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私があなたを殺すとき
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私があなたを殺すときの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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帯に書かれている「ラスト1ページまで目が離せない‥」通りの内容でした。この「私」は自分なのかもしれません。 訳者の片桐さんが「女性をはじめとするマイノリティにとってつらい時代がふたたびやってくるかもしれない‥」と最後に警鐘を鳴らし、そして励ましていらっしゃいましたが、一人の人間として声を上げ続けて行かなければと改めて思いました。軽い気持ちで読み始めてしまいましたが、もう一度襟を正して読み返したいと思います。この本に出会えて感謝します。 | ||||
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先日、西オーストラリアを舞台にしたエキサイティングなロード・トリップ・クライム・ノヴェル(「銃と助手席の歌」)を読み終えたばかりでしたが、今回の舞台はオーストラリアの東、メルボルン。当たりは偏ります。まるでギャンブルのように(笑)。 <ヤング・ウィドウズ・クラブ>は二十代で夫を亡くした女性のための非公式な自助グループですが、そこで三人の女性たちが分かち合い、フェローシップを重ねています。元バレエ・ダンサーでアルコールに問題のあるカイリー。或る横領犯の娘、アドリアナ。夫を亡くし、運送会社で働くイザベル。そして、その三人に年の若い新メンバー、ハンナが加わります。 ストーリーはそのそれぞれの視点で交互に語られていきますが、全ての材料が揃った段階で、見事にそのスリラーの全貌が現れます。よって、これ以上その種明かしをすることができません。 また、この物語は<ジェンダー>についての物語でもあるわけですが、それについて語るにせよ、語らないにせよ、世界の全ての場所に於いて抜き差しならない深刻な問題として認識されるべきだと考えられます。その現代的なテーマを紛れもないページ・ターナーに仕立て上げた作者の手腕は見事だと思います。スリラーとして、フェアか?アンフェアか? 現実世界はアンフェアですが、4人の女性たちは最後までフェアでした。 ▫️「私があなたを殺すとき "The Young Widows"」(S・J・ショート ハーパーBOOKS) 2025/2/21。 | ||||
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