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さくらのまち
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さくらのまちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ひたすら主人公に都合の良い展開になっており、ミステリとしても謎解きを手帳頼りにしていて全然駄目。 謎が解けるまでの過程、偶然が続く。一つならともかく、謎解きする過程ですべて偶然やヒラメキ頼りは流石にダメ。 世界観として、健康維持のために腕輪(スマートウォッチみたいなもの??)を付けることになっているという特殊設定ミステリだけれど、全く設定が詰められていない。 それは日本国内だけなの?世界的にそういう流れになっているのかさえ分からない。 その腕輪がどんなものかさえフワフワしてる。 SFとしても、特殊設定ミステリとしても読む価値も魅力もない。 プライバシーの問題は? バグとか起きないの? なんでそんな腕輪付けることになったの? 自殺する因子が高い人が割り出せるというけど、その精度は? そもそも国が始めた制度なの? 煙草吸う人は、カウントされないよう脱獄(腕輪外して吸う)するという設定。腕輪付けない人は、腕輪が自然になった世の中では変わった人認定されるらしいけど、罰則もないならずっと腕輪を外していてもいいのでは?w 自殺する因子が高い人を守るため、一般市民からプロンプター(自殺しないよう緊張状態を和らげる役割=サクラ)が選ばれるという設定だけど、いったい「誰が」選んでピンクの封筒(赤紙/サクラだからピンク)を送ってくるのかも分からなければ、なんで一般人がプロンプターをやるのかもわからない。 断ったら罰則があるのか、プロンプターをやったら(自殺を防げたら)報酬があるのか? 曖昧なまま話は進んでしまって、読む側は置いてけぼり。 しかも、腕輪があるおかげで自殺率が下がったらしいのに、読んでる中だけでも自殺率が高いから腕輪やプロンプター制度はやめた方がいいと思う。 あと、6人プロンプターいるはずなのに、自殺練習では止めに来る人いないの? 主人公は空気を読めない発言をしてしまうのに、何故か気になっていた女の子に好かれちゃうとかもラノベチート展開。 主人公は自殺したかつての想い人に対する気持ちもなければ、自殺する人に対しても無慈悲。こんなサイコパス、自殺抑止のためのプロンプターに選んじゃダメ。それだけでも腕輪の精度を疑う。 桜のシーンや自殺練習シーン、青春っぽい場面を描きたいだけ。 これを出した出版社は見識がないなと呆れるばかり。 | ||||
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三秋さんの文体やテーマ性にはすごく魅了されていて、特に「三日間の幸福」が大好きでした。 しかし、今作と、ここのレビューを読んで、「ああ、僕はもう三秋さんの物語を求めてないんだな」と感じてしまいました。 なんの救いもない、なんて言ったら「ほんとにちゃんと読んだ?」って言われそうですが、すくなくとも僕は救われませんでした。 なんというか、誇張しすぎた趣味の悪い純文学を見せつけられたようです。ヘッセのように感傷的ならまだよかったと思います。 たぶん、僕自身の心境の変化のせいなのでしょう。ある意味で幸せなことかもしれませんが、とても寂しいです。 | ||||
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バッドエンドすぎる。澄香が目的達成するために動いていたのに霞が見放す選択をなぜ残したのかラストまで見ると理解できなくなりました。過去一三秋作品で後味悪いと思いました。 | ||||
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本を買う前に、ファンだからという視点で書かれていないAudible版の評価も参考にした方がよいと思います。 三秋縋さんの他の本はすべて読んでいて、特に君の話は十回以上読みました。初めて君の話を読み終わったときこの本は私が生涯に出会う本の中で一番好きな本になるだろうと思いました。それは六年経った今でも変わりません。だから六年の間に私のなかで期待が大きくなりすぎてしまったのでしょうか。さくらのまちには切実さがないように感じました。もう終わってしまった物語だったからなのか、語り部が物語から一線引いた場所にいるようでした。どこか余裕があり、解説するように淡々と物語だけが進行していきます。三秋縋さんの他の本を読んだときに感じた読者の心を押し潰すような美しい感情の描写がないままに気が付いたら読み終わっていました。絶望抱えた卑屈な青年が一人の女性のためにすべてを投げうって何かできることを探すというような今までのお話がとても好きでした。余裕がなくていっぱいいっぱいで、それでもただ一人をひたむきに想う姿に切実さを感じていました。 | ||||
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