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さかさ星
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さかさ星の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 21~40 2/3ページ
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まあ読んでください。文章だけでここまでできるのか、と驚いてください。想像が一番恐いな。 | ||||
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呪物に纏わる数々の悍ましいエピソード。数百年の時を越え受け継がれる怨念の系譜、圧倒的な霊視能力を誇る賀茂禮子の存在感。情報量が半端なく、途中何度も読み返したりメモを取りながら読み進めた。擬態しているのは? 貴志祐介の圧巻の筆力を十分に堪能できる一作であった。「秋雨物語」「梅雨物語」の後に読むのがおすすめかと。 | ||||
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休みの日を丸一日使って読み終えました! 最近巷で流行っている(いた)、呪術漫画に某有名動画サイト等の流行り要素を 既存のホラーに調合させた様な作風となっており、 幅広い読者層を意識しているんだなと痛感しました。 ただ、途中から明らかに空気感の違う新キャラが出てきたり (ホラー映画で例えるなら貞子vs伽椰子の経蔵と珠緒)、 真犯人が露骨にわかってしまう等、読んでて違和感を感じるところはありました・・・が、 そこら辺からはもう「おら!序盤のミステリータイムや呪物の歴史講座は終わりだ! これから手に汗握るゴリゴリホラーアドベンチャーの始まりだぜ!」という感じで 話が進んでいきます。こういう流れもひっくるめて「エンタメ性が高い」作品となっております。 個人的には貴志先生の近年の作品で一番オススメ!! | ||||
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ページを捲るたびに新しい特級呪物がどんどん出てきて 都度その由来が興味深く説明されて「ほーなるほどなー」というテンポ感は良し。 でもこれって貴志祐介作品というより、よく出来た洒落怖の連作みたいだよなーというのが正直な感想。 謎が生まれたら読者が考える間もなく、賀茂禮子が完璧な過去視ですぐさま答え合わせを してくれるので、過去長編「新世界より」「天使の囀り」「クリムゾンの迷宮」のような 物語の大きなうねりやスリリングな展開はなく、結構淡々と進んでいきます。 登場人物もあんまりキャラ立ってない。元々そんなキャラ主導で進める作家さんでもないですが 最後まで美沙子と麻衣子ってどっちがどっちだっけ?くらいおぼろげ。 ストーカーはもっと絡んでくると思ったらそんなこともないし、後半全く影響してなかったですね。 主人公のYoutuber設定も、なんとなくチャラいZ世代がカメラ片手に 呪いの家捜査したら現代ホラーっぽくて面白そうだなぁくらいで決めたイメージ。 動画を公開してフォロワーから意見を募ったり、コメントで有力な証言を得たり アップした動画が呪いの動画化して大騒動になったり、動画見てストーカーが食いついてきたり…etc。 そんなイベントらしいイベントもなく、序盤で動画が上手くアップロード出来なかったきり 以降ほぼYoutuber要素なし。結局、賀茂禮子が全部教えてくれるホラーゲームRTAです。 600ページを一息で読ませる力や、呪術に対する広範な知識は流石貴志先生なんですが… カミナワ族の「憑依」を読んだ時の背筋が凍るような恐怖体験を今一度期待したいです。 | ||||
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他のレビューにもある通り、作者の既刊本を先に読んでいると、物語中盤の、味方がどっちなのかと困惑し、疑心暗鬼に駆られるパートの先行きが分かってしまうのが少し残念だった。 あと、親戚が壮絶な死を遂げ、主人公本人も数々の常軌を逸した怪異を目にしているにも関わらず、終始YouTubeがどうこう言ってるのには違和感があった。 ただ間違いなくホラー史に残る作品であろうことは明白で、構成する要素も、呪物、霊能者、旧家と僕の好みに刺さりまくっていて、それを料理したのが僕の崇拝する貴志先生ということで問答無用で☆5。 今回も素敵な読書体験をどうもありがとうございました。 | ||||
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次々に登場する呪物とその説明で前半は置いていかれるかと思った。 固定のキャラを理解しておくために、他の作品を読んでから挑むのをすすめる。 | ||||
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最初は試し読みから、止まらなくなって、書籍を買いに走りました!恐ろしい事件の起こった家、今どきの感覚の若い主人公、そして、数え切れないほどの呪物。 戦国時代の恨みは相当なものだから、これからは私も、迂闊に古物に触らない様にしようと思いました。 途中、主人公が騙されるので、私まで騙されましたし、クライマックスの真の呪を解くのに本当にやきもきしました。 途中は、貴志祐介さんの黒い家や、天使の囀りを彷彿とさせるような、今回も、徹底的に呪物を研究されて書いたな、と舌を巻きました。 貴志祐介さんは、どうしてこんなにも、若い主人公の感性を書くのが上手いのでしょう。 おかげで、とても面白かったです! ネタバレになりますが、最後の無理ゲー解説で、主人公が恐怖を紛らわせるのは面白かったです!今の所、貴志祐介さんの小説でいちばんオススメです。 | ||||
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やっぱりホラーが良いですね♪次作が楽しみです。 | ||||
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ウルトラザックリ説明すると、古くからの怨念がこもった呪物にまみれた旧家で起きた凄惨な事件を、作者のお気に入り(?)のレギュラー霊能者が解明していく的なストーリー。 日本土着の恨みつらみ話がてんこ盛りで、なんか読感がネッチョリしている(褒め言葉)。 全体的に日本昔ばなしのようであまり怖さは感じなかったが、数々の呪物に宿る怨念のバックボーンに興味が惹かれて最後まで読んでしまった。 あと、後半に差し掛かったあたりから、「人知を超えた奇怪な事件に巻き込まれ、ものすごく注意深くなっているであろう主要人物」の行動が不自然に甘くなり、それによって生じたミステイクをクライマックスで挽回するマッチポンプ的な話になるのが不満点。 しかし、上記の点で読者をイライラさせつつ、作者の都合のいい方に話が飛んでいくも、オカルトサスペンス大作として一応成立させているのは評価したい。 | ||||
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①惨劇を引き起こした呪物は何か? ②犯人は誰か? ③なぜ福森家は呪われたのか? ④さかさ五芒星は何処にあるのか? 大きく分けて4つの謎が登場するが、①〜③には読者が謎解きに介入する余地は殆どない。主に霊能者の賀茂禮子の超常的な力によって解き明かされていく。ミステリー要素は薄いものの、非常にわくわくする。 ④は水平に記された五芒星は見る場所によって正位置にも逆位置にもなり得るとの記述から、さかさ五芒星の場所を読者でも察することができるようになっている。 幕引きが存外あっさりしており、活かせていない設定もある等、若干の不満点は残るものの、呪物ガイドツアー&結界破壊リフォームが愉快であり、呪物の来歴と福森家の罪が明らかになっていく過程はとても面白い。 ホラーとしては、エピローグに語られた、惨劇当夜の出来事。一家惨殺事件のトリガーとなった行為の描写が一番ぞくっとした。 | ||||
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引き込まれました!3日で一気に読んでしまった。さすが先生。 オチがついてない気がするので、続編読みたい!! | ||||
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作者の最近の作品ではもはやお馴染みの霊能者が大活躍の作品。 世界観が同一かは不明だが、過去作では我々はみな孤独である、くさびら、フーグで賀茂禮子が、ぼくとう奇譚では賀茂の父?と日震が登場している。 (短編は本作連載後の発表っぽいので過去作と呼んで良いのか微妙だが) 長編では珍しくオカルトなホラー。作者のこのようなテーマの作品は短編ばかりで、とても面白いが読み足りないなと思っていたので、まさに待望の作品といったところ。内容的にもとても良かった。 ただ、短編集を既に読んでいれば、ある程度展開が読めてしまう場面もあり、正直短編集よりもこちらを先に単行本化してくれた方がもっと楽しめたんじゃないかな、と思ってしまった。 | ||||
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不謹慎なのは承知でワクワクしてしまった 映像化してほしい | ||||
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『我々は、みな孤独である』、『梅雨物語』内の「くさびら」に続いて、強い印象を残すゴブリン似の霊能者・賀茂禮子、三度目の登場。 今回も、前二作同様に強烈な印象を残したので、勝手に賀茂禮子シリーズと呼ばせていただきます。 貴志先生の作品は、デヴューから全作品を読んでいますが、『新世界より』に次ぐ読み応えある作品というのが2024年10月6日読了後の感想。 先生の、緻密に丁寧に時間を費やしたリサーチと得意で好きな分野の融合による、濃密でおどろおどろしい長編作品。 中盤まで、呪物の一つ一つに対する丁寧な語りは、馴染みのない分野のため、1ページに一つは知らない言葉や初めて見る漢字が出てきて、先生の語彙力の高さとこの作品執筆に至るまでの相当な読書量に恐れ入るばかり。 それにしても、作中で賀茂禮子が一瞬触れた賀茂の父、そして姿を明確に見せなかった日震が気になって仕方ない。 賀茂禮子シリーズ第四作として、新たな禍々しい物語とともに、賀茂の父と賀茂禮子、日震と月震の、霊能力・法力対決を読んでみたい。 それが、実は、呪力の世界の『新世界より』につながったりして…… | ||||
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戦国時代から続く旧家を滅ぼさんが為に集められた呪物の数々 果たして呪いは発動し、子供たちを除いてとても人の手によるものと思われぬ方法で惨殺された家族たち 残された子供たちをなおも襲おうと暗躍する黒幕・・・ 作者渾身の呪い系ホラー作品です 集められた呪物の曰くが一つ一つ懇切丁寧に語られ何とも陰湿な気分にさせてくれます 「梅雨物語」くさびらに登場し強く印象を残した霊能力者賀茂禮子さんの再登場も嬉しい限り あと子供をあやす行為がトラウマになること必至ですのでお気をつけて 貴志さんにはミステリーではなくこういったホラーをどしどし書いていただきたい | ||||
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今までの先生の作品は、イソラと新世界よりを除いてオカルトやファンタジーはなかったと思う。 黒い家もクリムゾンの迷宮も、天使の囀り人間が怖い話。 でも今回のはオカルト+人間が怖い話で、デビュー作のイソラ寄りの作品だった。 初めは霊能力者とか呪いの品がバンバン出てきて、これは本当にそのまま受け取っていいのか?それともフェイク?と思いながら読み進めていたけど、なんだかんだで一日で読破してしまった。 「正」で画線法を説明しているときに、「下」の漢字がいきなり出てきて、一瞬意味がわからなかった。理解した時は少し笑った。 | ||||
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ホラーの枠に収まらない気がする。 数多くの呪物、そして霊能者、魔女、殺人者。様々なエンタメ要素の詰め込み。 「ぼぎわんが来る」とかが好きな人にもオススメかもしれない。 本書を読むと色々関連知識を調べたくなるので、好奇心刺激物としても良い。 | ||||
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榎本シリーズの短編物のように(「硝子のハンマー」は傑作)、あまり知られていない知識を基に推理されても、読んでいる側は付いていけない。それが本当かどうかも分からないし。探偵役によるタネ明かしの爽快感はあるが、いらない知識が増えただけのような気もするし。最近流行りのホラーミステリとも傾向が少し違うし。 でも、冒頭から、読み手に事件の詳細を知らせないまま、読み手を置き去りにしたまま進んでいくストーリー形式は面白かった。ただし、ラストが、主人公の独り相撲みたいで、読んでいて、敵も味方も全く危機感を感じなかったのはマイナス。事件の動機も茫洋としているので、あまりスリルを感じない。 それにしても、314ページの遺体発見の挿話は、思わず笑ってしまった。本作で一番の収穫かも。 | ||||
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貴志祐介さん独特の緻密な取材を下にした作品だと思います。数々の呪物の説明に、いつの間にか世界に引き込まれていました。日本古来のホラー好きな方にはぴったりではないでしょうか。あと、映像化を意識された書き方かなぁと感じました。 | ||||
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貴志祐介さんの最近の長編は微妙なのが多かった。全ては本作のための充電期間だったのか。 惜しむらくは、短編を先に読むべきではなかった点。中盤以降、「どっちの霊能者が味方で、どっちが敵なのか」ハラハラする場面があるのですが、短編を先に読んでいるとこのハラハラがなくなってしまうのが残念。 | ||||
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