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ウランバーナの森
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ウランバーナの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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本書は、主人公ジョン(本書で、特定した記述はないが、おそらくジョンレノン)の空白の4年間(1976年から1979年)をフィクションで埋めた話である。なぜ、1980年に再び出てきたときは、なぜ曲調が変わったんだろうかという問題意識があったんだろう。 話の流れは、ジョンが便秘で苦しむことになる。病院から帰宅途中に、過去からの亡霊が出てくる。悪いことをした人には、謝罪し、トラウマになっている出来事には、本心を聞くことでトラウマを解消する。そして、歌を取り戻すことになる。 ジョンレノンの生い立ちがわからないので、正直話についていけないところはありました。つまり、何が本当の話で、何が偽者(フィクション)の話かがわからないところがありました。それでも、他の作品同様に、奥田作品のユーモアさと面白さが伝わる話でした。 | ||||
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ビートルズともジョン・レノンとも一言も書いていないが、明らかにこの主人公のジョンはジョン・レノンだ。解説によるとジョンには空白の4年間があり、その後曲調が変わったと言う。この小説はその空白の4年間がフィクションに仕立てて書かれている。軽井沢で避暑生活を送るジョンが便秘に苦しむところから物語は始まる。下腹部の不快感とともに過去の悪夢が彼を襲う。妻の勧めで訪れた医師のもとに便秘の治療に通うたびに、その悪夢が現実となって彼のもとに現れる。過去に傷つけた人たちや、誤解を解けないまま死に別れた人たちが亡霊となって彼のまえに・・若いころ言えなかった言葉、「ありがとう」や「ごめんなさい」「好きだよ」を亡霊たちに言うたびに、ジョンの心は軽く穏やかになっていく。誰にでも巻き戻したい時間がある。それを追体験することで魂が浄化され再生されるのではないか。「便秘」というちょっと笑ってしまう設定も面白い。 | ||||
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最初のうちは、主人公の便秘がひどくなっていくだけのストーリーで、先の展開が心配された。やたらと非現実的な場面が繰り広げられ、ファンタジーかと思いきや、最後は現実に戻る(かなりの非現実性はあるが)。「ヤラレタ」という感じ。 展開もおもしろいが、ホッとする結末が心地よい。 かなりの秀作。 | ||||
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