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人間標本
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人間標本の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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| もうすぐアマプラでドラマが見れるというのでこの作品を読んで見たくなって、読んだ。 今では日本で1.2を争う俳優の、宮沢りえが一之瀬留美、伊東蒼が一之瀬杏奈役をやると聞いて最初から、そのつもりで読んだ。 最初は「史朗がこんな犯罪に手を染めてしまって」と誤解していたが、やがて「至が五人殺して、史朗はそれを隠蔽するために六人目として至を殺して全部の罪をかぶった」となり、 更に「杏奈ちゃんが殺った?」となり、結局は「一之瀬瑠美が仕組んだ殺人だったのか」となってやっと決着した。さすがイヤミスの女王湊かなえの作品だけあって、凝っている。 実写版の、色々な蝶になって標本化される少年たちのビジュアルとか 宮沢りえや伊東蒼らの演技がすごく楽しみになった。 | ||||
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| 映画が公開されるので、どんな話なのか急に気になって、数日の旅行の移動中に読み終えた。 話の中で製作された標本はタイトルからある程度想像できる物だった。蝶の知識が無いからネット検索で蝶の姿を確認しながら読んだけど、色だけははっきり思い描けなかった。映画ではどれだけ色鮮やかなのか、見てみたいと思っている。 芸術家として評価される人は、そもそも自分は周りと違って特別だと思っているのか、周りからの扱いによって特別だと思っていくのか、どちらにしても怖い感覚だと思った。ギフトと呼ばれるほどの才能があるという事は、幸せなのか疑問に思った。 親子の愛の話しだけど、あまりにも苦しくて辛い終わりだった。自分が親でも子でも、どうしたら良かったのか分からず、その時に正しい判断ができるとは到底思えなかった。最後まで本当の所は分からない部分もあって、胸が重くなる余韻が残った。 気分が落ちてしまう話しだけれど、展開はすごく面白かった。また、湊かなえさんの作品を読みたくなった。ありがとうございます。 | ||||
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| 面白い! 久々にこの作家様の本読んだのですが、相変わらず引き込まれる文章。 読ませる文章に加え湊かなえワールドに後半あ!っとさせられる。 悍ましくも美しく、残酷ながら人に勧めずにはおれない作品。 | ||||
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| 『人間標本』(湊かなえ著、KADOKAWA)は、蝶に魅入られ、蝶の分野においては権威と呼ばれ、教授の職を得た「私」が、美しい蝶のような少年たちを次々に殺害し、蝶に擬した人間標本にしてしまったという異常極まる物語です。 しかも、それぞれの標本について、レテノールモルフォ、ヒューイットソンミイロタテハ、アカネシロチョウなど擬せられた蝶の学術的な解説、「作品の展示形態」、「撮影方法」、「作製意図・観察日記」が詳細に記され、写真も添えられているという念の入れようです。 滅多にいないが、世の中には極たまに、こういう異常心理の持ち主も現れるのかと、眉を顰めました。 未成年男性6人死体遺棄事件の犯人と名乗る男、すなわち私が出頭したことで一件落着かと思ったら、とんでもない、この後に、どんでん返し、また、どんでん返し、さらに、どんでん返しが待ち構えていたのです。もう誰も信じられない不信感の塊になってしまいました。 こういう読者を翻弄する作品を考え出すとは、この作者の頭の中はどうなっているのでしょうか。 | ||||
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| とあるTV番組で、子供が成人したので自分の書いたものも理解できるだろうし、親の書いた本で他人から中傷を受けるようなこともなくなるだろう。だからこの本は本当の湊かなえ全開で書いた、というようなことを筆者が語っていた。実際、なかなかえげつない本ではある。どんでん返しの妙もこの著者ならではであろう。しかし、このグロさは読者を選びそうである。いや元々イヤミスの女王と言われた筆者だから、この人のファンには堪えられない傑作で、絶賛されるのであろうか。 | ||||
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| グロい描写が想像できるタイトルと出だしで結末が読めてしまう この手の作品はこれ以上書けない グロい描写が終われば一気読み | ||||
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| 最初題名ではてなとなること無く気が付いたら物語の中に引き込まれました。 鱗粉が舞っている夜や、壁画のスプレー缶の匂いまで感じるほどの描写 犯人像がはっきりしているようで、はっきりしないのかと。 やはり湊かなえは天才ですね。 | ||||
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| 超絶面白い。みんな読もう!!! | ||||
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| 湊かなえさんは大好きな作家さんで、いつも新作を楽しみにしています が、これは私にはしんどかった 私にとっての蝶々のイメージそのものの本でした まさに蝶々 遠くから花の周りを飛んでるところを見てるだけなら綺麗なのですが、捕まえて指で羽を壊してしまったことのある人なら、その儚さが恐れになってしまったことのある人もいるかと思います 文章がうまく、想像力を引き出してくれる作家さんなだけに、イメージが湧き過ぎてしまって、ただただ恐ろしい 恐ろしいのはその常識や価値観はその人によって作られていて、分かり合えない共感できない絶対の善悪、個人によって異なることだとつくづく感じました。それをこの題材で書き上げる、、 ドラマや映画にははならないでほしい、映像で誰かの価値観として観る前に読んで体験してほしい | ||||
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| ネタバレなしの感想だと思います。 序盤はあまり面白くなくて…何日もかかり読みました。殺す人数ももうちょい少なけば中だるみしなかったような?半分くらい読めば一気読みでした! 最初の挿絵(カラーページ数枚)はどんな状態かを想像させるにはとてもよいイラストだと思います。 タイトルで想像してたほどのグロさや気持ち悪さは特に感じませんでした。苦手なかたも全然読めるかと思います。 | ||||
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| 書店で見かけて、衝撃的なタイトルと帯に書かれていたあらすじを読んで「こういうのも書くんだ〜!」と耽美的な内容だと思い購入しました。 湊かなえ作品に触れるのは今回が初めてで、序盤は「思ったより淡々とした描写で進むんだな」といった感想でした。続きは気になりページを捲る手は止まりませんでしたが。 ただ、中盤から一気に印象が変わります。どうしてもネタバレになるので多くは書けませんが、父と子のやり取りのシーンでは涙が出てしまいました。 ただそれも終盤になると……想像もしなかった展開に、「ああ…読んだことないけど、想像する湊かなえ作品のイメージって確かにこんな感じだな…」という世界観です。 想像していたような内容とは違いましたが、面白かった(心にはかなりのダメージがありますが)ので星5にしました。しばらく引きずりそうな読後感です。私は後味の悪い話が好きなので良かったのですが…。 成人男性が少年に向ける欲などを求めて買われると肩透かしを食らうかもしれません。 | ||||
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| 正直、最初の方を読み始めた時「つまらないな」と思った。 文章も稚拙に感じ、内容も薄っぺらい。湊かなえは枯渇してしまったのかな、と思ったほどです。 だけど最後まで読んだ時に、その稚拙さ面白くなさ、薄っぺらい表層だけに感じた文章にこそ意味があったのだと気付かされます。 いつもは詳しく感想を書くけど、この本に関しては絶対にネタバレしたくないので深く書けません。 でも、最初の方で「つまらない」「薄っぺらい」と思った方、正解です。 そして、そう思った人ほど最後まで読むべきです。 中盤からどんどん物事がひっくり返っていくんだけど、それさえも「蝶」の・・・。 題材も面白いし、目の付け所がいい。そしてどれだけ芸術論を語ろうと、人は人なんだと感じました。 恐ろしいのはその、人の手が届かないところに「固執」することなんだと、つくづく感じます。 それにしても、これほど本を読みながら片手にスマホを持ち画像検索し続けた作品はなかったかも。 これって、過去最高に映像化が難しいんじゃない? もしするなら才能のある監督にやってほしい。いやでも、無理だろうなあ。。。 一般人の感覚で共感できる本も面白いけど、こういう突き抜けた感性の小説も面白いなあ。 湊かなえの次の作品が待ち遠しい。 | ||||
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| 素晴らしかったです。本当に。 素晴らしかった内容を書けばネタバレになるので書けませんが、前半の印象、中間の印象、後半の印象、全て違います。芸術、才能とは?から変化していくこの物語を、他からの情報を入れずに読んで頂きたい。私は涙ボロボロでした。おすすめです。 | ||||
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| Kindle版で購入しました。 いつでも読めて読書はKindle派ですが、、 人間標本の挿し絵が入っておりません、、 気になってしまい、本屋に確認へ行きました。 湊かなえワールドを堪能したい方は、 通常書籍の購入が良いかもしれません。 そして、挿し絵が入っていない事を先に知りたかったです。 (しっかり確認しましたら、購入ページに記載がありました!私のような方が出ないようにレビューさせて頂きます!) | ||||
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| 途中で蝶の固有名詞の多さ、物同士の多重な絡み合いがわからなくなり、私も深く理解する気がなかったためなんとなく読み進めてしまいイマイチ、オチが理解できず湊かなえ特有の読後のいやな感じを味わうことができませんでした。 著者の本はいくつか読みましたが、最後の最後で読者の予想をひっくり返す仕掛けが毎回用意されており この本にも例にもれずそういう仕掛けが施されてる著者の本だと思います。 時間があれば再読して登場人物の感情をオチを知ったからこそ楽しめる違った角度で想像しながら楽しみたいと思います。著者のファンのならもちろん買いでしょう。 | ||||
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| タイトルにあるこれは… アンタッチャブルな域なのか。 人それぞれに、色の見え方が違う。 人生の一瞬で通過していく色とは。 美と悍ましさと驚異の世界が広がっていく。 擬態が生む。 愛がそこにあった。 | ||||
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| 猟奇的殺人犯の手記を読んでいたら、いつの間にか本格ミステリーに変わっていた。 グロテスクなモノに何故か惹かれてしまう。そんな人間の歪な感性をうまく捉えている作品。 『人間標本』制作過程の描写はリアルだが、目的が殺人ではなく芸術作品を作るという事にあるので惨忍さや嫌悪感を抱かずに読めた。 『人間標本』が実在するなら見てみたいと思ってしまった私も登場人物達のようにどこか歪んでいるのかもしれない。 | ||||
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| 人間を標本にする、おぞましくてグロテスクな内容だけれど、 湊かなえさんの圧倒的な文章力で気持ち悪さや不快さを感じさせないギリギリのラインをついてるなぁと惹き込まれました。本屋の店頭のPOPに「これを読んだらもう元の世界には戻れない」って書いてあって、 今それを実感しています。 | ||||
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| 最初は面白くないなっと感じ、なかなか読み進まなかったが終盤になり、予想とは全く違う展開に驚き! | ||||
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| いつも丁寧に梱包、発送していただいてありがとうございます 本が大好きなので大切に扱っていただいて感謝しております 本の内容はもちろん◎です! 湊かなえさんの世界観がドキドキ、ゾクゾクします ただ今回の作品は今までのと少し違い最後に涙してしまいました ぜひ手に取っていただきたい一冊です | ||||
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