ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女の評価:

4.10/5点 レビュー 228件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.10pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全363件 321〜340 17/19ページ
No.43
(5pt)

素晴らしい!

多くを期待せず読み進めたものの途中からはすっかり引き込まれてしまいました。私にとってあまり馴染みのないスウェーデンという国で起こる不可解なミステリー。謎解きの展開や真相、人間模様、加えて北欧を主な舞台にした正確で丁寧な描写、歴史背景などプロットが本当に素晴らしいです。百聞は一見に如かず。是非一度手に取ってみて下さい! ミレニアム2を含めてストーリー展開は最高です!近々発売になる「3」まで楽しめるなんてなかなか贅沢ですね。どんなかたちでシリーズが完結するんでしょう。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792511
No.42
(5pt)

素晴らしい!

多くを期待せず読み進めたものの途中からはすっかり引き込まれてしまいました。私にとってあまり馴染みのないスウェーデンという国で起こる不可解なミステリー。謎解きの展開や真相、人間模様、加えて北欧を主な舞台にした正確で丁寧な描写、歴史背景などプロットが本当に素晴らしいです。百聞は一見に如かず。是非一度手に取ってみて下さい! ミレニアム2を含めてストーリー展開は最高です!近々発売になる「3」まで楽しめるなんてなかなか贅沢ですね。どんなかたちでシリーズが完結するんでしょう。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上より
4152089830
No.41
(5pt)

リスベットの活躍

上巻の冗長さから一変、ミカエルとリスベットが出会った辺りから
急ピッチで物語が進行していきます。
「そして誰もいなくなった」を想起させる孤島での事件、
誰もが犯罪者になりえそうなプロットと、
ミステリィとしても読み応え十分。
また、上巻以上にリスベットが魅力的に描かれています。
天才的なリサーチャーとして活躍する一方、
ミカエルに対して抱く感情に戸惑いを見せたりと、
彼女のキャラクターに厚みが出てきます。
副題の「ドラゴン・タトゥーの女」が示すとおり
この本はリスベットのための物語でした。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下 Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下より
4152089849
No.40
(5pt)

骨太なミステリ

スウェーデンの作家ラーソンの長編ミステリ3部作「ミレニアム」の第1部です。

超ベストセラーとなった本書はなんと、世界で800万部も売れたそうです。しかも作者はその成功を知らぬまま出版の前年に心筋梗塞で急逝。なんともドラマチックなエピソードが付随しています。

しかし、そんなエピソードもぶっ飛ばすのが本書「ミレニアム」の骨太な魅力。まだ2部までしか翻訳されてないのがじれったい。
上下巻の長編で、登場人物は50人以上、しかも名前がスウェーデン名が覚えにくいというハンデがあるのに、ストーリーの面白さにグイグイ読めてしまいます。一言で言えば「ミステリの美味しいところをてんこ盛りにした小説」でしょうか。

主人公ミカエルはリンドグレーンの産み出した「名探偵カッレ君」に、もう一人のタトゥーの女性主人公は「長くつしたのピッピ」になぞらえたキャラクターですが、このピッピことリズベットが際立ってます。拒食症のように痩せこけて、パンクファッションに身を固め、コミニュケーションがとことん苦手な少女。
前半は経済ジャーナリストのミカエルの裁判について描かれるため、ちょっと停滞するかも知れませんが、そこを抜けると一気にストーリーは加速します。

「死者からの贈り物」
「孤島の犯罪」
「謎の暗号」

いくつもの謎が絡み合いせめぎあって、ミカエルの調査を進めたり妨害したり。
その結末もまた一筋縄ではいかないものでした。

贅沢なミステリであり冒険ものであり、全巻揃うのが待ち遠しい作品です。

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792511
No.39
(5pt)

骨太なミステリ

スウェーデンの作家ラーソンの長編ミステリ3部作「ミレニアム」の第1部です。
超ベストセラーとなった本書はなんと、世界で800万部も売れたそうです。しかも作者はその成功を知らぬまま出版の前年に心筋梗塞で急逝。なんともドラマチックなエピソードが付随しています。
しかし、そんなエピソードもぶっ飛ばすのが本書「ミレニアム」の骨太な魅力。まだ2部までしか翻訳されてないのがじれったい。
上下巻の長編で、登場人物は50人以上、しかも名前がスウェーデン名が覚えにくいというハンデがあるのに、ストーリーの面白さにグイグイ読めてしまいます。一言で言えば「ミステリの美味しいところをてんこ盛りにした小説」でしょうか。
主人公ミカエルはリンドグレーンの産み出した「名探偵カッレ君」に、もう一人のタトゥーの女性主人公は「長くつしたのピッピ」になぞらえたキャラクターですが、このピッピことリズベットが際立ってます。拒食症のように痩せこけて、パンクファッションに身を固め、コミニュケーションがとことん苦手な少女。
前半は経済ジャーナリストのミカエルの裁判について描かれるため、ちょっと停滞するかも知れませんが、そこを抜けると一気にストーリーは加速します。
「死者からの贈り物」
「孤島の犯罪」
「謎の暗号」
いくつもの謎が絡み合いせめぎあって、ミカエルの調査を進めたり妨害したり。
その結末もまた一筋縄ではいかないものでした。
贅沢なミステリであり冒険ものであり、全巻揃うのが待ち遠しい作品です。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上より
4152089830
No.38
(4pt)

ミレニアム〜ミステリーも北欧ブーム?

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上
面白いとの評判を聞きつけて購入してみました。
慣れるまでスエーデンの人名や地名に戸惑わされるかも。あまり馴染みが無いですものね。
でも、時々知ってる名詞が出てくるのが嬉しかったりします。たとえば、イケアだとかH&Mだとかライマーズホルムスのアクアビットだとか。
ミステリーのトリックの意外性はともかく、まずその登場人物のキャラクターの濃さが好き嫌いの分かれ目になる可能性大。
私的にはそのキャラクターが気に入ってしまったのでハマリました。
それにしてもスエーデンのフリーセックスって事実だったのですね、って思わせる処もありながら女性に対する暴力も意外な程多かったりもするみたいです。
とにかく翻訳が読みやすいので海外ミステリーを読んだ事が無い人にもオススメ出来ます。
2部、3部と読んで見たくなるのですが、その後がもう絶対読めないのが残念で仕方ありません。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下 Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下より
4152089849
No.37
(5pt)

面白かったですよ。

 ハリエットを殺したのは誰か?という謎解きトリックは横溝正史のこうもりトリックを思い起こしましたが、更に入り組んだ展開になり、驚きました。
 こいつが怪しいぞ!というふりをつけて、実はこいつがカギだ!と思わせて、また別方向に誘導するテクニックは見事である。
 一般的にはある程度クライマックスが終わると、そこから原則モードで終局を迎えるのですが、本書は犯人が分かってからもなお、残り200ページもあるので、探偵小説ヨロシク、謎解きに時間を費やすのかと思いきや・・・・
 別の展開になってしまい、そこからまたコロコロとストーリーが転がっていく様は新種のローラーコースターといったところでしょか?
 
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下 Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下より
4152089849
No.36
(5pt)

スゴイですね!

冒頭の流れは暗かった。だから途中で読むのをやめようと思いました。
 ところがそこからストーリーに急に奥行きが出て来て広がっていく。あれよあれよという間に読み切ってしまいました。
 スゴイですね。とても新人と思えない面白さ!ただ、ストーリー5で完結の予定が3で終了、著者の突然死によるものです。もったいないです。
 下巻は今日からスタート、結末に期待大です。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792511
No.35
(5pt)

スゴイですね!

 冒頭の流れは暗かった。だから途中で読むのをやめようと思いました。
 ところがそこからストーリーに急に奥行きが出て来て広がっていく。あれよあれよという間に読み切ってしまいました。
 スゴイですね。とても新人と思えない面白さ!ただ、ストーリー5で完結の予定が3で終了、著者の突然死によるものです。もったいないです。
 下巻は今日からスタート、結末に期待大です。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上より
4152089830
No.34
(5pt)

人物名覚える事苦手でも大丈夫

自分は小説で人物名を覚えるのがとても苦手なので、はじめの人物紹介ページの人物のあまりの多さに、「あ、これはもうダメかも」と思いましたがそんなことは関係なくなるぐらい入り込めます。
もちろん、人物紹介+家計図のページには何度も戻って確認はしましたが、それよりも作者の人物像の作り上げですんなり入ってきます。

人名覚えるの苦手な人はそれなりにいるかと思いますが、その点は大丈夫ですよ。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792511
No.33
(5pt)

人物名覚える事苦手でも大丈夫

自分は小説で人物名を覚えるのがとても苦手なので、はじめの人物紹介ページの人物のあまりの多さに、「あ、これはもうダメかも」と思いましたがそんなことは関係なくなるぐらい入り込めます。
もちろん、人物紹介+家計図のページには何度も戻って確認はしましたが、それよりも作者の人物像の作り上げですんなり入ってきます。
人名覚えるの苦手な人はそれなりにいるかと思いますが、その点は大丈夫ですよ。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上より
4152089830
No.32
(5pt)

とても良い本です

最初スェーデンの地名や人名になれるのに苦労しましたが、すぐに物語に入り込みました。他のかたは、後半部分のテンポの良さを支持しているようですね。確かに。
上巻では様々な伏線がしかれていきます。私はこの部分がとても興味深く読めました。この部分がないと、アメリカン・ミステリーという感じになってしまうと思います。はじめにたくさんの人物が出てくるわけで(家系図のすごさと言ったら)、この性格を描き出すことに成功しています。
またページ数がずいぶん残っている段階で、主犯(ネタバレになるのであえて主犯といいますが)分かるのですが、その後も飽きさせずに読ませるところが実力を感じさせます。でも最後は切なくなります。

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792511
No.31
(5pt)

とても良い本です

最初スェーデンの地名や人名になれるのに苦労しましたが、すぐに物語に入り込みました。他のかたは、後半部分のテンポの良さを支持しているようですね。確かに。
上巻では様々な伏線がしかれていきます。私はこの部分がとても興味深く読めました。この部分がないと、アメリカン・ミステリーという感じになってしまうと思います。はじめにたくさんの人物が出てくるわけで(家系図のすごさと言ったら)、この性格を描き出すことに成功しています。
またページ数がずいぶん残っている段階で、主犯(ネタバレになるのであえて主犯といいますが)分かるのですが、その後も飽きさせずに読ませるところが実力を感じさせます。でも最後は切なくなります。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上より
4152089830
No.30
(5pt)

第一級の「娯楽小説」、でもちゃんとキャラが立ってる。

冒頭の登場人物紹介のページを見て思わずビビる。
なにせ50名近くの名前がずらり。
おまけに物語の中心となるヴァンゲル家の1800年代から現代に至るまでの複雑な家系図。
読むのが億劫になりかけましたが最初の50P位で心配は杞憂だと確信しました。それほど、本書はリーダビリティが高い。
実際のところ物語が大きく動き出すのは主人公であるジャーナリストのミカエルがもう一人の主人公、凄腕の調査員リスベットと出会ってからなのですが、それは上巻のほぼラスト。
それまでは特に大きな見せ場があるわけでもないのですが、この二人を含めて登場人物達が陰影に富んでいて意外なほどドンドンと物語に引き込まれてゆきます。

40年前に小さな島で起きた少女失踪事件の謎に挑むミカエルとリスベットの前に大企業ヴァンゲルグループの一族をめぐる暗い歴史とそれよりも遙かにおぞましい深い闇が現われてきます。
物語の後半は急テンポでミステリとサスペンスの度合がヒートアップして加速度的に面白くなってゆきますので心づもりが必要かと。

おそらくアメリカ型のエンターティメントだとこのミステリとサスペンスをもっと強調するのでしょうが本書の場合それだけでは終わらないのが最大の魅力でしょう。
二人の主人公の関係、特にリスベットのミカエルへの心象が細かな心の揺れを含めて描かれていて大きな読ませ所となっております。
それと雑誌「ミレニアム」のジャーナリズムとしての役割を通じた闘いが「ミステリとサスペンス」の物語が終わった後に意外なほどのボリュームで描かれているのですが、この部分だけでも十分面白いあたりがユニークでありおみごとな点だと思いました。
グローバル経済時代の企業のモラルの危うさに警鐘を鳴らす側面もあって本当なら「詰め込み過ぎ」で消化不良を起こしてもおかしくないはずなのに読んでいて全く破綻を感じない見事なエンターティメント小説です。



ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792511
No.29
(5pt)

第一級の「娯楽小説」、でもちゃんとキャラが立ってる。

冒頭の登場人物紹介のページを見て思わずビビる。
なにせ50名近くの名前がずらり。
おまけに物語の中心となるヴァンゲル家の1800年代から現代に至るまでの複雑な家系図。
読むのが億劫になりかけましたが最初の50P位で心配は杞憂だと確信しました。それほど、本書はリーダビリティが高い。
実際のところ物語が大きく動き出すのは主人公であるジャーナリストのミカエルがもう一人の主人公、凄腕の調査員リスベットと出会ってからなのですが、それは上巻のほぼラスト。
それまでは特に大きな見せ場があるわけでもないのですが、この二人を含めて登場人物達が陰影に富んでいて意外なほどドンドンと物語に引き込まれてゆきます。
40年前に小さな島で起きた少女失踪事件の謎に挑むミカエルとリスベットの前に大企業ヴァンゲルグループの一族をめぐる暗い歴史とそれよりも遙かにおぞましい深い闇が現われてきます。
物語の後半は急テンポでミステリとサスペンスの度合がヒートアップして加速度的に面白くなってゆきますので心づもりが必要かと。
おそらくアメリカ型のエンターティメントだとこのミステリとサスペンスをもっと強調するのでしょうが本書の場合それだけでは終わらないのが最大の魅力でしょう。
二人の主人公の関係、特にリスベットのミカエルへの心象が細かな心の揺れを含めて描かれていて大きな読ませ所となっております。
それと雑誌「ミレニアム」のジャーナリズムとしての役割を通じた闘いが「ミステリとサスペンス」の物語が終わった後に意外なほどのボリュームで描かれているのですが、この部分だけでも十分面白いあたりがユニークでありおみごとな点だと思いました。
グローバル経済時代の企業のモラルの危うさに警鐘を鳴らす側面もあって本当なら「詰め込み過ぎ」で消化不良を起こしてもおかしくないはずなのに読んでいて全く破綻を感じない見事なエンターティメント小説です。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上より
4152089830
No.28
(5pt)

スウェーデンの真の姿が見えた

オリジナルは2005年リリース。邦訳は2008年12月10日リリース。この邦訳、まずフランス語版から邦訳し、原書と照らし合わせて修正を加えるという方法で実施されたらしい。実にユニークだ。作者のスティーグ・ラーソンについてググッてみたが(この作品の中でも主人公の名探偵カッレくんが愛用のiBookでググる場面が出てきて笑った)、未だウイキペディア日本にも項目が現在無いようだ。これは意外。予想だが来年の今頃に大騒ぎになっているだろう。『ダ・ヴィンチ・コード』の時もそうだった。よくよく巻末など読んでみると、スティーグ・ラーソンは既に心臓発作で2004年11月に享年50才で亡くなってしまっているようだ。
ストーリーが実に映像的だ。そして面白い。どんどん惹き付けられる。面白い小説とはどんなものだろうかと、つらつら考えてみるとやはりそれはストーリーもさることながら、魅力的なキャラクタの創造に他ならない気がする。複数の魅力的なキャラクタが有機的・必然的に面白いストーリーを創り出してくれる、のだろう。
その点この小説に登場するリスベット・サランデルは完璧だ。
スウェーデンの真の姿をさらけ出し、コンピュータにもネットワークにもマネー・ロンダリングにも強く、タックス・フリーなケイマン諸島グッズも知り尽くしている。そういう作家が現れたことが嬉しい。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下 Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下より
4152089849
No.27
(5pt)

これは本当に面白い


新聞の書評で激賞されていたのに惹かれて購入したが、ここまで一気読みした本は久し振りというぐらい予想を大きく超える面白い作品であった。

本書の面白さはまずミステリーとして一級品だという点だ。ストーリーは月刊経済誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルが、30年以上に起きた失踪事件の調査を請け負うところから始まるが、大昔の事件でこれ以上新しい事実は出てこないであろうというところから、思いもよらぬ手がかりが見つかり、思いもよらぬ事実が徐々に明らかになっていく過程がたまらなく面白い。

そして登場人物が皆魅力的だ。ミカエルの恋人兼月刊誌『ミレニアム』の共同経営者は魅力的だし、仕事を依頼する大企業グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルを始めとする、ヴァンゲル一族はどれも一癖も二癖もある人間揃い。そして何と言ってもタイトルの「ドラゴン・タトゥーの女」リスベットの個性的なキャラクターと生き様は強烈で、彼女とミカエルとの関係はこの物語のもう一つの軸になっている。

本書の面白さはこれだけではない。著者はスウェーデン人の男性で、舞台もスウェーデンだが、北欧の平和的な福祉国家というイメージの裏側に、多数の女性が男性から性的な暴力を受けている事実が赤裸々に描かれている。本書には女性がこうむっている理不尽な暴力に対する著者の憤りが溢れており、それが単なるミステリーを超えた緊張感を生み出している。

本書はミレニアム3部作の第一作ということだが、以上のような様々な要素が盛り込まれた巨編であり、この作品だけで面白さを堪能できた。これだけ面白い作品の第2作の「火と戯れる女」がどのような展開を見せるのか、期待と若干の不安で一杯だ。


ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792511
No.26
(5pt)

これは本当に面白い

新聞の書評で激賞されていたのに惹かれて購入したが、ここまで一気読みした本は久し振りというぐらい予想を大きく超える面白い作品であった。
本書の面白さはまずミステリーとして一級品だという点だ。ストーリーは月刊経済誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルが、30年以上に起きた失踪事件の調査を請け負うところから始まるが、大昔の事件でこれ以上新しい事実は出てこないであろうというところから、思いもよらぬ手がかりが見つかり、思いもよらぬ事実が徐々に明らかになっていく過程がたまらなく面白い。
そして登場人物が皆魅力的だ。ミカエルの恋人兼月刊誌『ミレニアム』の共同経営者は魅力的だし、仕事を依頼する大企業グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルを始めとする、ヴァンゲル一族はどれも一癖も二癖もある人間揃い。そして何と言ってもタイトルの「ドラゴン・タトゥーの女」リスベットの個性的なキャラクターと生き様は強烈で、彼女とミカエルとの関係はこの物語のもう一つの軸になっている。
本書の面白さはこれだけではない。著者はスウェーデン人の男性で、舞台もスウェーデンだが、北欧の平和的な福祉国家というイメージの裏側に、多数の女性が男性から性的な暴力を受けている事実が赤裸々に描かれている。本書には女性がこうむっている理不尽な暴力に対する著者の憤りが溢れており、それが単なるミステリーを超えた緊張感を生み出している。
本書はミレニアム3部作の第一作ということだが、以上のような様々な要素が盛り込まれた巨編であり、この作品だけで面白さを堪能できた。これだけ面白い作品の第2作の「火と戯れる女」がどのような展開を見せるのか、期待と若干の不安で一杯だ。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上より
4152089830
No.25
(5pt)

来年の今頃に大騒ぎになっているだろう

オリジナルは2005年リリース。邦訳は2008年12月10日リリース。この邦訳、まずフランス語版から邦訳し、原書と照らし合わせて修正を加えるという方法で実施されたらしい。実にユニークだ。作者のスティーグ・ラーソンについてググッてみたが(この作品の中でも主人公の名探偵カッレくんが愛用のiBookでググる場面が出てきて笑った)、未だウイキペディア日本にも項目が現在無いようだ。これは意外。予想だが来年の今頃に大騒ぎになっているだろう。『ダ・ヴィンチ・コード』の時もそうだった。よくよく巻末など読んでみると、スティーグ・ラーソンは既に心臓発作で2004年11月に享年50才で亡くなってしまっているようだ。

ストーリーが実に映像的だ。そして面白い。どんどん惹き付けられる。面白い小説とはどんなものだろうかと、つらつら考えてみるとやはりそれはストーリーもさることながら、魅力的なキャラクタの創造に他ならない気がする。複数の魅力的なキャラクタが有機的・必然的に面白いストーリーを創り出してくれる、のだろう。

その点この小説に登場するリスベット・サランデルは完璧だ。

まもなく映画化されるようだが、このリスベット・サランデルを誰が演じられるだろう。ぼくには思いつかない。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792511
No.24
(5pt)

来年の今頃に大騒ぎになっているだろう

オリジナルは2005年リリース。邦訳は2008年12月10日リリース。この邦訳、まずフランス語版から邦訳し、原書と照らし合わせて修正を加えるという方法で実施されたらしい。実にユニークだ。作者のスティーグ・ラーソンについてググッてみたが(この作品の中でも主人公の名探偵カッレくんが愛用のiBookでググる場面が出てきて笑った)、未だウイキペディア日本にも項目が現在無いようだ。これは意外。予想だが来年の今頃に大騒ぎになっているだろう。『ダ・ヴィンチ・コード』の時もそうだった。よくよく巻末など読んでみると、スティーグ・ラーソンは既に心臓発作で2004年11月に享年50才で亡くなってしまっているようだ。
ストーリーが実に映像的だ。そして面白い。どんどん惹き付けられる。面白い小説とはどんなものだろうかと、つらつら考えてみるとやはりそれはストーリーもさることながら、魅力的なキャラクタの創造に他ならない気がする。複数の魅力的なキャラクタが有機的・必然的に面白いストーリーを創り出してくれる、のだろう。
その点この小説に登場するリスベット・サランデルは完璧だ。
まもなく映画化されるようだが、このリスベット・サランデルを誰が演じられるだろう。ぼくには思いつかない。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 Amazon書評・レビュー: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上より
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