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少年の君
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少年の君の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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| 心が澄む読後感。中国南部の小都市を舞台に、主人公は10代の少年と少女。その深く傷ついた魂どうしの結びつきを描いて、とても魅力的。後半、殺人事件の謎解きをしながら二人の魂の在り方を描いていく構造は読み応えがあり、ぐいぐい読み進んでしまう。いかにも通俗的になりそうなテーマではあるけれど、そうなっていないのは作家の筆力と日本語翻訳力ゆえ。読むと中国の過酷さは見えてくるが、作者が描いているものは、そうした狭い地域の話ではなく、全世界の、さまざまな魂の在り方なのだと思う。 | ||||
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| 青春小説のように広告しているが、質の高いミステリーだった | ||||
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| 1度読むと???があり、2度読んでみると内容が明確に。 | ||||
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| 恋愛小説だと思って読み始めるといつしかミステリーになっている、みたいな、不思議な小説でした。 そして「これぞいまの中国」というある種の絶望の縁的な社会状況をベースにしながら、「中国」を強く意識することはなく、世界のどこかの物語のようでもあり、ドロドロダークな世界のなかで、それに染まることがない小さなダイヤモンドのごとき想いの純粋さに胸キュンします。 映画のラストは小説とは異なりますが、それはパラレルワールド的なものだと考えるとしっくりする気がします。原作のこの小説では、彼らのその後を、担当刑事と主人公チェン・ニエンとの手紙のやりとりから知ることができます。チェンの手紙を読むと、中国の社会や制度が内包する救いのなさに、強く気持ちを揺さぶられます。でもそれがけして暗いだけの未来ではないのは、手紙につづられた、チェンのゆるぎなさによるものかもしれません。それに改めて触れたとき、彼らの未来に、小さな明かりが灯る気がしました。 | ||||
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