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ブレイクショットの軌跡
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ブレイクショットの軌跡の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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| 読み終わるのが勿体無くて丁寧に読み進めた。 現代社会を生々しく描いているので、「今」読むことで面白さが増すと思う。 買って後悔の無い名作。 あと、ツイッタラーにはブッ刺さる。 | ||||
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| ビリヤードの初手、ブレイクショットの名を冠したクルマ、 それに絡めた幾つもの人間模様を描いた群像劇。 「少女同志よ、敵を撃て」「歌われなかった海賊へ」で 第二次大戦を描いた著者が描く現代劇と言うことで 期待して読みましたが、 こちらの期待を何段も超える凄まじい作品でした。 自分ではどうしようも無い運命に翻弄され、 時には希望を見失いそうになりながらも、 諦めず道を切り開こうとする登場人物たち。 マネーゲーム、地域紛争、特殊詐欺、反社組織、 SNSの功罪からLGBTQや差別意識に至るまで、 世の中にあるどうしようも無い理不尽や悪を 一体どれほど取材すればそこまで描けるの? と思うほどに精緻に描きながらも、 幾重にも張られた糸が最後に1つに撚り合わされていく 作者の構成力が圧巻です。 その一方で絶望や諦念には留まらず、 根底では人間の善性を信じる作者の視点が 希望の光となって全体を照らしてくれていて、 物語の点と点が繋がって線となる快感と共に 最後にとても救われた気持ちになれる、 最高の読後感を与えてくれました。 傑作だと思います。 | ||||
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| 久々に面白い物語を読んで大満足です。 | ||||
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| (長い小説だったので、下記の感想もかなり細かい内容に触れます。ネタバレになるかもしれません)。 国産SUV「ブレイクショット」。 最初のうちは、この車の所有者が立て続けに不幸に見舞われる傾向があったため、「不幸を呼ぶ指輪」みたいな話がメインなのかと思っていましたが、違いました。 登場人物は多いですが、やはり中心は、サッカーのユースチームで親交を深めた晴斗と修悟。 どちらも「ブレイクショット」の所有者だった父を持ち、その後、家庭内の不幸に振り回された2人は、若くして目の前で大きな夢を打ち砕かれます。 年代を問わず分かり切った辛辣な事実―——人生の夢を叶えるには、やはりお金が必要。 特に、晴斗の経時的変化は見ものです。 本のタイトルからもSUVが軸なんだとは思いますが、全般的にTOBや不動産売買、資産形成セミナー等お金が絡む話が多いため、「ブレイクショット」自体の影は薄く、どちらかというと「お金をめぐる人間関係の悲劇」が目立ったように思います。 途中からは、コロナ禍もまた障壁となります。時代ですね。 しっかし出るわ出るわ、心理的に巧妙に仕組まれた投資のワナ、マルチの勧誘、保険金を狙った自作自演の窃盗詐欺、そして裏で操る反社の存在。 ある意味、一見詐欺とは見抜けない悪質商法の複雑なスキームを知るには適した小説かも。 反社がVTuberやアバター、AIを利用している構図も、また時代なのでしょうね。 「ブレイクショット」がビリヤードの言葉でもあることを知ったのは、本書の後半にて。 しかも終盤でよい締めくくりとしても出現。上手いなぁと思いました。 そしてアッコこと、門崎亜子のキャラが好きでした。 長いエピローグで明かされた彼女の正体!最後のビックリ!でした。 | ||||
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