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ヴァンプドッグは叫ばない
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ヴァンプドッグは叫ばないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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少々前のズキワクタイム。 段組み、341ページの推理小説に、少々恐れをなしたが、面白さにドンドン加速し、ページを置くころには、恐ろしさと切なさと見事さに、大小説誕生だなと感嘆した。後半のturning from side to sideは唸らせるさすがの展開でしょう。 毎年のペースで、密度の濃い推理小説を登場させ続ける作者の力量でマリアと漣のファンも、「次の仕事」のスタートを楽しみに待ち続けるだろうね。 | ||||
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ジェリーフィッシュくらいの特殊設定なら現実にもありそうで楽しく受け入れられたが今作の特殊設定は個人的には冷めた。 中盤過ぎからはこれファンタジー小説だったっけ?といった感想で犯人も大して気にならなくなってしまった。 特殊設定が軸で事件が解決されていくのでこの設定が受け入れられないとキツいと思う。 一応特殊設定要素への科学的な補足みたいなものはあるが私は冷めてしまった。 主要人物のキャラクターは好きだしこれまでのシリーズも楽しめたが今作は正直がっかりだった。 次回以降は前作からの因縁の相手との事件がありそうな終わり方だったが、今回の特殊設定ありきで話が進むならたぶんもう読まないかな。 | ||||
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マリア&漣シリーズはどれも読み応えありますが、本作も「この先どう展開する」といったスリリング感満載の作品でした。次作も期待します。 | ||||
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最高最大傑作の呼び声に掛け値なし! | ||||
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マリア&漣シリーズ最新作(短編集も合わせると五作目)。 今回もSF設定が上手くいかしてあり、そうくるかという展開がめじろ押しでよかった。本格ミステリとドラマの融合も見事。次回作が楽しみである。 | ||||
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久しぶりのマリアと漣シリーズの長編であり心待ちにしていたがよもやこれ程のボリューム感と世界観とは考えておらず、表紙を巡り、1ページ目で覚悟を決めると期待感が溢れてきた。冒頭から面白く、読み進め島田荘司の傑作「アトポス」と比較しながらもページを捲る指はとまらずに一気に読み進めてしまった。「非現実的」な自称を題材に置きながらも昔から用いられる「狂犬病」と「ヴァンパイア」の組み合わせだが新鮮に映り、新しい恐怖感を僕達読者に示してくれた。 マリアと漣シリーズも短編長編含め五作目になり世界観がより壮大に構築されてきている。今作では四作までの登場人物達が大勢登場し、作中を盛り上げ、更には「ボーンヤードは語らない」で登場したマリア学生時代の因縁の相手が今後の巨悪として認定された様に思う。シリーズが壮大な世界観に成長している。 市川憂人の作品は「ブルーフィッシュは凍らない」からシリーズ問わず読破しておりとても好きな作家であるが、今作「ヴァンプドッグは叫ばない」はここまでで最大の傑作だと思うし筆者が別次元の作者に到達した印象を受ける。デビューからリアルタイムで追っている作品というのは実は中々少ないものだが、飽きもせず今か今かと楽しみにしているし、今作では期待を超え、そして新しい展開に至る集大成に思た。 勿論、今作のみでも最高に面白くサスペンス、ホラー色もある今作は読み応え充分だ。悲しいかな、帯の紹介文に 「密室殺人」や「殺人鬼が仕掛けた想像を絶するトリックとは?」といった投げかけがあり、これによって単純な吸血鬼によるサスペンスホラーがベースのミステリーでは無いという事がわかってしまい、犯人は誰なのか、フーダニットに着眼してしまった事が残念だ(デリクヴァンプドッグの強行を解決していく作品では無いと匂わされている事で、真相に対して突飛な考えを持ちながら・・・になってしまった) しかし満足感のある作品だった。僕の中ででは今年一番であり、今後、買うべき作品は幾つかあるが、今作の完成度や衝撃を超えうる作品があるのだろうか。ヴァンプドッグの数十年に及ぶ物語はあまりにも悲しくて切なくて狂気じみていて、間違いなく心に刻まれた。 シリーズはまだ五作目なので是非未読の方には読んで欲しい。もう一つ星を追加したい程面白いミステリーだ。 | ||||
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