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世界の終わりの最後の殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
世界の終わりの最後の殺人

世界の終わりの最後の殺人の評価: 3.67/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

作者は日本人に違いない!(注:実際はイギリスの作家さんです。)

イギリスの作家:スチュアート・タートンの第3長編ですが、これまた凝りに凝った舞台設定で、今作も楽しませてくれました!

 三人称文体なんですが、読み始めてみると、それが各人と接続された "エービイ" と呼ばれる AI(?)視点だということに気づきます。
 ただ、この "エービイ" は登場人物表にも名前がなく、いかにも客観的な視点としながら、何やら隠していることがあるらしく、全幅の信頼を置けない存在だったりするんですよね。
 いわゆる "信頼できない語り手" のパターンなんですが、読者としては、最初からそこを前提に読まされちゃうのが、何とも言えずこの作者らしい仕掛けなのです。
 その他、この「世界の終わり」の設定や島に住む人々の意外な事実等、次々と明かされていくわけなんですが、よくもまあ、こんな複雑な設定で物語を作ろうとするなぁと感心してしまいます。

 これはデビュー作である『イヴリン嬢は七回殺される』でも感じたことなんですが、こういう "ハイ・コンセプト" と呼ばれる複雑な設定のミステリーは海外では珍しいタイプの作品なんでしょうね。
 だからこそ世界で評価されてると思うのですが... どうでしょう、特殊設定ミステリーが溢れる日本のミステリーファンとしては言いたくなるんです!
「スチュアート・タートンは、きっと、日本の本格ミステリーの遺伝子を持ってるに違いない!」と...
世界の終わりの最後の殺人Amazon書評・レビュー:世界の終わりの最後の殺人より
4163919589
No.1:
(4pt)

SFだけでも、いいかも。

SFとミステリーの二刀流になっているが、
あくまでミステリーが主流で、SFはミステリーを
盛り上げるための小道具になっている。
人類最後の日に、孤島に残されたサイボーグが、
ミトコンドリアAIテレパシーで、会話するという設定は、面白い。
世界の終わりの最後の殺人Amazon書評・レビュー:世界の終わりの最後の殺人より
4163919589

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