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1947
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1947の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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レイシズムのにおいが… | ||||
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登場人物が多く、年寄りには解らなくなる時があるが、続けて2回読んだらわかった。 面白い本です。 | ||||
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みんなよく働くなぁ 読んだ感じは垣根涼介でエンタメ作品として一気読み出来ました | ||||
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占領下の日本を描いた作品は帚木蓬生先生の『逃亡』(これは⭐️5、間違いなく名作です。)しか読んだことが無かったので、ワクワクしながら読み始めました。自分が1947年の東京を舞台にしたRPGの主人公になって、その世界の中でウロウロしているような読み心地です。ただ残念なことに読んでいくうちに当初の「ワクワク」から「早くクリアしたい」に気持ちが変わっていってしまいました。「さっさと“任務”を終了したい」という主人公の気持ちに引っ張られてしまったみたいです。主人公の行動は、やはりなにがしかの「大義」みたいなもの(オクニノタメニは嫌ですが)によって突き動かされている方が、読み手としてはありがたいかな。メイ主役で、彼女が自分の本来の仕事(美術品の方)をきちんと全うさせるストーリーをこそ読んでみたい。 | ||||
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1947年、終戦直後の日本。 私闘、兄の仇とを討つためやってきた英国陸軍中尉。 まったくもって好きにはなれないこの差別主義者の主人公。 戦後の日本のなかで、私利私欲、魑魅魍魎が跋扈するアンダーグラウンド。 GHQの裏の顔。 情報収集網を持ち、互いに監視し合っている。 そんななかで、消耗品にならず、生きてゆくための小さな光がある。 | ||||
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戦後のことなんか自分には関係ないことと思うけど表だけではなく裏側にはこんなことがあったんだろうと思える事だらけ、面白いを超えたピリッとした思いが感じられます! | ||||
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いつものようなジェットコースター小説という感じではなく、落ち着いた流れになっていました。特に驚きはラストです。今までこのような展開はなかったのではないかな。 | ||||
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屋根から落ちても大口径の銃で撃たれても刺されても走り回れる不死身の敵役が嘘臭く感じられ、 時代背景やストーリーが良い分興醒めでした。 | ||||
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長浦京を読むのは「アンリアル」(2023/6月)以来になります。 時代は文字通り「1947」。舞台は東京。 巻頭、皇居を中心に沿えた東京の地図を見て、佐々木譲の「抵抗都市」を思いながら、しかし時代も戦争も異なり、ロシア統治下でもないことにほっと胸を撫で下ろしながら(笑)、しかし戦後の東京という幾重にも重ねられたパラレル・ワールドの中心には常に<天皇>制が横たわっていることに気づくことにもなりました。二つの戦争の前にも、後にも。 敗戦後、GHQ占領下の日本。英国陸軍中尉、イアン・アンダーソンは旧日本陸軍少佐・権藤、同中佐・五味淵らに戦時中イアンの兄を斬首され、彼らを罰し、その死の証拠として彼らの耳と指を持ち帰るために来日します。それはイアン自身が望んだ制裁であり、それは飽くまで個人的な復讐でもありました。彼はGHQ内の民政局と参謀第二部の派閥争い、またそこに新設されたCIAの意向が加わり、三者の対共産主義・社会主義政策の方針の違いによって複雑化する背景の下、英国人という微妙な立場を背負いながらその自らの意思を全うしようと占領下の「東京」をあらゆる手段を弄して駆け巡ります。そこに加わるは香港人の日本語通訳パン・メイファン、<トタン要害>のヤクザものたち、得体の知れないタクシー運転手、朝鮮人実業家一家など、誰が敵で誰が味方なのか確かめる間もなくストーリーはキレ良く進行していきます。そして、その復讐譚はそれぞれのアクションに相応しい舞台を与えられながら、ページを追うにつれボルテージの高いアクション・シーンへと昇華しつつ決して飽きさせることはありません。ページ・ターナーであることは間違いないでしょう。特にエンディングの舞台はストーリーの進行上ここしかないとすら思えました。 但し、(個人的に)私は主人公イアン・アンダーソンに心もエンタメを読む読者としての命も預けることは叶いませんでした。理由は、最後まで彼の行動規範に同調することができなかったことにあります。<非情>が<情>に転調する物語よりも<情>が<非情>へと向かう物語を求めており、可能であれば<非情>な物語は<非情>のままその結末へと邁進して欲しいという願いがあるからに他なりません。 □「1947」(長浦京 光文社) 2024/1/28。 | ||||
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