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(短編集)
暗号の子
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暗号の子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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インターネット,SNSが社会を動かし,支配するまでになった現代社会に対する警鐘と読めた.特に「ローパス・フィルター」は,苦い読後感とともに,読者に深く染み入る感動を与えるだろう. | ||||
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●本書ではテクノロジーが人間社会や倫理観に与える影響を描いている。テクノロジーの進歩がもたらす恩 恵だけでなく、その影の部分も深く掘り下げている。 テクノロジーは善か悪かではなく、われわれ人間はどう扱うのか?なかんずく、自制心や倫理観、偏った 認識による正義感などを試されているのではないだろうか。 テクノロジーに関する用語に難解さを覚え★4としました。かと言って一々解説するのも物語のリズムを 壊しそうです。難しいところです。 | ||||
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技術がどんなに進化しても人の心が変わらない限り、世界はディストピアに向かっていく。IT用語が駆使されているが、文系にも理解しやすい内容。作者の冷めたポジションの片隅に未来へのかすかな希望を見た。 | ||||
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暗号通貨やSNSサービス、AIといったテクノロジーを駆使する側の視点で描かれたSF短編集。 表題作でもある「暗号の子」は本書を象徴する短編といえる。テクノロジーに愛された人物が登場するが、社会にはどこか適応しきれずASDやADHDの特性を思わせる側面を持つ。しかし、その特性があるからこそテクノロジーを自在に操ることができる。 そうした”テクノロジー側”の人々が、ままならない複雑な社会とどのように向き合うのか――それが、本書全体に通底するテーマとなっているように感じられる。 時折挿入される技術的な用語が本書に技術書のような性格を帯びさせ、読者にクールな印象を与えている。長編作もぜひ読んでみたいと思えるような作品でした。 | ||||
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現在進行系のSF短編集です。 近い将来あるかもしれない物語が綴られていて、刺激的です。 何を目的にAIを使うのかによって、未来が変わることを実感できます。 | ||||
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図書館の新刊書コーナーで見つけた。 …面白くて、つい、布団の中で目が冴えて寝そびれてしまった。 コミュニケーションが苦手な女の子が、仮想世界でアバターを使ってひととき、交流できる相手を見つけた。趣味のサークルも立ち上げた、という感じか。 でも、ある事件で、そのコミュニテーの存在が危険とみなされ、リアル世界との齟齬から正体を突き止められ…。すっかり荒らされて、かつてのアバター時代に知り合ったその人もどこかに消えてしまっていた。 …これは、短編集であるが、もったいなくて読み流す本ではない。 手元において、味わって読もう。 というわけで、ページを閉じました。一作ずつ、余韻に浸るのです。 mixiも旬のころには、やたらと書き込み、知り合い、交流したものだったが、と 懐かしく振り返りながら。 でも架空空間の物語は、一瞬にして解体・崩落、跡かたなく消え去るものだと かつて身をもって実感したこともあり、改めて、万能のようなこの電脳空間の危うさを | ||||
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