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町の悪魔を捕まえろ
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町の悪魔を捕まえろの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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米国南東部にハリケーン「ミルトン」が上陸したというニュースを聞きながら本書を読むことになりました。大好きだったセント・ピーターズバーグに降る「確率上1000年に1度の降雨量」。私には語るべきことが見当たりません。<ダリ美術館>もまた被害にあったのだろうか? 〈ワニの町へ来たスパイ〉シリーズ。もう八作目の翻訳だそうですね。 前作でカーターと別れたフォーチュンの心の揺らぎがもう一つの読ませどころでもあります。 シンフルの町に"Catfish"という名のフェイスブックを利用したロマンス詐欺が横行します。フォーチュン、アイダ・ベル、ガーティのいつもの三人のレディスは独自にその捜査を開始します。被害に遭ったのは町のたくましい中年女性ですが、幾つかの情報を加味して、犯人もまた町の住人だと狙いを定めます。 一方、フォーチュンはウォルターの雑貨店で車椅子生活を送る男性とその夫人と知り合い、あろうことかその夫人が殺害されてしまいます。さあ、犯人は一体誰?ロマンス詐欺との関連はあるのかないのか?(ないのは少し困るかもしれません(笑)) 今回はいつものアクション、スラプスティックが薄めです。私はアクションだけで起承転結を創造しようとする著作を探していますので、その点について少し不満が残りました。但し、今回が今までで一番<パズラー>らしい結構を保持していることに感銘を受けたりもしました。 まあ、あまりうるさいことは言わずにAmazon Prime Videoのミニ・シリーズを楽しんで見るように読み続ければいいのでしょうね。 「障害があるから?」とフォーチュンはガーティに尋ねます。 ガーティが首を横に振った。「彼が男だからよ」 「それはひとつの障害だからね」アイダ・ベルが指摘した。(p.196) こんな三人の会話に快哉を叫ぶのは私だけでしょうか?いずれにせよ、太古の昔より、男はこのようなものなのです(笑)。 ◾️「町の悪魔を捕まえろ 〈ワニの町へ来たスパイ〉シリーズ "Fortune Hunter"」(ジャナ・デリオン 創元推理文庫) 2024/10/11。 | ||||
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