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生殖記



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【この小説が収録されている参考書籍】
生殖記

生殖記の評価: 3.88/5点 レビュー 24件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

前半は面白い。後半はもったいない、、

冒頭〜中盤までは勢いがあり文句なく面白かったが、後半は作者に何かあったのかと疑うくらい話がまとめきれていない。

ストーリー破綻&設定の甘さについて、ラストで語り部にメタ的に言い訳させているのが、作者の敗北宣言にも読めた。

短編としてアイデアを練り直すチャンスがあれば、傑作になるポテンシャルを感じる。
生殖記Amazon書評・レビュー:生殖記より
4093867305
No.5:
(3pt)

生殖器からみた同性愛者の話

読後1番の感想としては、メディア化されたがってるししやすそうだなあ、です。

私は異性愛者なので、『同性愛者であることを親族にカミングアウトする際になぜ謝るのか』というのはなんだかまるで盲点で面白かったです。

たしかによくありますよね、ごめんって両親に謝って泣かれるみたいなシチュエーション。
生殖記Amazon書評・レビュー:生殖記より
4093867305
No.4:
(3pt)

大変楽しく読みました

…それ、そのまま有耶無耶にできるもんなの?
今どきの人はそういうもんなの?と、世代隔世の思いを持ちつつ読了

特段少数派ではないんだが、日々成長し続けるとか社会への貢献とか
より以上を求められ続けるって無茶でしょ。とか
貢献とかそんな大それた野望みんな持ってるモンなの。とか
生産性とか別になくてもいいやんとか
いや同性婚で養子育ててるからとか←…これも無理せんでもよくないか?
同性婚の生産性を証明するために、世間様に肩身狭くしないでいい為に
とりあえず養子とってみました。とか考えると「うわあ」だし
やりたくてやってる分にゃいいんだけど
…集団を構成する1ピースってことじゃ片付かんもんかー
あれこれあれこれ連鎖的に相乗的に色んな事が湧いてくる楽しい読書タイムでした

そういや面白い本に当たって読んでる時は幸福を感じるなあ
生殖記Amazon書評・レビュー:生殖記より
4093867305
No.3:
(3pt)

ヒトの生殖の難儀さよ

語り手が生殖本能という斬新さ。「正欲、生殖記」と来て三部作の最後は何だろう、と勝手に想像してしまう野暮な読者です。

三度の妊娠出産を経て子育て真っ最中の身ですが、先進国のヒトの生殖活動は、このまま衰退の一途なのではないかと日々感じていることは認めます。繰り返し触れられている「拡大、成長、発展」が無理ゲーなのです。自ずと親世代より逞しい子育てを課せられてしまう。なのに時間も金も親世代よりない。こんなのもう無理ゲーなのかもしれない。そんなことを考えながら、目の前の子どもたちをコツコツと大切に育てる。そんなジレンマです。

尚成が陽キャの同性愛者と語らう場面で、一瞬分断が見え隠れします。ゾッとしました。同じカテゴリーに属する者同士が、社会の様相の変化に流されているうちにあっち側とこっち側になってしまうという場面は心当たりがいくつもあります。

体外発生に一縷の望みを見出した尚成ですが、妊娠出産の経験が大切なアイデンティティの一部である私にとっては、立入禁止宣告を受けた気持ちになりました。あっちが立てばこっちが沈む。生殖を繰り返すのが生物の使命だとしたら、ヒトはあまりに賢すぎたのでしょうか。本来は生殖してればいいだけのはずなのに。

さて、尚成は本当に同性愛者なのかな、ノンバイナリーではないのかな、という疑問が残ります。同性に心ときめく描写が一度もなかったのは、朝井リョウ氏の作戦なのでしょうか。
生殖記Amazon書評・レビュー:生殖記より
4093867305
No.2:
(3pt)

朝井作品にしては無難

朝井さんの新作は必ず読む熱心な読者である。当然期待して読んだが、感想は「いつものキレがない」かな。異色の語り手はいい。しかし、途中から、演説を聞かされているような気になってくる。小説であれば、自然な会話によって読者に示されるような内容が、延々と語り手によって語られるのである。まずこれが気になった。

次いで、日本社会において全ては異性愛を前提とした拡大、成長、発展に寄与するという視点で価値が測られるとする主張が、くどいほど繰り返されるのが気になった。誰も彼もが生産性なんて気にしているわけじゃなくて、自分勝手に好きなこと、非生産的なことしているじゃん。ここ10数年で増えた草食系だとか、結婚願望ない人たちに目を向けなくていいのか?

ゲイ当事者である尚成は、幼い頃から自分を阻害してきた社会に組み込まれまいと経済的自立によって自分を守ろうとするが、いやいや、ゲイとしてだって恋愛はできたであろうと当事者である私は思う。出会い系アプリだって、新宿2丁目のようなコミュニティだって、即物的な出会いの場だってあるのだ。それを、朝井さんは意識的に排除しているのか、平成、令和を生きるゲイにしては、尚成は旧世代の人のようであり、あまりにも孤立しすぎている。

例によって最後には朝井さん得意の「コペルニクス的展開(誤字ではない)」があるわけだが、『何者』のような衝撃はなかった。むしろ尚成の頑なさ、ウジウジ具合に若干イライラしてきているところでのどんでん返しなので、まあ、妥当だろうと思った。

追記:拡大、成長、発展の3点セットを作中から拾い集めれば、それだけで5ページ分くらいにはなるのではないかと思った(オーバーかな?)それくらい、この3点セットはしつこい。裏を返せば、生産性向上、SDGs、持続可能性とか、そういう文言を我々はうんざりするほど毎日目にさせられていることへの朝井さんの当て擦りか。
生殖記Amazon書評・レビュー:生殖記より
4093867305
No.1:
(3pt)

薄まった感

出だしはとても濃厚で感動して読みました。
生殖記Amazon書評・レビュー:生殖記より
4093867305

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