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ロスト・イン・ザ・ターフ
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ロスト・イン・ザ・ターフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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亡くなった兄が遺した競馬バーを一人で経営する倉本葵が、競馬好きのお客さんたちと触れ合いながら、ある馬に一目惚れして馬主となっていく物語。 私は全然競馬のことを知らず、メジロマックイーンのラストクロップとか、バイアリータークの血統とか、ヘロド系とか、馬の歴史や血統のことなど全く分からなかったが、それでも馬を愛する男女の恋愛や友情、心意気などが楽しめた。 競馬は元々、貴族たちが自分の所有する馬の速さを競い合うことから始まり、その第一義は早くて強い馬の血統を残すこと。そのため、競争に勝てない血統は淘汰される。 そんな厳しい世界において、牧場をやっている人間はお金のためではなく、手塩にかけた馬が大きなレースに勝ったりする喜びと、馬に対する愛情のためであるという。 また、、競馬ファンにとっても名馬の血統を残して欲しい、そのために自分にできることをして応援したいという熱い想いが描かれており、「競馬はロマンだ」というそれぞれの想いが心に響いた。 主人公の倉本葵が多くの葛藤を抱えながらも、登場人物たちと恋仲になっていく展開も読み応えがあった。 本書では、馬主の立場や競馬ファンたちに焦点があてられているが、生産者、馬主、厩務員、調教師、蹄鉄師、騎手など馬に関わる仕事の話を読みたい場合には著者の「黄金旅程」をおすすめしたい。 | ||||
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とあるシーンでは“M”の頃の馳星周が戻ってきたか?と思いましたが。。。 まぁお馬さんが主役なのでそんなわけわなく 黄金旅程と続けて読みましたが大変面白かったです | ||||
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作者のことは『雨降る森の犬』で初めて知った。直木賞を受賞することになる『少年と犬』と並んで、素晴らしい犬小説だと思う。私の好きな筒井康隆の『愛のひだりがわ』に匹敵する。その作者が、私の好きな競走馬について書いた。しかも、メジロマックイーンという悲劇の馬について。成績を残せなければ生き残れない競走馬と、何とかしたいと思う競馬ファンの葛藤について巧みに描く。やっぱり動物物はうまい。 | ||||
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