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ブレイクショットの軌跡



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【この小説が収録されている参考書籍】
ブレイクショットの軌跡

ブレイクショットの軌跡の評価: 4.15/5点 レビュー 33件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.15pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21~24 2/2ページ
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No.4:
(5pt)

積読チャンネルで紹介してほしい

読み終わるのが勿体無くて丁寧に読み進めた。
現代社会を生々しく描いているので、「今」読むことで面白さが増すと思う。
買って後悔の無い名作。
あと、ツイッタラーにはブッ刺さる。
ブレイクショットの軌跡Amazon書評・レビュー:ブレイクショットの軌跡より
4152104112
No.3:
(5pt)

理不尽や運命に翻弄されながらも希望を見出す物語

ビリヤードの初手、ブレイクショットの名を冠したクルマ、
それに絡めた幾つもの人間模様を描いた群像劇。

「少女同志よ、敵を撃て」「歌われなかった海賊へ」で
第二次大戦を描いた著者が描く現代劇と言うことで
期待して読みましたが、
こちらの期待を何段も超える凄まじい作品でした。

自分ではどうしようも無い運命に翻弄され、
時には希望を見失いそうになりながらも、
諦めず道を切り開こうとする登場人物たち。
マネーゲーム、地域紛争、特殊詐欺、反社組織、
SNSの功罪からLGBTQや差別意識に至るまで、
世の中にあるどうしようも無い理不尽や悪を
一体どれほど取材すればそこまで描けるの?
と思うほどに精緻に描きながらも、
幾重にも張られた糸が最後に1つに撚り合わされていく
作者の構成力が圧巻です。

その一方で絶望や諦念には留まらず、
根底では人間の善性を信じる作者の視点が
希望の光となって全体を照らしてくれていて、
物語の点と点が繋がって線となる快感と共に
最後にとても救われた気持ちになれる、
最高の読後感を与えてくれました。

傑作だと思います。
ブレイクショットの軌跡Amazon書評・レビュー:ブレイクショットの軌跡より
4152104112
No.2:
(5pt)

面白い

久々に面白い物語を読んで大満足です。
ブレイクショットの軌跡Amazon書評・レビュー:ブレイクショットの軌跡より
4152104112
No.1:
(5pt)

国産SUV「ブレイクショット」をベースに、壮大なスケールで様々な金融犯罪を取り扱った波乱万丈物語

(長い小説だったので、下記の感想もかなり細かい内容に触れます。ネタバレになるかもしれません)。

国産SUV「ブレイクショット」。
最初のうちは、この車の所有者が立て続けに不幸に見舞われる傾向があったため、「不幸を呼ぶ指輪」みたいな話がメインなのかと思っていましたが、違いました。
登場人物は多いですが、やはり中心は、サッカーのユースチームで親交を深めた晴斗と修悟。
どちらも「ブレイクショット」の所有者だった父を持ち、その後、家庭内の不幸に振り回された2人は、若くして目の前で大きな夢を打ち砕かれます。
年代を問わず分かり切った辛辣な事実―——人生の夢を叶えるには、やはりお金が必要。
特に、晴斗の経時的変化は見ものです。

本のタイトルからもSUVが軸なんだとは思いますが、全般的にTOBや不動産売買、資産形成セミナー等お金が絡む話が多いため、「ブレイクショット」自体の影は薄く、どちらかというと「お金をめぐる人間関係の悲劇」が目立ったように思います。
途中からは、コロナ禍もまた障壁となります。時代ですね。

しっかし出るわ出るわ、心理的に巧妙に仕組まれた投資のワナ、マルチの勧誘、保険金を狙った自作自演の窃盗詐欺、そして裏で操る反社の存在。
ある意味、一見詐欺とは見抜けない悪質商法の複雑なスキームを知るには適した小説かも。
反社がVTuberやアバター、AIを利用している構図も、また時代なのでしょうね。

「ブレイクショット」がビリヤードの言葉でもあることを知ったのは、本書の後半にて。
しかも終盤でよい締めくくりとしても出現。上手いなぁと思いました。

そしてアッコこと、門崎亜子のキャラが好きでした。
長いエピローグで明かされた彼女の正体!最後のビックリ!でした。
ブレイクショットの軌跡Amazon書評・レビュー:ブレイクショットの軌跡より
4152104112

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