、正当な評価は出来ないのだが、学生時代にこういう行事が苦手だった人は、読まない方がいいだろうと思う。
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4101234175
No.28:
(3pt)

青春ですね

素敵な青春小説ですね。という感想です。
「夜のピクニック」というタイトルがあまりにロマンチックなので、
もっと恋愛風味の話だと勝手に期待していました。
主人公の貴子と西脇融のエピソードはちょっと重かったかなぁという気がします。
二人の関係が特殊なので、夜のピクニックという状況の特殊さとあいまって、ちょっと出来すぎというか、逆に関係が変わるほうが自然に思えてしまって。。。
極端に言えば、夜のピクニックでなくてもいつでも関係を変えるきっかけがありそうな気がしてしまいます。
もっと曖昧な二人の感情の関係が、「夜のピクニック」の魔法で変わる、みたいな方がベタだけど好きだなぁ。
貴子と西脇融のエピソードは、そのまま忍と美和子のサブメインの関係に移してもいいです。
いやぁーでもこんな夜通し歩く行事があったら、文句を言いながらも楽しい思い出になるんだろうなぁ。
私は絶対口では文句言いながら、内心いろんな事を物凄い期待しているタイプだなぁとか、いろいろ考えてしまいます。
修学旅行が代わりに無くなるのはやだけど。
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No.27:
(3pt)

心に残ったこと

読み始めてすぐに著者の「黒と茶の幻想」の展開と似ているなあと思い始め、
本を読むという熱が少し下がった。
ストーリーは入りやすいし、読み進めやすい。
「ナルニア国ものがたり」に対するくだりは心に残る。
ある一定の年齢の時に読まなかったことで、自分の大事な本にならなかった本。
あの時、あの歳で読んでいたら、
絶対に自分が一生何度も読み返すことになっただろうとわかった時には遅かった本。
そういう本は確かに存在する。
私にとっても「ナルニア国ものがたり」は時すでに遅し、だった。
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No.26:
(3pt)

17歳の頃に読みたかった。

20代になって読んだ作品で10代に戻りたいなと思わせてくれる本がこれです。自分の10代の時を思いだし懐かしさも感じさせてくれる一冊です。ただ、何気ない10代のときに誰でも経験があるようなことが淡々と物語として進んでいくのですが、それも恩田陸さんの作品の特徴で軽く読めて懐かしさを感じさせてくれる。10代の青春の大事さを教えてくれる一冊です。
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No.25:
(3pt)

秀作

恩田陸さんの描く高校生って、どうしてこんなにみずみずしいのでしょうか。
青春なんて言葉では言い表せない、微妙な心を的確に表しています。
ただ、個人的にはラストシーンが気に入りませんでした。
そこに持っていくまではもう最高なんですけど…
だから星は3つ。でも読む価値はあります。この空気に触れてみて下さい。
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No.24:
(3pt)

凝ったストーリーなのだが・・・

創り込んだストーリーには納得感あり
文体にも透明感があり、読後感も爽やか。
呆気ないくらいのクライマックスにも
好感が持てる。
しかし、長い。いくら一年前の出来事が
組み込まれているからといって
一日をこの分量では多すぎるのではないか?
それともこの厚さを一気に読む通すことによる
疲労も計算しているのか?
夜のピクニックAmazon書評・レビュー:夜のピクニックより
4103971053
No.23:
(3pt)

ファンタジーです。

高校生の歩行祭という誰にでもありそうな状況を描いています。
一夜のできごとにからめて、高校生生活をふりかったりしながら
話が肉付けされています。
中盤までは、リアリティを持って読むことができるのですが
終盤になるとファンタジー的な要素が強くなって
リアルさがうすれていきます。
爽やかな内容なので、読後感自体はよかったです。
ただ私としては、最後までリアルに展開して欲しかったです。
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No.22:
(3pt)

順弥の登場に違和感

高校生の目線で書かれた一夜の出来事。あらすじは秀逸。
しかしどうしても引っかかりがあるのが、プロットの肝ともいえる、主人公・甲田貴子の親友・杏奈の弟である順弥の登場の仕方。
物語への入り方が強引で、違和感がある。
こんな行動がありうるのか。
物語を美しくさせるための道具立てのようなあざとさを感じ、心理的な部分で共感するものがなかった。
そこばかりが気になって、思ったほどのめりこむことが出来なかった。
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No.21:
(3pt)

私は今現在高校生です。はっきり言って学校生活に対して全く満足していない人(自分)が読むとこんなことあるかよみたいな違和感を感じる部分が多々あると思います。でも、読んでいて学ぶことが出来る部分も結構ありました。学校に対して良い思いでのある大人の人が読むのには向いていると思います。高校生活を思い出しながら読むみたいな感じですかね。
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No.20:
(3pt)

もどかしい思い出が、素敵な思い出に変わります

この本は、仮眠も休憩もあるが、ほぼ24時間歩行している中でのお話だ。
本というのは不思議なもので、読んでいる途中でパタリと本を閉じた瞬間、
その瞬間は本の状況を引きずっている。
だからこの本は、途中で何度も疲労感に襲われた。
そしてもどかしさでいっぱいになった。
そのもどかしさを解消したくて、早いスピードで読み終えた。
そして、主人公と同じように「もっと今を楽しめばよかった」と後悔した。
せっかく、さわやかな風が吹いている高校生に戻れる本だったのに
最後の閉じる瞬間までひねくれて読んでた。
本って、現実と同じ状況や、実用書だけじゃない。
知らない世界や、忘れてしまった学生時代の淡い思い出に
いけるから楽しいのに、なぜ現実と比較ばかりしてしまったのだろう。
没頭して、一緒に歩けばよかった。
でも、いま、そんな風に考えることができているのは
この本がとても嫌味なくらい爽やかなんだけど、
結局、自分も似たようなもどかしい学生時代を過ごしていて、
たいそうつまらん思い出だったものが素敵な思い出に変わったってこと。
なんだか、読んでよかったな、と思う本です。
珍しく2人の友人にも薦められました。
人に薦める気持ちがわかります。
夜のピクニックAmazon書評・レビュー:夜のピクニックより
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No.19:
(3pt)

中年には”こそばゆい”小説

あの名作「博士の愛した数式」も受賞した本屋大賞受賞作ということで、目一杯期待していたせいでしょうか。ちょっと拍子抜けというのが正直な感想です。投票者は若い女の子が多かったのでしょうか。
自分がもう少し若ければもっと傾倒できるんでしょうが、私のような中年男性には、ちょっとこそばゆく感じられます。それにしても恩田さん、私と大して変わらない年齢なのに、高校生の淡い恋心を上手に描写してます。久しぶりにほのぼのとした青春を味わうことができました。
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No.18:
(3pt)

思ったよりも・・・

永遠の青春小説と帯に書かれているくらいだから、すごい作品だと思ったのですが、読み終わった後は、意外とあっさりしてる感じで、インパクト不足って感じでしょうか。
ずっと同じことをしている。ただ一晩中歩き続けることがずっと背景にあって、そのことを気にかけているせいでしょうか、肝心の登場人物における心情が掴みにくくなった気がします。
話の所々に、足が痛い、疲れた・・・色々と疲労の表現を繰り返し入れているようで、ラストはダラダラとした感じ。
もっと短くすれば良かったのに。と思うことも。
特に珍しくない話になったような気もします。
読みやすい、しかしその代わり内容があっさりしてる。そう感じさせる一作でした。
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No.17:
(3pt)

恩田陸ワールドを味わう

夜の歩行祭。高校で年一回の大イベントだ。朝の8時から翌朝の8時まで歩き続けなければならない。前半は団体歩行、後半は自由歩行で、自由歩行の時に誰と歩くのかが生徒たちの間で専ら重要なことであった。仲のいい友達と歩くのか、クラブの仲間と思い出を語り合いながら歩くのか。いずれにしろ、生徒たちの多くがこの学校行事に抱く思いはさまざまであった。その中の一人、貴子はある賭けをしていた。それは自分の異母兄弟である融に関することであった。融は父親の浮気相手の子供である貴子を恨み続けてきた。同じ高校で同じクラスという運命のいたずらに悩まされつつ。果たして、貴子の課した賭けとは?
この作品中会話はほぼすべて歩行中のものだけに限られている。登場人物もものすごく少ない。一般的な高校生が持つ悩み(ほとんどが恋愛関係ではあるが)+ちょっとドラマチックな物語がポイントとなっている。しかし、このドラマチックな味付けはむしろ不要なほど、高校生同士の悩みや駆け引きなどが良く書かれていて、それだけで昔を思い出し、ちょっと切なくなったり懐かしくなったりするような物語である。小説としては不向きなような高校生同士のリアルな会話体で通しているのも作者の意図したところだと思う。
恩田陸の作品はこれで4作目。好きな作者というわけではないが、何かと話題になるのがこの人の作品。うすうす感じてきたことだけど、この作者は文章がうまいというわけではない(失礼だけど)。しかし全体での登場人物の心理の変化の書き方がうまいと感じる。劇的な変化があるわけではないけど、じわじわと、自然に変化するのを読んでいて感じる。名作という感じではないけど、そんな心理的なさわやか感を味わいたい人にはお勧めできる本であると思う。
夜のピクニック (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:夜のピクニック (新潮文庫)より
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No.16:
(3pt)

うーん。。。

良い作品だとは思うけど、ちょっとスケールが小さい。
話の流れが急に変わるとか、ハプニングがあるとか、意外な結末になるとかではないので読んでいてちょっとつまらなかった。
優等生の作品といった感じです。
夜のピクニック (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:夜のピクニック (新潮文庫)より
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No.15:
(3pt)

良作だと思うけど,世界観が甘いなあ

著者の母校・水戸一高の名物行事「歩く会」をモデルとした“北高歩行祭”を舞台とした,典型的な青春小説。
夜中に缶コーヒーで乾杯!とか,いかにも高校生という描写もあって,確かに18歳に引き戻してくれる作品。描写も秀逸ですが,作品の世界観自体が,なんか甘い。今の年齢の感覚で読んでいるからそう思わせるのか。高校生当時にこの作品を読んだとしても,同じ感想を抱かせるのか。両方あるけど,多分後者のほうが強いだろうな。
この手の行事は,長距離を走りきる体力形成もさることながら,自分でペースを管理することで,先々に生じる困難を乗り切るための精神的タフネスを養成するものだと解釈しています。
だから,女子生徒ならともかく,この本に出てくる男子生徒全体に対して「ちょっと違うんじゃないの」と突っ込みを入れてしまうワタシは,やはり出身の男子校的発想でものを書いてるんでしょうね(苦笑)。
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4101234175
No.14:
(3pt)

微妙・・・

いかにもな青春小説でした。疑問を持たず、逃げもせずに与えられた課題(歩行祭)に挑む主人公達に選良の思想を目の当たりにした思いです。また、こんな小説を書く作者の「屈託の無さ」を感じました。
これが何刷も増刷している小説だとは少し驚きです。高校時代ってこんなものだっけ、と想いを巡らせました。
ケーキを買いに和菓子屋に入ったようなもので、私が対象の読者で無かっただけな気もします。
批判するほどに自分がみじめになっていく、そんな小説でした。
夜のピクニックAmazon書評・レビュー:夜のピクニックより
4103971053
No.13:
(3pt)

基本的にはいい話です

いい話だとは思います。描写の仕方が恩田さんらしくて… しかも、近くの高校の話がもとになっていたので、個人的に楽しめました☆十代のうちに読んでほしい小説のひとつです。 でも、これが本屋大賞っていうのにはビックリです。しかも映画化…もっとほかにもいい小説はあるんじゃないでしょうか? このような疑問を感じてしまったので、☆3つです。話題性のわりには力不足感を感じてしまいます。
夜のピクニックAmazon書評・レビュー:夜のピクニックより
4103971053
No.12:
(3pt)

人による傾向が、、、

本書もそうだが、恩田さんの作品は人により好みがわかれやすいと思う。
特に青春風景の本書はそうだと思う。
入り込める人と、そうでない人がハッキリするのではないだろうか。
文章は滑らかでうまいが、こういう構成と青春背景が馴染めなかった。
だから意外と読むのに苦労した。
難しいからではなく、合うか合わないか。
夜のピクニックAmazon書評・レビュー:夜のピクニックより
4103971053

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