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残照
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残照の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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モンゴル帝国形成の一端を知りました。面白く読ませて頂きました。 | ||||
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内容は小説より歴史書に近い。 主人公の活躍など期待するとガッカリします。 モンゴル帝国内の漢人の立場がわかりますが、戦場シーンなどは簡単に書かれていて、臨場感はほぼありません。地図もないので場面を想像しなければなりません。 小説として読むと物足りなさを感じました。 | ||||
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田中先生 中国名将伝 読んて気になってた将軍てす | ||||
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田中芳樹さんのファン歴ウン10年 相変わらずのテンポの良さに満足してます! | ||||
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「海嘯」は南宋の滅亡の物語だったが、こちらの主役はフビライの部下の漢人武将、郭侃が主役。 フラグの配下となって大西佂に従った記録に残っている漢人武将。 地中海に沈む夕日を見、フビライの南宋征伐に従軍する。 西に海のない国では海に沈む夕日を見たことがないのを初めて理解した。 モンゴル帝国の被征服民族の武人としては行動、言動に注意が必要なうえに評価され続けることが必要なのか。 征服されるということはこうなるのか。 | ||||
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最初、読んだ時、ヤンがいると感じました。むろん性格も行動も全く異なります。しかし精神の骨格がとても似ている。 軍人でありながら、勝ち負けを超えて、全く別な関心や興味によって、行動する。実務に卓越している(数字に弱いヤンは周りの助力のおかげ?)。部下から実直な性格を慕われる。富貴や名声を求めず、なすべきことをする。そしてどこか達観している。 実在の人なので、フビライからは、結局、道具として扱われ、その死に際して賞されることもありませんでした。ただ、その後の元帝国の歴史を見ると、彼のような人材がしかるべき処遇をされ、国の柱石となっていれば、多少は流れは変わったのではないかとも思います。 手に取って読むことをお勧めします。 ※特に受験生の方、面倒なモンゴル帝国の成立期の歩みと西側との関わり合いが、わかりやすくすっと頭に入ります。役に立ちます。 | ||||
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著者の田中氏は,自著を読めば,中国史概略が分かるような作品を発表し続けたい旨,語っておられますが,ここに待望のモンゴル帝国版図拡大時期に焦点を当てた物語が加わりました! 第三次モンゴル征西に参加している主人公を通して,第一次征西,第二次征西を過去の出来事として語り,そして,主人公が直面する第三次征西を詳述すると言う物語構成です。 登場する人物たちが,その発言,思想,行動,決定等に強烈な個性を添えて描写されているので,読了するころには,初期モンゴル帝国の重要人物たちの名前とか人間関係とか彼らが打ち立てた国々の名前等が,ばっちりと脳内に刻まれています。学生時代には暗記できなかったあの時代のことが,あれから40年経ったポンコツ頭であっても,こんなにも鮮やかに刻まれるとは,まさに物語で歴史(と地理)を学ぶ楽しさを実感しています。 ただし,小説として楽しむ際,いくつか気になる点がありました。フィクションと史実の境目とか,そんな高尚なレベルの話ではありません。そんなの,一読者の私に分かる筈がありません。そうではなく,校閲仕事してる?というレベルです。ナースィルという人物が後のページでナスィルと描写されています。どっちが正しいんだ!?ということではありません。偶然ですが後記にて,作者自身が異称が沢山あって困っているけど,小説だからその中の一つを選択して書き進めた旨,記述しておられます。だったとしたら,ここもどちらかに統一すべきであり,そこを仮に見落とされたのだとしても,私が気付くくらいなら,プロの校閲が気付くべきです。 また,カスピ海の南端と黒海の西端という記述がありますが,物語的にも地形的にも時系列的にもここは黒海の「東端」じゃないかと思う訳です。そうじゃないと,主人公の生涯の夢が物語の四分の一程度進んだ時点で実現してしまうことになるんじゃないかと思う訳です。ただ,日本から出たことのない私の言うことなので,もしかしたら,そういうこともあるのではないか?という疑問も残る訳ですが・・・。 主人公が上司に説明を求められ,回答している場面で,上司が「質問をさえぎることもなく」と書かれていましたが,ここは「質問 で さえぎることもなく」じゃないでしょうか。 まあ,それでも☆5は揺るがない作品です。今から八百年前にとんでもない出来事が世界で起こっていたんだなという思いを感じさせてくれる物語です。楽しい学びの時間を提供してくださった田中氏と祥伝社様には感謝しかありません。 | ||||
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この作者は、いつも楽しみにしているので、待っていましたって感じです | ||||
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一気に読める面白さです! ロマンがあります! | ||||
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田中先生の『海嘯』がモンゴルに滅ぼされる南宋を描いた歴史小説だとすると、この作品は逆にモンゴルがバグダード等のイスラム圏を滅ぼすのをモンゴルの漢人武将の郭侃(かくかん)の目を通して描いた歴史小説と言えます。田中先生あるある(笑)で主人公より個性的な脇役が印象的です。『海嘯』にも出たフビライやモンゴルの名将バヤン、同じ漢人武将の先輩である史天沢、郭侃の上司である苛烈なフラグ、モンゴル軍の前に立ちふさがるイスラムの英雄である隻眼バイバルス…まあ女性キャラが出ないので彩に欠けるのが欠点ですが(笑)。モンゴルの残虐な所業に対してはキチンと批判もしています。まあ祖父の代からモンゴル軍にいる郭侃がそんなに批判的なんだろか?と疑問が出てきますから、もしコミカライズされるとすればオリジナルキャラに批判役をさせるのが良いと思います。女性キャラに(笑)。 | ||||
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