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世界の終わりの最後の殺人
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世界の終わりの最後の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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設定は小松左京「首都喪失」です。霧で遮断された人類最後(ここにもネタ満載ですが)の生存地であるギリシャの孤島で「密封」されて「脱出も入島も不可能」で「限られた登場人物だけ」が「犯人であり被害者」なのですが、どうも本作はミステリとしての「動機」と「トリック」がちょっと弱い気がします。 ただし「複雑な地形」「謎だらけの歴史」「記憶の保存と消去」「ミトコンドリア・ネットワーク」「永遠の命を持つ長老の支配」「従順な島人」「謎の装置」「人工生物知能」など哲学的複雑系設定が肝ですのでそこを十分にご堪能されることを強くおすすめします。 | ||||
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イギリスの作家:スチュアート・タートンの第3長編ですが、これまた凝りに凝った舞台設定で、今作も楽しませてくれました! 三人称文体なんですが、読み始めてみると、それが各人と接続された "エービイ" と呼ばれる AI(?)視点だということに気づきます。 ただ、この "エービイ" は登場人物表にも名前がなく、いかにも客観的な視点としながら、何やら隠していることがあるらしく、全幅の信頼を置けない存在だったりするんですよね。 いわゆる "信頼できない語り手" のパターンなんですが、読者としては、最初からそこを前提に読まされちゃうのが、何とも言えずこの作者らしい仕掛けなのです。 その他、この「世界の終わり」の設定や島に住む人々の意外な事実等、次々と明かされていくわけなんですが、よくもまあ、こんな複雑な設定で物語を作ろうとするなぁと感心してしまいます。 これはデビュー作である『イヴリン嬢は七回殺される』でも感じたことなんですが、こういう "ハイ・コンセプト" と呼ばれる複雑な設定のミステリーは海外では珍しいタイプの作品なんでしょうね。 だからこそ世界で評価されてると思うのですが... どうでしょう、特殊設定ミステリーが溢れる日本のミステリーファンとしては言いたくなるんです! 「スチュアート・タートンは、きっと、日本の本格ミステリーの遺伝子を持ってるに違いない!」と... | ||||
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SFとミステリーの二刀流になっているが、 あくまでミステリーが主流で、SFはミステリーを 盛り上げるための小道具になっている。 人類最後の日に、孤島に残されたサイボーグが、 ミトコンドリアAIテレパシーで、会話するという設定は、面白い。 | ||||
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