羊式型人間模擬機
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私には大変刺さった。今まで読んできた本の中で一番好きかもしれない。 読みにくいとの意見があるが、海外古典文学と比べればスイスイ行ける。特に中盤以降、歴代の先祖との記憶(記録)あたりからは続きが気になり一気に読んだ。 アンドロイドの記録に登場する先祖たちはなんて愛しい人間たちなんだろう。情景描写も優れていて、自然の生き物たちの様子がよく分かった。特に最後の場面は映画を見ているようだった。 偏見だが、小川洋子さんや梨木香歩さんが好きな人には刺さりそうだ。 | ||||
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受賞の経緯からして、どうも日本のSFファンの特定層の反感を買いがちなようです。 しばらく、知らない人のレビューは参考にしない方がいいです。 読み込みましたらこのレビューを消し、再度投稿します。 なお、各図書館では大人気らしく、どこもほとんど貸し出し中です。 | ||||
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初めに言っておくが、本書はかなり人を選ぶ書籍であって、私はまったくハマらなかったものの、読む人が読めばハマるかもしれないといった代物だった。悪辣なレビューの増え続けている昨今だが、そのことを踏まえて、このレビューを本書を購入する際の参考にして欲しい。しなくてもいい。 まず文章。クソである。有り体に言って分かりづらい。何が起きているのか想像できないし、ところどころで悪い意味で溜め息が出そうになる。目が滑る。幼児語のような文章が、『意図的に幼く見せている文』と分かりやすいのも痛い。これに感動を覚える人もいるのだろうが、しかし物語が語りに伴っていないので、私のような物語を重視してしまう人間には、ただただ稚拙な表現、稚拙なセリフ、稚拙な比喩が繰り返されているだけにしか読めなかった。稚拙というのは幼稚という意味ではなく、拙いという意味。 続けて構成。これも分かりづらい。SFを『分かりづらくすること』だと勘違いしているのではと疑りたくなるような構成だった。所々にジェンダー的な要素が見え隠れするが、肝心のメッセージ性がそこに皆無なので、感動することもなく困惑が続く。この作家はプロットを作ってから書くタイプではないのだろう。感性に任せて筆の動くままに物語を紡いだのだろうが、その感性が小説としての完成度に結びついておらず、言ってしまえば男の自慰のようで独りよがりだ。 そして最後に、この小説は『ハヤカワSFコンテスト』を受賞して発刊された作品である。ならば当然、SFとしての意味や面白さを期待するわけだが、この小説がSFとして面白かったかと言えば、それは否である。まず設定に納得のいく説明がない。まあ説明がなくてもいいのだが、この小説におけるこれは『アイデア』であって『SF』ではない。あとそのアイデアや問題提起についてはすでに行っている作品が山ほどあるし、それら先行作品に勝る作品だったかと言われれば、私を首を傾げるほかない。 とはいえ、擁護しておくと、この小説をSFではなく、幻想小説として読んだならば、まだ私の読後感は違ったかもしれない。これはSF小説ではなく、幻想小説なのだ。その筋を好む者であれば、本書をきっと、私のようにはならずに楽しんでくれることだろう。本書が適切な読者に適切な形で届くことを祈る。 (追記) なんだか私のレビューのあとから『受賞の経緯から日本のSFファンの特定層が目の敵にしている、だからレビューは参考にするな』というトンチンカンな、レビューではないレビュー(Amazonの規約違反)がなされているけれど、ひとつ不服なので追記を。 私はそんな理由で本をレビューしない。そもそも受賞の経緯など私の知ったことではない(受賞に問題があると私が感じたならば、こんな本は読まずに出版社に問い合わせている)。何を勘違いしたのか分からないが、大変失礼なのでやめて欲しい。私はこの本を図書館ではなく実費で購入し、二度通読した。その結果がこのレビューなのだ。 無論、前述のように私のレビューを参考にするもしないも買い手の自由なので、どう思われようが知ったことでは無いが、そこだけ、大変失礼な言いがかりだったので、訂正させていただく。 | ||||
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