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誰かが足りない



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【この小説が収録されている参考書籍】
誰かが足りない
誰かが足りない (双葉文庫)

誰かが足りないの評価: 3.29/5点 レビュー 21件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 1~20 1/2ページ
12>>
No.21:
(5pt)

いつも巻頭で…

私は宮下奈都さんの大ファンです。
レビューすることは各個人の気持ちで感動も決まるから、敢えて巻頭を読んでレビューすることにしています。
誰かが足りない…それはもしかしたら私ーーー。この部分にザワついていた自分を見失って流されてばかりいる私、への言葉かと…ドキリとした。
読み終えたら、きっと足りなかった時の自分を笑える気がする、それが宮下奈都さん大ファンの、私の予感です。
こんなレビューでごめんなさい。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
4575237418
No.20:
(2pt)

【高評価が多いことに驚き】

装丁の雰囲気からミステリーかなぁと思いましたが、全く違います。
むしろ何も起こりません。
おいしいという噂のレストランへ様々な事情を抱えた人が同じ日の同じ時間にレストランを予約する、という流れです。
最後にさら~っとクロスオーバーして終わり。
認知症の人は、結局嫉妬してどうしたの?とか予約1の主人公の話は『ここで終わり?』とか、消化不良が多かった。
レストランへ予約するために無理矢理展開を持ってきているような感じ。

『誰かが足りない』...から何?みたいなところがわからなかった。
全体的に宙ぶらりんな作品だと思いました。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
4575237418
No.19:
(2pt)

変わってるなぁ

個人的な思いですが、自分の場合読書となると著者の作った世界にのめり込んでしまいます。でもそれが気持ちいいし擬似体験も出来るのでと言った意味で読書は大好きなのです。
が、こちらの作家さんの文章は自分には風変わり過ぎて、まるで価値観までがズレてしまいそうになってしまいます。色の表現や景色の表現などなど、どれも受け入れると具合が悪くなってしまうのです。しかし本屋大賞など素晴らしい賞を取っている方なので、きっと良い本であり多くの人から受け入れてられているのだと思います。でも…私は、読むどころではなく、それこそ1ページも精神が保たないのです。正直な感想は、読みたかった…です。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
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No.18:
(5pt)

誰かがたりない

「娘の化学治療に付き添っている間に」とバッグに入れたこの本、治療の終った時「予約6」の真ん中だった。ミステリアスなタイトルに光を見つけるのはやはりこの作家さんならでは!読み進むうち「予約5」で10才で母の死を受け止めきれなくて不登校になりかけている孫に、この本を送ろうと思った矢先、失敗を嗅ぎ分ける「予約6」の真ん中で読書を止む無く中断しなければならなかった私は、孫に送るのをやめようかと思っていた。けれど完読した今、こんなステキな『誰かがたりない』の終わり方に感激している。やっぱり、これは母を亡くした孫にそして妻を亡くした息子に送ろう!きっと何か小さな光を見つけてくれると思う。私はゆっくりと本を閉じた。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
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No.17:
(4pt)

ちょっと、ほっこりしました

人生なかなかうまくいかない。それが現実。
でも、1歩前へ踏み出そう。
そうすれば少しの希望がみえる。
心温まる本でした
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No.16:
(2pt)

噂のお店は登場しません

ミステリーでも、グルメにまつわる話でも、登場する評判のお店の美味しいものを食べて再生する話でもありません。
予約1から6までという見出しで6つのお話が登場する連作短編。
それぞれ一つずつの話はうまく出来ているのですが、いささか表現がくどく、とくに予約1では、心理描写などが過度に多く
なかなかストリーが進まず、途中で断念しようかと思ったのが正直なところです。
映画でいえば、一人語りばかりで、カットが変わらないのと同じです。

そして登場人物たちはすべて予約待ちの噂のレストランに向かうところで終わっています。
従ってそこで何が・・・は書かれていません。

誰かが足りない…というタイトルは、もしかして『自分』という意味でしょうか?
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
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No.15:
(2pt)

何かが足りなかったですね。40点。

今年の本屋大賞を獲られた宮下さんの、前回のノミネート作品。
ハードカバーの本屋大賞の作品の予習に、文庫になったばかりの
本作品を、ってことで手に取りました。

「ハライ」という名のレストラン。美味しいと噂のレストラン。
誰もが食べてみたいと。そこには何かがあるんだと。
故郷から離れてコンビニで働く青年は、何を求めて「予約1」
認知症を感じるお母さんが、お父さんの記憶を辿る?昔を辿る、
そして二人で「予約2」
幼馴染のヨッちゃんと、語り合いたい「予約3」
母を失い、部屋に閉じこもったお兄ちゃんが、ビデオカメラを
通さずに、篠原さんと妹と求めた「予約4」
黄色の点滅の頃に現れる女性とオムレツの先には「予約5」
カラメルの焦げる匂いの予感の先には「予約6」

という、短編連作集。
共通の言葉は「ハライ」。
その「ハライ」。最後にその正体を見せて欲しかったのですが、
残念。その願いは届かず。

「〜はまだか」って類似作がありまして、〜なる人物を、各々の
同級生が、同窓会で待っているのですが、〜なる人物があまりにも
情けなく、肩透かしにあったことがあるのですが、思い出しました。

40点。
最後につじつまを合わせようとされたのでしょうが、惜しい。
文章は上手、発想もいい。
でも、誰かが足りないんじゃなくて、何かが足りないんですね。
この作品。残念。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
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No.14:
(4pt)

優しい気持ちになれる本

この人の作品は、いつも物語を楽しむというより人物描写に納得させられる。
こういう気持ちわかるなぁと自分でもよくわからない感情が静かに湧き上がってくる。
むなしさやさみしさをかかえた登場人物たちにそっと前を向かせてくれる優しい気持ちになれる本だと思う。
最後、レストランでの場面をもう少し描いて欲しかったと思います。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
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No.13:
(5pt)

「日本のどこかで、誰かが私をまってる」

語り手は、山口百恵とグスターヴ・ホルストを楽しみながら物語を紡いだのか。
喫茶店、ファミリーレストラン、公園のベンチ、百貨店の食堂など、賑やかな家族
もいれば、一人黙々と口を動かしている人たちがいる。誰も来ないのかなあ、と
つい思ってしまう。それぞれの事情があり、いい加減な推測はできない。しかし、
その人の佇まいや顔の表情を眺めながら、いろいろと想像を巡らす楽しみもある。
先方だって、こちらを見ながら、同じことを考えているかもしれない。

「誰かが足りない」は、日本のどこかで、待ってくれているひとがいる、とも解釈
できよう。待ち人が来るのかどうか、もう来ない人を待っているのか、それぞれの
判断が曖昧になっている人もいる。「運命」かもしれないと諦めている人もいる。
これらの人たちが主人公である六つの短編オムニバスである。

 人たちは、同じ「場」と同じ「味」を共有するため「レストラン」に集う。
予約が必要なレストラン「ハライ」。誰もが認める「美味しくて」「感じがよく
って」「優しくて」「懐かしい」西洋料理が味わえる。立ちのぼる温かい匂い。
人たちの笑顔。さざ波が寄せ、打ち返すようなざわめき。メニュウをもって小気味
よく動き回るマダム。こんな情景が浮かんでくる。

物語は、六篇の主人公たちが、十月三十一日、午後六時に「予約」をいれている。
各篇の詳述は避ける。人物は、独身の男女や、家族、親族等、人生模様はさまざま
である。記憶の蓋を開け、そこから動けない人、過去にこだわって生きたい人。
「大切な人を思い出せない人」、「そこにいてくれなくてはいけない人、そして、
きっともうそこにはいない人」。

 レストラン「ハライ」のバック・ミュージックは、ホルストの組曲『惑星』がよく
合うかもしれない。静謐を基調とした管弦楽。「使神」が、客の「運命」を見通して
いるかもしれない。特に、作品に登場する第三組曲「水星」は、「翼のある使者」と
よばれ、比較的軽やかなテンポのピアノが印象的である。
作品の構成はプロローグを含め七篇と云える。『惑星』も七組曲である。語り手は
意識したのであろうか。

 留香さんという、「不幸になる人の匂い」が分かる主人公がいる。レストランに
集まった若い二人ずれに「あの匂い」がするという。はたして、「予約三」の客か、
「予約五」の客か、どちらだろうか。不幸にはなって欲しくない。ちょっと
ミステリアスでもある。『惑星』は、宇宙の広大な神秘を表し「星占い」的諸星の
性格を持っているという。
 
さて、お客たちの「運命」はどうなるのだろう。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
4575237418
No.12:
(1pt)

期待したけど残念―さようなら

週刊文春の「家の履歴書」の記事を見て興味を抱き、この作品を選び注文しました。繊細な感性を持った作者だと思うし、抒情性のある文章にはひかれる。 しかし、「予約5」の展開はどうだろう。食堂の従業員通用口でたまたま行き会った(前から気になっていた)「彼女」は、一緒に歩いて「俺」の住んでいる寮まで来ると、「部屋を見せてくれる?」と言う。中に入って、「昼間に部屋を使っていい?」と尋ねる。仮眠をとりたいからだという。一体、その日にたまたま口をきく機会ができた相手に、部屋をいきなり見せてもらい、不在中に仮眠のため貸してくれ、という様な展開がありうるだろうか?この乱暴な設定に驚いた。この一点を見ただけで、ほかのすべての作品も、読むのは無駄だと感じた。才能のある作家とは思うが、興味は失せた。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
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No.11:
(3pt)

癒しの一冊

勝手に想像していた私の予想からはかけ離れた内容ですが、良い内容だと思いますよ。
気持ちがホックリしたくなった時、もう一度じっくり読んでみようと思う作品でした。
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No.10:
(4pt)

面白いが、一話一話が短い

「ハライ」という店を象徴に、「誰かが足りない」世界を描いた作品。

あくまでも中心が「ハライ」なので、一話一話に深みを出さなかったのかもしれない。

しかし、感情移入する暇もなく次の舞台に突入してしまうのは残念だった。

だが、読み終えた後のこの不思議な感じは、この作品だからこそ与えられる、独特なものなのだろう。

この著者の作品はまだこの作品しか読んでいないが、他の作品も読んでみよう、そう思わせてくれる作品だった。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
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No.9:
(1pt)

高校生向けのライトノベル程度

帯に供給側である店側のお薦め文句が並ぶセールスは白い犬のナントカでも懲りたのだが・・。各人物が章仕立てでエピソードが語られる展開なのだが、淡々と羅列しただけでいかにも創造の産物というかんじ。何かリアリティに欠けている。
ひとつひとつの章は馴初めを語るには短くて人物に感情移入できず、またこれといった話でもないのでキャラ紹介にしては退屈で長い、というどっちつかず。
最後も何もオチもつかず何だかなぁってかんじ。

物語のネックであるハライ自体が抽象的で説明不足で何も伝わってこない。食べたら幸せになれるのは何故?かという必然的な理由が見つからない。それって主婦の口コミレベルですか?と。
この作者は人生経験が浅いか、もしくは生きてきた世界観が狭いのだろう。あまり文学系の本を読まない主婦の暇つぶしにはなるかどうか知る由もないがこの本には「何かが足りない」。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
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No.8:
(2pt)

ちょっと無理があるかな〜

自分にとって大事な誰かが足りない?
6組の予約が一つのレストランに予約を入れる短編集ですが、設定にちょっと無理があるかな〜?
いきなりホテルレストランの従業員寮に上り込む女はいないでしょう。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
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No.7:
(3pt)

ほっとするような作品

レストラン「ハライ」。小さな店だけれど、人々のあこがれの店だ。
「ハライへ行き食事をしよう。」
そう思うさまざまな人たちのエピソード6編を収録。

人は、どんな気持ちのときにレストランで食事をしようと思うだろうか。うれしいとき、
悲しいとき、思い出に浸りたいとき、未来に希望をつなげたいとき、心豊かになりたいとき、
そして、愛する人と楽しい時間を過ごしたいとき・・・。
この作品に登場する人たちの置かれている状況は千差万別だ。けれど、彼らはひとつの
店をめざす。同じ日に予約を入れる。みんな、どんな顔で「ハライ」を訪れるのだろう。どんな
事情で訪れるにせよ、「ハライ」の料理を食べたらみんな幸せな気持ちになれるのではない
だろうか。ほんのひとときでも幸せな気持ちになれたなら、その後の人生により希望が持てる
のではないだろうか?「ハライ」にはそんな力があるような気がしてしまう。「ちょっと人生に
疲れたときに読むと力を与えてくれる。」そんな感じの、心温まる作品だと思う。
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No.6:
(3pt)

どの話ももう少し続きが読みたかった

接点は評判のレストラン「ハライ」。「誰かが足りない」という気持ちをもった人たちの心情を丁寧に描いた6つの短編集。

うーん、どの話もそこそこおもしろかったのだが、もう少し続きが読みたいなというところで終わってしまったのが残念だった。

ただ、全体的にレストラン「ハライ」の明るい想い出が漂っていて読後感はよかった。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
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No.5:
(2pt)

期待度は高かったのですが・・。

みなさんのレビューやオビで即買いでした。期待して読み進めていったからかもしれないけど、私自身はみなさんが書いているレビューのようにはちょっと感じられなかったです。
6話あり、読みやすく描写や光景もイメージできるのですが、ひきこまれるようなものはなかったです。作家の他の本も読んでみたいと思います。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
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No.4:
(4pt)

食べるとは、やはり生命力に通じるものなのだろう

躓きや虚無感からの再生の物語6編。
「失敗自体は病ではない。絶望さえしなければいい」。
ささやかな人生に向き合う弱い自分を、背中でそっと支えてくれようとする手のような小説。
読後感が良い。

個人的には、食べ物にさして興味はないのだが、
美味しいものは人を幸せにするのだろうね、一般的に。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
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No.3:
(5pt)

こんな気持ちになったのは初めて...

本のレビューというものを初めて書きます。

普段からほとんど本を読む事が無く読んだとしてもノンフィクションの物ばかり...

先日久しぶりに本屋に行ったさいに偶然この本を発見しサブタイトルにひかれて購入してみました。

本を買っても読みきるのに何日もかかる私が数時間で読み終えました。 本を読んでこんな言葉で表せない気持ちになったのは久しぶりです(笑)

『今の自分には誰かの存在が足りないんじゃないか...』
『自分には必要なはずなのに...』と。

私自身も何気ない時にふと感じる事があり、そのたびに寂しい気持ちになり孤独を感じる事が多々ありました。

しかし今はこの寂しさで苦しむ必要はないんだとすごく思います。 大げさかも知れませんが今の自分に本当に必要な本にこうやって偶然出会う事が出来、こうやって感想を書くぐらいの気持ちになってしまっていました(笑)

初めてレビューを書いた事もあり他の方のように上手く書けず申し訳ない気持ちもあるんですが、ぜひ色んな方に読んでもらいたくて下手な文章にも関わらず書かせてもらいました(>_<)
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
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No.2:
(5pt)

読んでよかった、と思える作品

偶然に手に取った本の中にあった『よろこびの歌』を読み、
この人は誰? この感動を与えてくれる作家は、いったい誰?
と、注目してきた。

今回の作品は、物語の設定をはじめ、読みやすさもあり、とてもいい。

予約でいっぱいの、でも、誰でもをわけへだてなく迎えてくれるレストラン・ハライ。
そこに集う人々を描く連作集。
そこにいる人々は、もちろんさまざまだ。

誰でも何かしら辛い思いは抱えている。
それぞれの物語も、何か問題がある主人公のような人物がいるが、
まわりにいる人が、一方的に支えるだけでないのがいい。

問題の解決か、はじまりか、希望か、その象徴的なしめくくりに、
ハライの予約をする場面がある。

あたたかな、ほんのりと明るい、人々の話す声や少しの笑い声がしずかにただよっているような
レストラン・ハライの様子を思い浮かべると、そこにいる人々と同じように
勇気をもって日々過ごしていきたいな、と思わせられる。
そして、まわりにいる人々の支えをわすれないで。
誰かが足りないAmazon書評・レビュー:誰かが足りないより
4575237418

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