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扉は閉ざされたまま
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扉は閉ざされたままの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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物語としては面白かったし、掛け合いもまあ良かった。が、主人公のイカれた偽善っぷりが鼻についた。この世に清廉な人間なんていねーよ。あんた何様だよ。 | ||||
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トリックよりトリックを使った理由に主眼がある小説で、その発想自体は面白かったが、動機が弱いことと、主人公の男性があまり魅力的に書けていないことが欠点。 | ||||
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動機に難有りとは、思いますが、犯人と推理役の攻防が長すぎてちょっとうざいかな?犯人が切れ者である設定なので、言い逃れが切れ味悪すぎでした。 | ||||
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そこまで綿密に考えるほど自分が犯人だとバレたくないなら最初からやらなきゃ良いのに…と基本的な事を思ってしまった…。 他に懲らしめる方法はいくらでもあるだろうに。 優佳がいちいち細かくてくだらない事を気にしてる事にもイライラしたけど、結果的にはそのおかげで?真実が暴かれたから良いのかなー。でも結局事故で済ませたんでしょ? 色々思う事はあるけど、主人公の熱い思いからの犯行であった事には素直に感心した。 | ||||
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タイトルからよくある密室ものだろうと推測していたのだが実際は全く違った。本書は密室が出てくるが通常の密室とは違いトリックに大きな焦点は当てられていない。ドアストッパーを外からかける方法は倒叙の性質から冒頭で明かされるし、謎解きの段階に至っては探偵役が些末なことと一言で切り捨てている。本書の密室はむしろ閉ざされた扉よりも扉を閉ざした犯人の心理だ。つまりなぜ犯人は密室にしたか?というところにあり、それは動機にも繋がっている。動機に関してかなりの批判があるようだが私はそこまで気にならなかったそもそも本格ミステリの犯人の動機で常人の思考では理解し難いものなんて珍しくはない(それを如何に読者に受け入れさせるかが作家の腕の見せ所なのだが)。それよりも気になったのは犯人の動機にたどり着く探偵役の優佳の推理に些か飛躍があるところだ。それ以外の推理は理詰めという言葉が相応しいくらいに論理的なのだが(ベッドとTシャツの位置関係やウイスキーのロジックは秀逸)肝心の動機の段階になると想像一辺倒で腑に落ちなかった。できれば探偵役に仮説を二転三転させた上であの崇高な動機に到達させて欲しかった。 以上のような不満点もあるが倒叙ミステリーとしてそこそこ楽しめた。 | ||||
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とあるペンション内で開かれた同窓会で、完全犯罪を目論む犯人と探偵による駆け引きが行われるタイプのお話です。 倒述形式で書かれており、警察などの科学捜査は行われない、いわゆるクローズド・サークルものです。 結論から言うと、いまいちでした。 この著者の方は「よくある話を組み合わせて以外な形に見せる」「よくある話をちょっとずらして茶目っ気を見せる」といったお話が多く、それが良い所でもあり、悪い所でもあるのですが、この本に関しては悪い方に出ちゃったかなあ、という印象です。 しかもそれほど長くないとはいえ長編であり、ちょっとズレた所が何回も出てきてしまいます。 アイデアとして考えると面白いのですが、それが長編の中ですこしずつ「ないわー」という点が蓄積され、終盤はしらけてしまいました。 探偵役の推理も「え?それって論理的?何言ってんの?」という物が多く、そのせいかクライマックスも「またおかしなこと言うとる」と、いまいち乗れませんでした。 面白い数学の問題を説明するのに、変なたとえ話持ち出されて醒めてしまうような感覚でした。 やっぱり石持さんは長編向いてないんじゃないかなあ。このお話も短編にまとめれば、キレも出て、クイズの延長みたいなお話でも十分楽しめたと思います。 | ||||
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密室物を倒叙スタイルでやる趣向は面白いんだけど、動機がなー…。まさかこの理由で人は殺さんだろーと思いながらどんでん返しを期待して読んでたんだが、まさかのそのままの動機。もったいない。他は面白いのに。 | ||||
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探偵役が徹底的な論理的思考で犯人を追い詰め、犯人も負けじと論理的思考で 追求を回避し続ける、というチェスのような展開。 しかし、遂に「チェック・メイト」って時の探偵役の女性の心理が気持ち悪い。 口説くために追い詰めたんか?っていう違和感が残った。 ああいうクローズドなら、犯人を追い詰める必要がないので、むしろ、 「証拠を黙って消していく不気味な存在」として、彼女を暗躍させたら恐怖で面白かったかも。 動機も含めてリアリティが足りないので、読後は紙芝居を聞かされたような感じ。 探偵役の女性の気持ち悪さ、動機のリアリティの無さ等は度外視して、 追う者と追われる者の対決を、かる〜く読みたいならそれなりに楽しめると思う。 | ||||
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犯人が主人公の倒叙ミステリー。 冒頭がいきなり犯行シーンで、しかしその動機だけが分からないまま、 そこでいったんシャッターが下ろされて第一章が幕を開ける―という、 あの人気ドラマ「古畑任三郎」のような構成。 犯人と相対する「探偵役」には彼の後輩のとてつもなく頭が切れる女性が登場し、 他の登場人物の誰もが気づかない「密室殺人の謎」に挑んでゆく。 絶対に悟られたくない犯人と真実に徐々に近づいてゆく彼女の攻防は、 なかなかの神経戦で面白い・・・はずなのだが・・・、 本来なら緊迫の場面なのに、何かが足りないと言うか。 ドキドキしない、煽られない、感情移入出来ない、残念ながらどうにも最後まで傍観者にしかなれなかった。 犯人も後輩の彼女も妙に「出来すぎ」で、人間味が感じられないのが大きな原因だったと思う。 そういう要素を抜きにしてただミステリーを楽しむという意味ではそこそこに面白い作品なのだろうが。 もっとドロドロした、人間の「悪」の部分が出た作品が好きな自分には、なんだかちょっと味気なく感じてしまった。 | ||||
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大学の同窓会で久々に揃って再会した旧友どうしの男女7人。宿泊先の洋館で密かに行われた一つの殺人。それは密室での事故死を装ったものだった。 作品の冒頭で犯行の場面が描かれる倒叙形式がとられていて、読者にはあらかじめ犯人とその手口が明らかになっている一方で、犯人の動機のほうは終盤まで伏せられたままストーリーは進んでいく。 鋭い洞察で事態の解明につとめる探偵役は、犯人のことを慕う後輩の女性。彼女と犯人との水面下のたたかいが静かな盛り上がりをみせる。 動機に対する批判は確かにあるだろうし、伏線やストーリー展開の点で少し迫力不足の感もあるけれど、密室状況が維持されたまま犯人と探偵役がある種、風変わりな対決を繰り広げる「変則の密室」作品として、一読の価値あるおもしろい内容になっている。 密室殺人を扱いながらも、“犯人はいかにしてこの犯行をやりおおせたのか”という不可能犯罪の謎に主眼を置くのではなく、密室殺人の理由それ自体を一つの謎としたところに、この作品の特長があると思います。 | ||||
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『月の扉』がおもしろかったし、 このミスの第2位にもなった作品。 wowowのドラマ版を観る前に読みました。 犯人はいきなりわかってる。 完全犯罪を狙った男。 事故死に見せかける。 その、扉は開かれることなく、 犯人の目的は達せられるのだろうか。 動機がいまいちでした。 キャラはなかなかでしたけど、 設定も、まぁ、強引かな。 ライトな感じで読めるのは良かったけど。 ちなみにドラマは、だいぶ設定が変わっていて、 さらにわかりやすくなっていたけど、 こっちのが説得力があるかもな、と思った。 | ||||
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この本を読んだほとんどの人が思うことだと思うのですが、この犯人の動機はどうなんだろう? と思わざるを得ません。ただ一言、「どうしてもやめられないなら○○○○○○返上しろよ」と先輩としてアドバイスするだけで良いのでは・・・。一気に読ませる筆力は感じたので惜しいと思わざるを得ません。 | ||||
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思い出せない。結末が意外だとどこかで紹介されていたのかな‥そうじゃなきゃ買わないはずだから。設定は変わっているかも知れませんが、これはまあ普通の推理小説ですね。まあまあ楽しめるんじゃないでしょうか。 | ||||
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著者は交友関係があまりないのだろうか。登場人物の会話もどこかぎこちなく、「笑いの渦に包まれた」というような類の記述が幾度もでてくるが、『そんな簡単に爆笑しないよ!』と、ついツッコミを入れたくなってしまう。それに探偵役が完璧すぎる。知性と美貌を兼ね備えた若い女性というまるで漫画にでてきそうなキャラクター。現実味に欠ける。動機の弱さなどは抜きにしても内容が斬新だっただけにこのような側面でイライラした。 | ||||
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ノベルスだから安いし、「2位」を理由に購入。内容の印象は先にレビューした皆さんとほぼ同様(動機のこととか)なので、割愛します。 アンバランスなのは探偵役の女性の会話文です。「ムチャ知性的で論理的」の設定のせいか、あまりにも言い回しがまわりくどくて文体も堅くて、「こんなオンナいねぇよ〜」という気にさせられてしまう。 いくら知性的でも、もう少し“イマっぽい会話”にしてくれればリアルさも増したと思うのですが……。 | ||||
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謎解きは、まあそれなりに楽しめた。でもなぜ「このミス」2位?ごくふつうのミステリーですよねえ、若干ライトノベル系の。 他の方もさんざん指摘されていますが、動機が意味不明です。そんなので人を殺すなよ!と思ってしまう。人物描写が類型的なこともあって、感情移入できません。世評が高すぎとの印象を受けました。 でも、帯の惹句に期待が高すぎた故の落胆なのかも。長旅の暇つぶしにキオスクなどで買っていたら絶賛していた、かも? | ||||
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「このミス」で2位になったから買ってみました。面白かったけど、スケールが小さく、チマチマした心理戦が展開されるだけのように感じたけど、久々読んだ推理小説、だいたいがこんなものなのかな?でも、そんなに厚くないし、サラッと読めてよかったゼヨ。 | ||||
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このミステリーがすごい第2位とかかれていたので期待しすぎました。 帯にもかかれていたように犯人がわかっている「古畑任三朗」のような 話の構成にはひかれましたが、 犯人とそれを解く者の2人の知能戦は期待していたよりも あっさりしすぎた気がします。 というより謎を解くのに多少無理がある・・・。 | ||||
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倒叙ミステリーの魅力とは何か、それは、完全犯罪を成し遂げようとする犯人と、それを切り崩していく探偵の、丁々発止のチェス・ゲームを思わせる心理戦の醍醐味だと思う。その動機が、情緒的で感情を揺さぶられる様なドラマチックなモノであれば、東野圭吾の記憶も新しい傑作「容疑者Xの献身」になるし、個々のキャラクターが際立って魅力的なモノであれば、小説ではないが、「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」になる。そこで今作であるが、上記のどの部分から考えてみても、残念ながら物足らない出来映えだ。徹頭徹尾、犯人側の心理描写で物語が展開するのは面白いし、新書版の二段組みとは言え、200Page足らずのボリュームは、出張時の道中や、家事の片手間にでも読み切れてしまう気軽さが良いが、如何せん動機が弱すぎるのと、犯行自体もチャッチイのが致命的。この程度で完全犯罪が果たして成り立つの?久しぶりの同窓会で、和気藹々で飲み明かすのは良いが、お前ら、もっと早く異変に気付けよ、と思い切り突っ込みを入れたくなった。 | ||||
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この中身でこのページ数はちょっと長いかも?ひっぱるプロットは良かったと思うけど…ワンアイデアの短編なら緊迫感あってよかったかも | ||||
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