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法廷占拠 爆弾2



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【この小説が収録されている参考書籍】
法廷占拠 爆弾2

法廷占拠 爆弾2の評価: 4.32/5点 レビュー 37件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全37件 21~37 2/2ページ
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No.17:
(5pt)

爆弾を再読して

最初の爆弾を再読しました。ここで、疑問に思ったのはタゴサクさんは犯人なのかってこと。犯人から爆弾計画を教えられて、犯人になったという論理も通ります。だから、死刑確実とか復讐という前提はどうなのかという疑問がある。
そもそも、タゴサクには爆弾を作るという技量はないように思える。という疑問を持ちながら、この本の半分を読んだ状態です。個人的にはタゴサクの話が面白いのですが、途中まではあまりでてきません。起承転結の転くらいを読んでいますが、どのように展開されるのかわくわくします。
 ちなみに、小説現代に掲載されたものを読んでます。こちらには、全文のほかに作者インタヴューがあるうえに1200円税込みとなっております。
 最近、本を買いたいと思う動機がなくなっていますが、この本のように買いたいと思える本に出合えることに感謝いたします。
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No.16:
(5pt)

体力勝負のイッキ読み必至のサスペンス

●タゴサクの悪知恵は本作でも健在。相手の痛いところを突き、おまけに傷口に塩を塗り込む切れ味。読んでいる方も思わずムカついてしまう。
 本筋は104号法廷を占拠した犯人vs高東とのノンストップ知的バトルに息もつけない迫力。体力があれば徹夜覚悟のイッキ読み必至です!
法廷占拠 爆弾2Amazon書評・レビュー:法廷占拠 爆弾2より
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No.15:
(5pt)

(2024-114冊目) 「家族の縁は面倒で、得難い」(295頁)

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 東京各地で連続爆破事件が発生してから1年が経過。スズキタゴサクの刑事裁判が進行中の東京地方裁判所の104号法廷で、被害者遺族席に座る柴咲奏多(かなた)が突如発砲。そのまま判事、検察官、被告と弁護人、そして傍聴人およそ100人を人質にして立てこもってしまう。柴咲は当局に対して、死刑囚として収監されている犯罪者の形の執行を要求するのだった……
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 2022年に話題となったノンストップサスペンス小説『 爆弾 』の続編です。前作は直木賞や本屋大賞の候補作となり、大変話題となりました。あのスズキタゴサク、警視庁捜査一課特殊犯捜査係の類家(るいけ)、沼袋交番巡査だった倖田沙良(こうださら)といった前作の顔ぶれに加え、柴咲と対峙する交渉役として警視庁捜査一課特殊犯一係・係長の高東柊作(たかとうしゅうさく)や特殊犯二係の甲斐 、杉並署の猿橋(さるはし)といった新しい面々が躍動する一大群集劇となっています。

 前作同様、社会に対する怨嗟を抱えた〈無敵の人〉と、社会と組織のルールの範囲内で人生を生きる警察陣との丁々発止の言葉の応酬が読ませます。両者が議論を闘わせるテーマは国家論、法の理念、家族愛、といった具合に実に広範囲に渡ります。

「怠惰は罪だと考えます。社会のルールを滞らせている直接の決裁者は法務省であり法務大臣であり、要するに権力者ですが、権力をコントロールする義務は市民がもちます。主権者であるはずの市民が自らの態度のツケを払わされるのは当然だ。それが民主主義でしょう?」(74頁)

「あなたたちが日々積み重ねた冷淡が、小賢しい経済合理性が、倫理の堕落が、僕のような犯罪者を生み、あなたたちの日常を脅かすんです。」(220頁)

「こいつは十キロのバーベルを持ち上げる労力を嫌って、十キロのバーベルを用意したトレーニングジムにクレームをつけているだけなのだ」(221頁)

「だが、これだけは忘れないでほしい。良くも悪くも我々は、縁でつながった他人とともに生きていくしかないんです。愛情も憎しみも、嫌っていうほど絡まってくるんです。法律は、それを調停する知恵ですが、誰かを幸せにしたり不幸にするのはどこまでいっても人間なんです。」(294頁)

「いったでしょう? 私の人生は私の唯一の財産だって。たった一つの所有物なんです。だからこいつは譲りません。」(306頁)

 このように、登場人物の全員が、饒舌多弁。しかも「禍福倚伏(かふくいふく)」、「寸善尺魔(すんぜんしゃくま)」、「合縁奇縁(あいえんきえん)」、「破鏡不照(はきょうふしょう)」と皆が皆、良く言えば語彙が豊富で博学、悪く言えば衒学的な言辞を弄する様子が奇異にも感じられます。
 
 誰しも今生きる社会に閉塞感を覚えていますが、そのときに社会というバスから降りて犯罪に走るのか、社会とギリギリの折り合いをつけながらバスに乗り続ける道を選ぶのかが、問われているとこの物語は訴えているように思えてなりません。

 物語の幕切れは、さらなる続編の予感を漂わせています。さらに2年後くらいに、再びスズキタゴサクと類家と倖田の物語が読めるのでしょうか。

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 295頁の「家族の縁は面倒で、得難い」という言葉を見て、ふと思い出した本がありますので、ご紹介しておきたいと思います。

◆山田太一『 誰かへの手紙のように 』(マガジンハウス)
:『ふぞろいの林檎たち』『想い出づくり』『岸辺のアルバム』『日本の面影』といった優れたテレビドラマを作り、昨2023年に亡くなったシナリオ作家・山田太一氏の2002年のエッセイ集です。様々なテーマについて綴られていますが、基本的には家族のありかたについて筆を進めたものが中心となっています。家族はいいぞと無邪気に訴え続けるのではなく、家族は結構厳しいぞ、だからこそ味があるんだぞ、と訴え続けてきた著者ならではの、厳しい愛情の眼差しが感じられるエッセイ集だといえます。

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No.14:
(5pt)

これも面白い!

爆弾を読んで、2巻が出てることを知り即購入して読みました。

1巻の登場人物が活躍していて面白かったです!!
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No.13:
(4pt)

ちょっといいですか、

わたくし、ネタバレフォームなんて意味ないと思っているんでこのまま書いちゃいますが、ひとつネタバレします。いや、勿論小説の粗筋には触れませんから許してください。前回の「爆弾」の時、多くのレビュアーさんが、最後の1行で戦慄したと言っていました。「爆破されない爆弾が一つ残っている」と。わたくし、理解できませんでした。スズキタゴサクさんが、それからいったい何が出来るというのでしょうか?逮捕直後ならいざ知らず、彼は自供はともかく大人しく収監されていると「小説」に書いていたじゃないですか?そこまで行ったら、もう爆弾を使いようがありません。

案の定、スズキタゴサク裁判が始まってますが、それに関する記述は1文字たりとも出てきませんでした。ごめんなさいねm(._.)m、「爆弾」ファンに喧嘩売っているわけじゃないんですよ、性分なんです。気分害したらスルーしてください。

序でに言いますと、わたくし、ずっとレビュー読みながら危ういな、と思っていたんですよ。みんな、「タゴサクのロジックに一理ある」と思ったりする人が続出していましたよね。でも、本作ではそういうロジック自体をさりげなく解除しています。
前作では、「ホームレスと一般市民が犠牲になるとしたら、どちらを選びますか?」でした。無意識のうちにホームレスを選ぶのではないか。俺もそういう選択をするのではないか?
多くの人間が、タゴサクの話術に引き込まれてそう思ってしまった。そうですよね。そしてうつむいた。可哀想です。
ーーでも、本書ではある会話で、タゴサクは再びそれを持ち出します。そして相手は、そのロジックの弱点をサラッと言いのけているんですよ。
「答えていい質問じゃない。なぜならそれは、どこまでいっても仮定であり、現実にその場面に身を置いた者にしか、そしてその結果でしか、答えてはいけない質問に思えたからだ」ちなみにこう言ったのは、頭脳明晰の類家さんじゃないですよ。
だから、あのロジック、たいしたことなかったんですよ。

歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として。

本書によって初めて知りました。あの惨劇の犠牲者は、ある程度はいたと思っていましたが、まさか死者98名、重軽傷者500名とは思いませんでした。おそらく、日本史上最大の殺人事件です。そして、今回、同じように読者のわたくしどもは、柴咲さんという警視庁特殊犯係を手玉に取るトリックスターと相対しました。今度は喜劇でしょうか。でも甘く見てはいけません。

考えましょう!
今度こそ相手の話術に呑み込まれないように。前回、煮湯を飲まされた方は特に。

えっ?お前はどうなんだって?
柴咲さんのロジックには騙されませんでしたけど、トリックには騙されました(;'Д`)。すみません。

そして、スズキタゴサク。
コイツに関して、わたくし、ちょっと著者に言いたいことあります。
あの事件から一年近く経っているんですよ。
それなのに、コイツの本名もわかっていないなんて、そんなことあります?
日本の警察って、そんなに無能なんですか?本の中で、その反省の弁、一つもなかったじゃないですか!
今回、コイツ、かのレクター教授のような位置付けになってます。
一年目で、早くも五回の裁判をしているのも、ちょっと疑問です。何処か、エライところの力が加わってる?
まさか、出身、アメリカじゃないでしょうね。

まぁいいんですけどね。
次作、作れそうだし。
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No.12:
(4pt)

爆弾1からの購入

爆弾1から迷わず購入。またまた引き込まれてドキドキしました。続きが出る事に期待します!
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No.11:
(5pt)

戦慄が走る。

連続爆破事件の裁判中に予期せぬ超劇場型犯罪が発生。
圧倒的に不利な状況に、手に汗握る展開。
警察はまるでゲームのように続く犯人の理不尽な要求と行為に振り回される。
慎重にプロファイリングし行動を読む。
複雑に絡み合うプロットで、次作、爆弾3も楽しみ。
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No.10:
(3pt)

法廷占拠 爆弾2

講談社、呉勝浩先生、法廷占拠爆弾2、読了
まず、前作『爆弾』を読んでいることが大前提です。
登場人物も多いので、前作から続けて読むのをお勧めします。
爆弾が面白かったので、続編がでるとは思ってもなく、飛びつきました。
やはり知能戦は面白い。
さらなる続編『爆弾3』を期待します。
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No.9:
(5pt)

香港映画『暗戦デッドエンド』みたいな作品

ジョニー・トーの男同士の友情物語を思い出しますのでオススメです。
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No.8:
(5pt)

面白い

嘘をつき続けてラストでブラフを疑わない理由が気になる
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No.7:
(5pt)

爆弾3が楽しみです

立花さんがいぶし銀すぎて最高!
他の警察の面々にも愛着が湧いてきて、次回作が楽しみです♪
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No.6:
(5pt)

タゴサクが俊敏なフィジカル超人なのがなあ•••

だらしない見た目の初老のメタボが、実は頭の切れまくる心理戦最強のサイコパスという設定の妙
ライバルはテンプレ中のテンプレである変人属性の天才刑事
いやあ今作も抜群に面白かった

ただタゴサクが俊敏なフィジカル超人という追加設定はいただけない
・瞬時の判断で他者の誤射をコントロールして脳天ぶち抜く
・崖からの転落を鮮やかな身のこなしで無傷で済ます
・滅法痛みに強い尋常じゃない身体耐性
過去編で機龍姿ばりの傭兵上がりとか、実はレンジャー出身とか絶対やめてね
こいつは不摂生で体力ゼロの冴えないオヤジであってこその怪物だと思うのであった

あとは前作でも微妙すぎる存在だった女警官の言動が今作でも全く魅力ないのが謎
この作者って女性を描くのは下手だよなあ
トホホ
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No.5:
(1pt)

失速、続編ありきの結末

序盤はわくわくしたのに、明らかに途中から失速した。
そしてラストにものすごくがっかり。

続けるにはこうするしかないんだろうけど……そこまでしてシリーズにする必要あった?

前作は警察が全力を尽くしてるところがよかったのに、
今回は犯人に都合よく動く存在になっててイライラしてしまった。
これだけの大事件なのにそんなわけないだろ、
みたいなことがずっと続く。
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No.4:
(5pt)

犯人確保

まさか続編が出るとわ、前作を読んでから読んだ方がいい本で、とても良かった。
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No.3:
(2pt)

期待し過ぎは禁物

前作が凄すぎて、割りを食っている面はあると思う。
しかし、それを差し引いても物足りない。

暴力的な描写を多発させた結果、前作のような知恵比べではなく、単なるドタバタ劇になってしまっている。

ラストでは続編が匂わされているが、もういいかな。
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No.2:
(3pt)

スズキタゴサクをもうちょっと・・・

前作『爆弾』は最初から最後まで面白すぎで完成度が高すぎる作品だったので、本作も期待して読みました。
警察と犯人の心理的対決は今作も面白かったですが、前作に比べるとインパクトに欠けてしまう(前作が凄すぎる)。超強烈キャラクターのスズキタゴサクをもうちょっと目立せてあげてほしかった。次回作も出そうな雰囲気で、出たら絶対買っちゃう。
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No.1:
(5pt)

あの名作の続編だけど、あいかわらず一気読み。

法廷への立てこもりという、密室内でのやりとりを中心に、犯人と警察の緊迫感のあるやりとり、事件の表層の裏にある多重に仕込まれた罠や目的など、話が次々と展開していきやっぱり今作も「一気読み」必須の書である。

前作の事件がきっかけではあるものの、新たなトリックスターの法廷占拠犯、警察側からも引き続き登場する人物、新たな人物と、派手に展開される事件の裏でも様々な人間模様や駆け引きもあり、目を離せない。

この本の顛末から、どうやらさらに続編があるらしいことが示唆されるが、果たして、スズキタゴサクをはじめとする一筋縄でいかいないこれまでの登場人物がどのように絡んでいくのか楽しみである。
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