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人間標本



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【この小説が収録されている参考書籍】
人間標本
人間標本 (角川文庫)

人間標本の評価: 3.54/5点 レビュー 46件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.54pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全46件 1~20 1/3ページ
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No.46:
(4pt)

さすがイヤミスの女王の作品

もうすぐアマプラでドラマが見れるというのでこの作品を読んで見たくなって、読んだ。
今では日本で1.2を争う俳優の、宮沢りえが一之瀬留美、伊東蒼が一之瀬杏奈役をやると聞いて最初から、そのつもりで読んだ。

最初は「史朗がこんな犯罪に手を染めてしまって」と誤解していたが、やがて「至が五人殺して、史朗はそれを隠蔽するために六人目として至を殺して全部の罪をかぶった」となり、
更に「杏奈ちゃんが殺った?」となり、結局は「一之瀬瑠美が仕組んだ殺人だったのか」となってやっと決着した。さすがイヤミスの女王湊かなえの作品だけあって、凝っている。
実写版の、色々な蝶になって標本化される少年たちのビジュアルとか
宮沢りえや伊東蒼らの演技がすごく楽しみになった。
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4041157595
No.45:
(4pt)

芸術が命を越えるのは恐ろしい

映画が公開されるので、どんな話なのか急に気になって、数日の旅行の移動中に読み終えた。

話の中で製作された標本はタイトルからある程度想像できる物だった。蝶の知識が無いからネット検索で蝶の姿を確認しながら読んだけど、色だけははっきり思い描けなかった。映画ではどれだけ色鮮やかなのか、見てみたいと思っている。

芸術家として評価される人は、そもそも自分は周りと違って特別だと思っているのか、周りからの扱いによって特別だと思っていくのか、どちらにしても怖い感覚だと思った。ギフトと呼ばれるほどの才能があるという事は、幸せなのか疑問に思った。

親子の愛の話しだけど、あまりにも苦しくて辛い終わりだった。自分が親でも子でも、どうしたら良かったのか分からず、その時に正しい判断ができるとは到底思えなかった。最後まで本当の所は分からない部分もあって、胸が重くなる余韻が残った。

気分が落ちてしまう話しだけれど、展開はすごく面白かった。また、湊かなえさんの作品を読みたくなった。ありがとうございます。
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4041157595
No.44:
(3pt)

かなり複雑です

いつも同じながら、最後のどんでん返しは秀逸ですが、蝶の種類や色を覚えないといけないので、かなり読むのに体力必要です。
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4041157595
No.43:
(1pt)

好みじゃない

最初だけ読み進めたが中間からは何コレ?になり最後の方は飛ばした。こんなにつまらない変人がヒロインな話も久々に読んだ。湊かなえさんだから期待して購入したけれど買わなきゃ良かった後悔しか残らなかった。
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No.42:
(1pt)

イラストは美しいけど

湊かなえの作品ではないし、私にとっては推しポイントがありません。
トリック?もイマイチ。
書棚のインテリアとしてはお勧めです。
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4041157595
No.41:
(5pt)

残酷にも美しく切ない

面白い!
久々にこの作家様の本読んだのですが、相変わらず引き込まれる文章。
読ませる文章に加え湊かなえワールドに後半あ!っとさせられる。
悍ましくも美しく、残酷ながら人に勧めずにはおれない作品。
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No.40:
(5pt)

美しい蝶のような少年たちを次々に殺害し、蝶に擬した人間標本にしてしまった私

『人間標本』(湊かなえ著、KADOKAWA)は、蝶に魅入られ、蝶の分野においては権威と呼ばれ、教授の職を得た「私」が、美しい蝶のような少年たちを次々に殺害し、蝶に擬した人間標本にしてしまったという異常極まる物語です。

しかも、それぞれの標本について、レテノールモルフォ、ヒューイットソンミイロタテハ、アカネシロチョウなど擬せられた蝶の学術的な解説、「作品の展示形態」、「撮影方法」、「作製意図・観察日記」が詳細に記され、写真も添えられているという念の入れようです。

滅多にいないが、世の中には極たまに、こういう異常心理の持ち主も現れるのかと、眉を顰めました。

未成年男性6人死体遺棄事件の犯人と名乗る男、すなわち私が出頭したことで一件落着かと思ったら、とんでもない、この後に、どんでん返し、また、どんでん返し、さらに、どんでん返しが待ち構えていたのです。もう誰も信じられない不信感の塊になってしまいました。

こういう読者を翻弄する作品を考え出すとは、この作者の頭の中はどうなっているのでしょうか。
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4041157595
No.39:
(1pt)

おもしろくなかった。

初めて湊かなえさんを読みましたが、全然面白くなくて最後は飛ばし読みでした。なんでだろう、キャラに血肉が通ってると思えないからですかね。人気作家さんなので私と相性が悪いんだろうな。
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4041157595
No.38:
(4pt)

湊かなえ全開

とあるTV番組で、子供が成人したので自分の書いたものも理解できるだろうし、親の書いた本で他人から中傷を受けるようなこともなくなるだろう。だからこの本は本当の湊かなえ全開で書いた、というようなことを筆者が語っていた。実際、なかなかえげつない本ではある。どんでん返しの妙もこの著者ならではであろう。しかし、このグロさは読者を選びそうである。いや元々イヤミスの女王と言われた筆者だから、この人のファンには堪えられない傑作で、絶賛されるのであろうか。
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4041157595
No.37:
(1pt)

新品と言っておきながら、中古みたいにボロボロ

新品と書いてありましたが、届いた物は表紙は所々ボロボロで、帯は破れていました。
好きな作品なだけに残念です。
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4041157595
No.36:
(1pt)

私が湊かなえに期待している作風ではない

なぜこんなに高評価なのか理解できない。話が浅く、テンポが遅く、説明が冗長。
告白・少女・贖罪のイヤミス三部作(と私は勝手に呼んでいる)のような作品を期待している人は要注意。
最近の湊かなえはこういう作風になってしまったんでしょうか?本当に残念。
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4041157595
No.35:
(2pt)

浅かった

普段は海外ミステリーをよく読みます。湊かなえの小説は何冊か読んでいて、どれもおもしろいなと思っていました。タイトルにどんな意味を込めたのか、期待を膨らませ読みました。

ショックでした。
蝶、標本、人間、芸術家。私は普段美術館へ行くのが好きで、美術に関する本をよく読むのですが、「芸術家」や「人間標本」への視点があまりにも浅いように思いました。捻りがなく、すべてが=蝶。それだけ。どの人物も動機や過去がすべてとってつけたような、のっぺりとしていた印象です。

ラベルを貼り標本とされるような人間、ラベルを貼り人間を標本にする人間、何か社会的な風刺なのかと、どんな深層心理があるのか、どんな過去があるのかと、他の方も仰っていますが湊かなえ特有の丁寧な心理描写や人間関係を期待しすぎていたようです。

早い段階で犯人も結末も読めますが、最後の最後での二転三転は特にとってつけたような感じで、本当にヤケクソかと思いました。「芸術家」をイメージだけで語っているような、軽んじているように思いました。

先日、本屋に行ったら湊かなえの新刊が並んでいました。あれが本命なのかな?と思うくらい、読み応えがなかったです。
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4041157595
No.34:
(1pt)

期待外れ

描写の説明が多くて好きではなかった。
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4041142237
No.33:
(4pt)

レビューは見ない方が良い

グロい描写が想像できるタイトルと出だしで結末が読めてしまう  この手の作品はこれ以上書けない グロい描写が終われば一気読み
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4041142237
No.32:
(2pt)

クセが強い

評価良かったので期待して読み始めました
スタートから独特の世界観で始まる書き出しは正直苦手なテイストで、好きな感じではないが、これがいずれ面白い展開になるんだろうと我慢しながら読み続けるも、一向にその雰囲気が変わることなくただだよーんとした感じが続きます
しかしこれだけ評価されてるんで、どこからか面白くなるはず!
あるいは書評に誰かが、「最後2ページで!」とか書いてあったので、最期まで諦めずに読んだが、結局「何が?どこが?」で終わってしまった
湊さんこれまで面白いのいくつかあったので、好きな方でしたが、これは私には合いませんでした、
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4041142237
No.31:
(5pt)

最初の3行で

最初題名ではてなとなること無く気が付いたら物語の中に引き込まれました。
鱗粉が舞っている夜や、壁画のスプレー缶の匂いまで感じるほどの描写
犯人像がはっきりしているようで、はっきりしないのかと。
やはり湊かなえは天才ですね。
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No.30:
(5pt)

面白すぎる

超絶面白い。みんな読もう!!!
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4041142237
No.29:
(5pt)

すごい

湊かなえさんは大好きな作家さんで、いつも新作を楽しみにしています
が、これは私にはしんどかった
私にとっての蝶々のイメージそのものの本でした まさに蝶々 遠くから花の周りを飛んでるところを見てるだけなら綺麗なのですが、捕まえて指で羽を壊してしまったことのある人なら、その儚さが恐れになってしまったことのある人もいるかと思います
文章がうまく、想像力を引き出してくれる作家さんなだけに、イメージが湧き過ぎてしまって、ただただ恐ろしい
恐ろしいのはその常識や価値観はその人によって作られていて、分かり合えない共感できない絶対の善悪、個人によって異なることだとつくづく感じました。それをこの題材で書き上げる、、
ドラマや映画にははならないでほしい、映像で誰かの価値観として観る前に読んで体験してほしい
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4041142237
No.28:
(3pt)

日本にこういう文化が根付くだろうか

昆虫というと、男の子ジャンルに思えます。私も人後に落ちない昆虫好き、だったかも知れません。昆虫記と名の付く一般的な書物は小学生の時にあらかた読んだ気がする。すると自然好きが移行する先は動物モチーフの本になる、たぶん。十川幸夫さんや椋鳩十さんの本も殆んど読んだ気がする。日本を舞台にしたもので。そこは、動物が生息する自然記でもあった。行った事のない都道府県の山中でも、何故か想像は容易だった。

さて、そんなタイプの読者が本書を開く時、どうしても肩を回したくなります。さぁて、過去に読んだ日本産の生き物本とどう違うか、又は同じ種類の未だ見ぬ世界を見せてくれるか。期待値が上がる。

やがて、子供ではなくなった私は社会人としてあちこちへ出掛ける。外国へも行く。本書は私が期待した種類の生き物への畏れや驚きではなく、人間が見せる不可思議な性愛の方へシフトして行く。入り口と出口が違う訳です。もう私も大人になったので、ほう、なるほどとなる。

けれど本書が見せる性愛の形に似た雰囲気を、私はギリシャで既に見ました。しかも欧州では古くから有名(メッカ)で。十代と、それより下の少年たちの写真や写真集、それらが禁を冒しているのではなく、美の対象として受け入れられて、存在しているのです。考えたら道理です。ギリシャ彫刻で既に目が慣らされているのだから。

翻って、専ら奇異に映るだろう本書の美が、日本にギリシャの様に根付いたりするだろうかな。そこを密かなテーマに持ったものの、そんな風にはならないだろうなと思えて、読み進める熱があまり上がらずで笑。期待した昆虫、生き物でもなく、性愛の種類としても驚けず、山登り的な情景は頭に浮かぶので、自然の絵が飽きさせないのは良かったですが。

そして最後に1つ。私は検疫の仕事をしていた事があり、電子顕微鏡を日常的に使っていました。ウイルス感染の虫がいないか、植物の中にそんな物を発見しないか。民間の産業が流通して成り立つ前の段階で、保証されなければならない食の安全、生き物が、特に昆虫が一夜にして2,300キロ、国境を越えて飛来するが故に、避けられないウイルスとその拡大予防。未然に防ぐ責務が国にある。情報開示は国家間で隠し事無しで行われています。正直な科学者たちによって世界規模で。それらは今後も休みなく、終わりなく調べ続けられる官の仕事です。

そういう科学の視点が本書に取り入れられていたなら、人と生き物との関わりや接点に、現実として唸ったかも。新しい学びとしても。そんな欲張りな意識が、私の読書を邪魔しました。幼虫もいる事でしょう。それらをインキュベーターと呼ぶ、保育器みたいなものですが、そういう所で育てもします。そんな種類の記述が欲しかったなぁと。調べるのも難しくはないです。「プロジェクトX」に放送されたし。

昆虫にまで寄ってくれたから、当然科学にも寄ってくれる筈、どんな感じで、という期待が。これはだから本書がどうより、読者の私の物差しがという事で。良いレビューが書きたいのに、悶絶しています、自分に。

Ps.美術好きでもある私が即、本書から想起したものは、画家の横尾忠則さんです。横尾家ではご夫婦と息子さんと娘さんの四人家族が、家族の成長と共に年に一度、4人がずっと同じポーズで何年も、記念写真を撮り続けていらっしゃって。息子さんが「えい」さんで娘さんが「びび」さんなんですよ、ざっくり言えば。AとB。それは確か出版されていたと思います。ン万円したと思いますが。それは他人が見ても、子供だった事があるなら、親になった事があるなら面白い見ものでした。流石だなと。そんな思い出もここに付記しておきたいと思います。
人間標本Amazon書評・レビュー:人間標本より
4041142237
No.27:
(4pt)

序盤のつまらなさを乗り越えたらサクサク読める

ネタバレなしの感想だと思います。
序盤はあまり面白くなくて…何日もかかり読みました。殺す人数ももうちょい少なけば中だるみしなかったような?半分くらい読めば一気読みでした!
最初の挿絵(カラーページ数枚)はどんな状態かを想像させるにはとてもよいイラストだと思います。
タイトルで想像してたほどのグロさや気持ち悪さは特に感じませんでした。苦手なかたも全然読めるかと思います。
人間標本Amazon書評・レビュー:人間標本より
4041142237

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