■スポンサードリンク
さかさ星
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
さかさ星の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 41~60 3/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
黒い家 の迫力には至っていない | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
気になるポイントがいくつかあって読み終えてもうーんて感じでした。でもスリルは味わえました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
手放しでは褒められないかなー 貴志祐介の作品の中では下位に入ってしまうかも(雀蜂よりも上、ダークゾーンよりも下) 特級(とは書いてないけど)呪物が何個あるんやって位の家での話。 序盤、あまりの呪物の多さとその紹介シーン続きで辟易としてしまったのですが、中盤以降の呪物の元となるエピソードとなぜ呪物に殺されたのかという謎解きはかなり面白かった ただ、ピークはそこで終わり 終盤に起こる出来事と主人公関連のエピソードは丸々いらなかったのでは…と思える展開でした。 かなりアッサリ終わるのと、そこまで引っ張った上でのカタルシスはなかったです。 昔はもっと読みやすくて、読むだけで情景が湧いてくる貴志祐介の文章だったのですが、この本ではそこまでインスピレーション湧いてこなかったです 中盤はグイグイ引き込まれて行ったのでそこだけでも読む価値はあるのですが、全体のまとまりとしてはなんだかなあと。 霊能者も賀茂禮子という存在で貴志祐介ファンにはネタバレなので、別の名前でやってほしかったなあ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初は試し読みから、止まらなくなって、書籍を買いに走りました!恐ろしい事件の起こった家、今どきの感覚の若い主人公、そして、数え切れないほどの呪物。 戦国時代の恨みは相当なものだから、これからは私も、迂闊に古物に触らない様にしようと思いました。 途中、主人公が騙されるので、私まで騙されましたし、クライマックスの真の呪を解くのに本当にやきもきしました。 途中は、貴志祐介さんの黒い家や、天使の囀りを彷彿とさせるような、今回も、徹底的に呪物を研究されて書いたな、と舌を巻きました。 貴志祐介さんは、どうしてこんなにも、若い主人公の感性を書くのが上手いのでしょう。 おかげで、とても面白かったです! ネタバレになりますが、最後の無理ゲー解説で、主人公が恐怖を紛らわせるのは面白かったです!今の所、貴志祐介さんの小説でいちばんオススメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貴志祐介さんの作品を私が好きな順に並べると、 ・天使の囀り ・ぼくとう奇譚 ・黒い家 ・新世界より ・呪文 ・極悪鳥になる夢を見た ・悪の教典 ……となり、その他の作品はだいたい同列順位となります。(貴志さんの推理小説系譜はあまり好みじゃない派です。) そして、今回の『さかさ星』ですが、個人的にはランキング外に該当するものでした。 色々な文芸賞の受賞作などジャンル問わず読むタイプですが、貴志さんを追い掛けてきた個人的理由は『キレのあるゾクゾク感』で、『さかさ星』に関して言うと、ゾクゾク感の切れ味があまり無い代わりに、量でカバーしたような印象で、その点が自分の好みと相違していたんだと思います。 呪物の云われがちょっと多過ぎて、主人公の亮太もストーリー半ばからゲンナリしていたシーンがありましたが、私も早々にゲンナリしてしまい… 最終的には、主人公自身の先祖関連についてのあらましを、時代劇調でおさらいしているような印象が強い作品でした。 人間の業を作中にたくさん描くと『悲しい』『やるせない』が先に来てしまって、ストーリーの根底が因果応報・勧善懲悪というわかりやすい図式として捉えられてしまう印象もあり、そのために『ゾクゾク』から乖離していくのかもしれない、と感じました。 ちなみに貴志さんが審査員のおひとりを務められた22回日本ホラー小説大賞受賞作『ぼぎわんが、来る』(著:澤村伊智)の影響もありそう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やっぱりホラーが良いですね♪次作が楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ウルトラザックリ説明すると、古くからの怨念がこもった呪物にまみれた旧家で起きた凄惨な事件を、作者のお気に入り(?)のレギュラー霊能者が解明していく的なストーリー。 日本土着の恨みつらみ話がてんこ盛りで、なんか読感がネッチョリしている(褒め言葉)。 全体的に日本昔ばなしのようであまり怖さは感じなかったが、数々の呪物に宿る怨念のバックボーンに興味が惹かれて最後まで読んでしまった。 あと、後半に差し掛かったあたりから、「人知を超えた奇怪な事件に巻き込まれ、ものすごく注意深くなっているであろう主要人物」の行動が不自然に甘くなり、それによって生じたミステイクをクライマックスで挽回するマッチポンプ的な話になるのが不満点。 しかし、上記の点で読者をイライラさせつつ、作者の都合のいい方に話が飛んでいくも、オカルトサスペンス大作として一応成立させているのは評価したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「様々な呪物が出てきて、その来歴を語る中で怪談話が披露される」という形式によって場面がくるくる変わるため、飽きずに読み進められました。 ただ、6割を超えたあたりのイベントでの主人公の意思決定に対して「電話を一本入れれば確実な根拠に基づいて判断できるのに何してんの?」と思ってしまってからは楽しめなくなってしまい、ラストまで飛ばし読みしました。 ホラーにおいてもミステリーにおいても、ストーリーを望む方向に進ませるために「登場人物の頭を一時的に悪くする」という手段をとるのは、作者の怠慢・技量不足だと思います。 終盤の重要な場面でも「5本じゃないと意味ないよ」って言われているのに「3本いや、2本にしとくか?」みたいな根拠のない数遊びをしてる様を見せられてよく分かりませんでした。 読者は作者を信頼しているからこそ作品世界に身を任せているので、もうちょっと応えてほしかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
①惨劇を引き起こした呪物は何か? ②犯人は誰か? ③なぜ福森家は呪われたのか? ④さかさ五芒星は何処にあるのか? 大きく分けて4つの謎が登場するが、①〜③には読者が謎解きに介入する余地は殆どない。主に霊能者の賀茂禮子の超常的な力によって解き明かされていく。ミステリー要素は薄いものの、非常にわくわくする。 ④は水平に記された五芒星は見る場所によって正位置にも逆位置にもなり得るとの記述から、さかさ五芒星の場所を読者でも察することができるようになっている。 幕引きが存外あっさりしており、活かせていない設定もある等、若干の不満点は残るものの、呪物ガイドツアー&結界破壊リフォームが愉快であり、呪物の来歴と福森家の罪が明らかになっていく過程はとても面白い。 ホラーとしては、エピローグに語られた、惨劇当夜の出来事。一家惨殺事件のトリガーとなった行為の描写が一番ぞくっとした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み始めからアレな展開で失笑を禁じ得なかったが、読み終わってリアルに「はぁ?」って声に出た…。 何がどうホラーなのか? これの一体何が面白いのか微塵も理解できない。 本当にあの「黒い家」や「天使の囀り」「新世界より」を書いたのと同じ作者かこれ?というのが率直な感想(ゴーストライターが書いた作品かと疑いたくなるくらい)。 終始怖くもなんともなく、ストーリーも展開も結末も稚拙、説得力皆無の「怖いだろー、恐ろしいだろー、おどろおどろしいだろー」の無理やりな押し付け。読みづらい漢字や外連味たっぷりの文章で怖いどころか所々で笑ってしまった。 あれ、今読んでるのお笑いか漫才か落語だっけ…? 「黒い家」の方が多少なりともリアリティを感じる分よほど…と思わざるを得ない。 「悪の教典」あたりからダメだこりゃと感じていたが、「ダークゾーン」で瀕死、「さかさ星」で致命傷。今後もう二度とこの作者の本を読むことはないかな…。 遊園地のお化け屋敷やバイオハザードがまだマシに思えるレベルで、本音では☆1も付けたくないくらい酷い。 最後に。 これはホラーではなく「オカルト(笑)」です。 「黒い家」を見習ったら如何でしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
引き込まれました!3日で一気に読んでしまった。さすが先生。 オチがついてない気がするので、続編読みたい!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者のインタビューで、ヒトコワでもオカルトでもないミステリー要素のあるホラーを目指しましたという内容を読んだので気になって購入しました。 私は普段から推理できるタイプのミステリーがすきなので(アリバイや間取りがしっかり書かれている作品のことです)、さかさ星では推理しようがなく後出しばかりでなかなか面白さに没入できませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者の最近の作品ではもはやお馴染みの霊能者が大活躍の作品。 世界観が同一かは不明だが、過去作では我々はみな孤独である、くさびら、フーグで賀茂禮子が、ぼくとう奇譚では賀茂の父?と日震が登場している。 (短編は本作連載後の発表っぽいので過去作と呼んで良いのか微妙だが) 長編では珍しくオカルトなホラー。作者のこのようなテーマの作品は短編ばかりで、とても面白いが読み足りないなと思っていたので、まさに待望の作品といったところ。内容的にもとても良かった。 ただ、短編集を既に読んでいれば、ある程度展開が読めてしまう場面もあり、正直短編集よりもこちらを先に単行本化してくれた方がもっと楽しめたんじゃないかな、と思ってしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不謹慎なのは承知でワクワクしてしまった 映像化してほしい | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『我々は、みな孤独である』、『梅雨物語』内の「くさびら」に続いて、強い印象を残すゴブリン似の霊能者・賀茂禮子、三度目の登場。 今回も、前二作同様に強烈な印象を残したので、勝手に賀茂禮子シリーズと呼ばせていただきます。 貴志先生の作品は、デヴューから全作品を読んでいますが、『新世界より』に次ぐ読み応えある作品というのが2024年10月6日読了後の感想。 先生の、緻密に丁寧に時間を費やしたリサーチと得意で好きな分野の融合による、濃密でおどろおどろしい長編作品。 中盤まで、呪物の一つ一つに対する丁寧な語りは、馴染みのない分野のため、1ページに一つは知らない言葉や初めて見る漢字が出てきて、先生の語彙力の高さとこの作品執筆に至るまでの相当な読書量に恐れ入るばかり。 それにしても、作中で賀茂禮子が一瞬触れた賀茂の父、そして姿を明確に見せなかった日震が気になって仕方ない。 賀茂禮子シリーズ第四作として、新たな禍々しい物語とともに、賀茂の父と賀茂禮子、日震と月震の、霊能力・法力対決を読んでみたい。 それが、実は、呪力の世界の『新世界より』につながったりして…… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
戦国時代から続く旧家を滅ぼさんが為に集められた呪物の数々 果たして呪いは発動し、子供たちを除いてとても人の手によるものと思われぬ方法で惨殺された家族たち 残された子供たちをなおも襲おうと暗躍する黒幕・・・ 作者渾身の呪い系ホラー作品です 集められた呪物の曰くが一つ一つ懇切丁寧に語られ何とも陰湿な気分にさせてくれます 「梅雨物語」くさびらに登場し強く印象を残した霊能力者賀茂禮子さんの再登場も嬉しい限り あと子供をあやす行為がトラウマになること必至ですのでお気をつけて 貴志さんにはミステリーではなくこういったホラーをどしどし書いていただきたい | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今までの先生の作品は、イソラと新世界よりを除いてオカルトやファンタジーはなかったと思う。 黒い家もクリムゾンの迷宮も、天使の囀り人間が怖い話。 でも今回のはオカルト+人間が怖い話で、デビュー作のイソラ寄りの作品だった。 初めは霊能力者とか呪いの品がバンバン出てきて、これは本当にそのまま受け取っていいのか?それともフェイク?と思いながら読み進めていたけど、なんだかんだで一日で読破してしまった。 「正」で画線法を説明しているときに、「下」の漢字がいきなり出てきて、一瞬意味がわからなかった。理解した時は少し笑った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ホラーの枠に収まらない気がする。 数多くの呪物、そして霊能者、魔女、殺人者。様々なエンタメ要素の詰め込み。 「ぼぎわんが来る」とかが好きな人にもオススメかもしれない。 本書を読むと色々関連知識を調べたくなるので、好奇心刺激物としても良い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
榎本シリーズの短編物のように(「硝子のハンマー」は傑作)、あまり知られていない知識を基に推理されても、読んでいる側は付いていけない。それが本当かどうかも分からないし。探偵役によるタネ明かしの爽快感はあるが、いらない知識が増えただけのような気もするし。最近流行りのホラーミステリとも傾向が少し違うし。 でも、冒頭から、読み手に事件の詳細を知らせないまま、読み手を置き去りにしたまま進んでいくストーリー形式は面白かった。ただし、ラストが、主人公の独り相撲みたいで、読んでいて、敵も味方も全く危機感を感じなかったのはマイナス。事件の動機も茫洋としているので、あまりスリルを感じない。 それにしても、314ページの遺体発見の挿話は、思わず笑ってしまった。本作で一番の収穫かも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貴志祐介さん独特の緻密な取材を下にした作品だと思います。数々の呪物の説明に、いつの間にか世界に引き込まれていました。日本古来のホラー好きな方にはぴったりではないでしょうか。あと、映像化を意識された書き方かなぁと感じました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!