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夜のピクニック
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夜のピクニックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全71件 21~40 2/4ページ
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本屋大賞及び吉川英治文学新人賞を受賞した作品だということで読んでおかなくてはと購入。 正直、私の感性が鈍ったのか、あまり共感できず残念でした。 この手の物語は、限定された登場人物間の機微の描写に共感できるかが醍醐味ではないでしょうか?しかし、本作品は主人公を取り巻く登場人物が多く、人物描写が散漫で、独善的にすぎる印象を抱きました。 確かにところどころ、瑞々しさのある共感できる部分もあるのですが、同様のシーン、表現が何度も繰り返されることによるうんざり感がどうしても勝ってしまいます。 また、主要な登場人物のほとんどが進学校に通う端正な顔立ちの高校生です。物語全編にわたり彼らの恋愛話がつきまとい辟易させられました。勉強のできる美男美女の恋愛の要素は高校生ものには不可欠なのかな?私の勝手なのですが、なんとなくタイトルからこの作品に求めていたものとは違いました。 ステレオタイプなフィクションの高校生の青春物語といった印象でした。 | ||||
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狭い町の甘酸っぱい話。 不思議な少年も出てくる。 人と人との距離感を考えさせてくれる作品。 ただ、やはり、もっとダイナミックな話が好きだから、★みっつで。 こういう話が好きな人には、★はいつつなんだろうな。 | ||||
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最初から最後までタイトルのことが気になってしかたありませんでした。 ただ夜通し歩いているだけで、これはピクニックではない! ハイキングの間違いだろう! | ||||
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読む時期が遅すぎたのか、通っていた高校が男子高だったからなのか、あまりこの本の良さや楽しさに気付けなかった。文章の巧みさや読んだことのないような小説が好みなので、その点においてこの本はそれほど文章も面白くなかったし、内容もこれといって珍しくなく共感もできなかった。疲れた、足が痛い、風景が美しい、友達は大切、といったことを何度も書き回してるように途中から思えて、最後まで読むのが正直きつかった。高校生もしくは、それに近い年令の方であればまた違った感想を持つとは思います。 | ||||
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多彩な表現はかえって多弁に思え、もう少し読者が想像する余地を残して欲しいと感じながら読み進めましたが、過酷な夜間歩行というリアリティと複数の登場人物が織り成すファンタジックな出来事の絶妙な構成力は見事です。中盤以降の緊張感や苦しみと、それを勇気や人々の思いで克服し開放感へと導くラストには、胸が熱くなりました。 | ||||
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ラストシーンが残念。 男子の友情、女子の友情を書いた本です。面白くありません。 レビューには青春時代に戻りたいと多く寄せられてますが、そんな事はないです。こんな親友が欲しいと思ってる方達です。 | ||||
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青春小説である。 大きな事件が起こるわけではない。 印象的な台詞や場面がさほどあるわけでもない。 しかし、ずんずん読み進めてしまう。 自分も夜のピクニックに参加しているようだ。 各人のキャラクターもよく描けており、それぞれの 視点から描かれる他人へのまなざしは高校生のそれとして すんなりと入ってくる。 誰もが華やかな青春を送ったわけでもなく、主人公の ような屈託を抱えていたわけでもないが、誰しも、 どこか通じるものを感じるだろう。 とても読後感がよい。心に、一陣の風が吹く作品であった。 | ||||
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第2回本屋大賞を受賞した作品である。全校生徒が80Km歩きとおす「歩行祭」という高校の行事が舞台である。青春小説なんでしょうね。物語の中心人物は甲田貴子と西脇融である。彼らは異母兄弟なんだろうが、同じクラスになってもお互い避けてきた。甲田貴子と西脇融は接近して、お互い話すことが出来るだろうか? 甲田貴子にとっては、「マラソンの授業も、お揃いのハチマキも、マメだらけの足も、海の日没も、缶コーヒーでの乾杯も、草もちも、梨香のお芝居も、千秋の片思いも、誰かの従姉妹も、別れちゃった美和子も、忍の誤解も、融の視線も、何もかも過去のこと。何かが終わる。みんな終わる。(P442)」ということかな。物語のキーワードなのかな。 こういうイベントは、やっているときはすごく疲れて早く終わってほしいと思うのだが、終わってこのイベントを振り返ったときは、やってよかったなあと思うもんなんだよね。 話としては別に面白いところもなく、ただ長いだけなのかもしれない。こういうことって学生時代にはあったよなってノスタルジアに浸るにはいい話なのかもしれない。 | ||||
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この本を初めて読んだ時、私はまだ中学生でした。 忍といい美和子といい、主人公の友人たちが物凄く素敵で、青春小説ってこういうのを言うんだと思いました。 しかし最近になって読み直していると、美和子の言葉が妙に引っかかる。 自分が貴子の立場だったら、融と仲良くして、周りにも見せびらかしちゃう、というような台詞でした。 当時はこの台詞を読んで、美和子をスマートでかっこいい完璧な高校生に感じました。 しかし今読み直してみると、融のお母さんの気持ちを考えて、ありえないと思ってしまう。 感情移入する人物が変わるのは、私が年をとったせいでしょうか? 大人と言える年齢になってからこの本を読んだ人は、最初に一体どんな感想を抱くのか。 幅広い年齢層が楽しめる小説ってすごいなぁ…。 | ||||
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みなさんおっしゃっているように確かに青春小説と思います。 十代のうちにとか 言われてましたが 十代ですけど僕には 響かなかったですね。 また、ミステリーを含んでいる部分がありますが.. 伏線を張っている割には中途半端です。 あと、モテる奴多すぎ.. 少女漫画みたいだなと思った。 余談ですが 僕の通った学校には 100キロ歩行がありました。 やはり辛かったですね。 | ||||
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本屋大賞で気になっていながら、今頃読みました。確かに他レヴューに書かれていたようなツッコミ所はいろいろあるけど、ひとことで言えば、「読んでて面白かった」。この厚みの中身のほとんどが、歩行大会中の会話のみなのにね!挿絵は、読者のそれぞれのイメージを壊さない程度に感じよく配されている。キャラの描き方はパターン化されて極端なようだけど、まあこれは小説、と割り切る。今(40代です)思えば高校三年生って、描かれている様に、成長達成度に大きな違いがあるんだよね。それぞれの高校生の、友人選びの観点、恋愛観、人生観などが、ストーリー展開に沿ってちょこちょこと顔を出し、これがけっこう的を得ているとおもえるものが多くて、これが私にとっての面白さの元のようだった。 | ||||
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融(とおる)と貴子。同じ進学校に通う同級生。二人は父親が同じで母親が違い、互いに複雑な感情を持っている。3年生になって初めて二人はクラスが一緒になり、高校生活最後を飾る「歩行祭」の日を迎える。内容はまあまあ。ただ、異母兄弟である主人公2人の関係以外は、高校生同士の恋愛話ばかり。確かに、恋愛は青春にとってもっとも重要なテーマのひとつだ。しかし、400ページ以上あるのに、主人公の周りに登場する高校生全員の話題と悩みがほとんど恋愛関連だけというのは、ちょっと平板過ぎである。実際、最初は「青春していていいな」と思いながら読んでいたが、あまりにもそればっかりなので途中で飽きてしまった。家庭、学校、先生との関係、いじめの記憶、もしかしたら父親が失業して進学があやしかったとか、それ以外の思春期におけるいろいろな悩みも織り交ぜることで、もっと話に幅を持たせることができたように思われる。あと、アメリカへ行った旧友の弟が加わってくる設定は、ちょっと不自然。 | ||||
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本屋大賞の受賞作である。そういえば本屋の店員さんは若いものなあ。 高校時代をノスタルジックに思い出すのは、30代くらいの人にまかせておくのだった。 もう60歳も近い僕のような年では、まだ35歳くらいの精神年齢だ、 と言い張るのは無理なようなのである。 あまつさえ、高校時代から老成ぶっていた僕は、 がんばることに意味を見いださないのを良しとする暮らしを送っていたのであった。 そういうものにこの小説は読ませてやらん! | ||||
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とても爽やかな小説でしたが、社会人1〜2年目くらいで 読むのがとても良いような気がします。現在、30歳手前で すが、、、ちょっと時間が経ち過ぎている感があったので 星3っつにしました。 | ||||
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歩行祭という、ただ歩く、というイベントを通して進むお話。略すとそれだけのことなのだが、この物語と自分自身のもう何年も思い出すことのなかった記憶とが混ざりあって、とても爽やかな気持ちにさせてくれた。私自身、高校の時に同じようなイベントがあって、あの時にみた夜明けの空や、虫の声や、友達のこと、色々なことが起こされた。表紙のイラストが、とてもこの小説にあっているなぁと感じます。 | ||||
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この本と、「六番目の小夜子」を読ませていただきました。なるほど、といったところです。陸さんは、加筆して完成させるタイプの作家だったか、とある種の感慨に浸っています。 | ||||
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完璧なストーリー、完璧な登場人物に、完璧な伏線回収。そう、まるで、「京都に旅行に行って金閣を見て清水の舞台から風景を楽しみ嵐山で渡月橋を渡り錦市場でおばんざいに舌鼓をうちお土産に八ッ橋を買った」ような…そんな、完璧なんだけどそれが逆に気恥ずかしい作品でした。一度読んでみれば本屋大賞には選ばれるけど直木賞には選ばれないのがわかります。そのせいか、「解説」からはある種の寒々しさを感じるけども… 難しいことは考えたくない、ただ読後感のいい活字が読みたい!ってくらいならいいかも…小説は必ずしも文学ではないのです | ||||
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実は恩田陸ってあんまり好みの作家じゃなかった。 「ライオンハート」でイマイチ…と思いながら、 懲りずに「光の帝国」「不安な童話」を読んでも、やっぱりうーん…。 最後の1冊と思って、「夜のピクニック」を買ってみた。 物語の舞台が、高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。 夜を徹して80キロ歩き通すという地味なシチュエーションの中で、 主人公と同級生達の感情と状況の描写が上手いと思った。 時間軸とストーリーがちゃんとリンクしてて、 物語がきれいに流れていく感じ。 ほんとにストンとした打算のない感じの青春小説。 逆に打算的なのかな? ちょっと登場人物に「人間らしさ」がなさすぎる。 どこか遠くの夢物語みたい。 実際の高校生って、もっと傲慢で子供で無邪気だと思う。 あんな超越してないよ。 でも 「みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。 どうして、それだけのことが、こんなに特別なんだろうね。」 このセリフは好き。すごく分かる気がする。 そういう事ってあるよねって思う。 青春ってそういう事だねぇ。 まだなんとも判断しづらいので、 もうちょっと読んでみるかもしれない。 | ||||
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自分の出身高校にも、似たような行事がありました。 3年間で100km歩く。本と一緒で修学旅行は無し。 1年に1回、全校生徒が、朝学校を出発して夕方また戻ってくる。 それが、33kmくらい。これを掛けること3回やるわけです。 欲しいのは水。お菓子なんて食べる気力はなかった。 途中の坂道で水を売る上級生まで居た。 クラス対抗になっていて、強い運動部のチームは3〜4時間でゴール 峠の途中で、ゴールを告げる花火のような打ち上げを見ると疲れがどっと押し寄せる 最後のゴール前は、潰れた水ぶくれが痛くて溜まらなかった。 参加しないと体育の単位が貰えず。そのくせ翌日は休日じゃない。 途中、特に必要そうでもない会話をし始める箇所を読み始めると、この歩行だけでページを持たせるのはだらだらして難しいのじゃないかと思った。 実際、そうでもしなきゃ疲れだけがのしかかってきて辛いから、そうなってしまうのも分かるんだけど。 主人公達がやけにしっかりしている高校生だから、自分もあの頃こんなにしっかりしていれば、思い出に残る行事になったかな。って思います | ||||
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どっぷり、のんびり浸れる青春ドラマです。 社会人となり、 他人との壁を高めにして、 生活してる私にとっては、 秘密の共有や他人の恋愛の噂話などは なつかしく、またうらやましくもありました。 逆に、新たな知り合いになった人にも、 親しくしたい人には秘密を共有していこうかな、 とも思いました。 学生の時に読んだとしても、 同年代の別の視点をもてるので、 面白いと思いました。 | ||||
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