春の魔術



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初公開日(参考)2002年09月
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長編小説

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春の魔術 (講談社文庫)

2006年03月15日 春の魔術 (講談社文庫)

2人の絆に試練が迫る この試練の先に未来はあるのか? 春。怪奇幻想文学館館長・北本氏と姿を消した美少女・来夢(らいむ)を探すため、大学生の耕平は北へ向かう列車に飛び乗った。謎の電話に導かれ、昨夏訪れた奇怪な洋館「黄昏荘園(たそがれしようえん)」に再び足を踏み入れた耕平が目にしたものは? 数奇な運命に翻弄された耕平と来夢の四季が今その環を閉じる。心を揺さぶるフィナーレ!(「BOOK」データベースより)




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春の魔術の総合評価:4.83/10点レビュー 12件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

イラストのイメージって案外大事っスね

耕平&来夢シリーズ最終巻。第3巻を読んだのが1年前なので、ほとんど主人公以外の設定、登場人物を忘れてしまっていた。作者が作中で過去の作品における登場人物の役割を解説していたので記憶を辿る一助となったが、それでもなお完全には思い出せなかった。
これも作者がシリーズを一気呵成に仕上げない事、そしてこのシリーズのキャラクターや設定に魅力がないことが要因だろう。なぜなら同じ作者の銀英伝シリーズや創竜伝シリーズやアルスラーン戦記シリーズ(うっ、これは間が空きすぎてちょっと自信がないかも・・・)では期間を置いてでもキャラクター、設定が蘇るからだ。

本作は最終巻ということで来夢の忌まわしい因縁に決着をつけるストーリーとなっている。来夢が北本氏と失踪する事件が発生し、耕平の携帯電話に正体不明の人物からの黄昏荘園への誘いを受けて耕平がそこへ向かう。道中で一緒になった小田切亜弓と手を組んで来夢と北本氏の救出劇が始まる。

やはりバランスが悪い作品だと改めて思った。ごく普通の大学生としか思えない耕平に能力以上の設定を授けているという印象が拭えず、ご都合主義的なストーリー展開であると思えずにいられなかった。
なぜこのシリーズがこれほどまでにこちらの意識に浸透せず、浅薄なままで読み終わってしまったのか?この疑問について今回1つの答えを見出した。

作者が絶賛する本シリーズのキャラクターデザインを務めたふくやまけいこの絵と田中氏のキャラクター描写が全くマッチングしないからだ。かなりの美少女で描かれている来夢がふくやま氏の絵だと普通の女性キャラで下手をすれば単なる少年にしか見えない。この辺のアンバランスさが非常に居心地が悪かった。
思えば挿絵のない銀英伝シリーズは置いておくとしても、アルスラーン戦記シリーズの挿絵を手がけた天野喜孝氏、文庫版の創竜伝シリーズのキャラクターデザインを手がけたCLAMPはそれぞれ非常に田中氏の描写に対して忠実であり、いや田中氏の描写を凌駕してかなり強い印象を読者に植え付けているように思うのだ。小説に挿絵をするのなら、この辺の先行するイメージというのがいかに大事かを再認識した。

で、結末はなんとも煮え切らないものとなった。特に今まで問いかけてきた田中氏がこのシリーズで書きたかったジャンルというのはなんだったのかも解らず仕舞い。
こんなの書くより、創竜伝シリーズやアルスラーン戦記シリーズをはよ書いて完結せぃ!というのが正直な感想かな。

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Tetchy
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No.11:
(2pt)

まあまあ

どうも
春の魔術 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:春の魔術 (講談社ノベルス)より
4061822497
No.10:
(2pt)

シリーズを通して読んできて、完結を見届ける意味はあった

30年ほど前、まだ来夢とさほど歳も変わらない頃に『夏の魔術』を読んだ時は本当に面白く、ホラーとしての怖さも来夢とコーヘイの絆の魅力も逸品だと感じたものだが・・

なんというか、『春の魔術』は、主人公側が強すぎてなんの緊迫感もない。
来夢もラスト近くまで出てこない。出てきても『夏の魔術』の様な重要な役回りという感じでもなく・・最後の戦いも、RPGでレベルを上げすぎたキャラ3人がラスボスを余裕で弄んでいるような手応えのなさ。

それでも、シリーズを最後まで見届けるという意味では、読んでよかったと思う。

好きなシーンは2つほどあった。鏡の部屋から見える異世界の描写と、ラスボスが見せてきた未来の来夢と耕平の様子。この2つのシーンを反芻するだけでもこの本を買った価値はあると思う。
春の魔術 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:春の魔術 (講談社ノベルス)より
4061822497
No.9:
(3pt)

シリーズ初版から約14年越しのフィナーレ(一応)

「夏の魔術」シリーズも長いもので、初版から14年近くたっての「一応の」最終巻です。
今回は原点回帰というか、「夏の魔術」で登場した「黄昏荘園」が舞台となるわけですが…
他の方のレビューのように、「とりあえず終わらした」感は確かに否めないですね。
夏・秋・冬ときて、今回の春で一区切りつけたというか。
本書のカバーにあるように「これ以降の話もある」との筆者のお言葉ですので、是非とも続編を出して欲しいところです。
シリーズ第1弾「夏の魔術」から起算して20年越しのファンの願いとしても。
春の魔術 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:春の魔術 (講談社ノベルス)より
4061822497
No.8:
(3pt)

「夏の魔術」シリーズ完結編

夏の魔術シリーズは、第一作「夏の魔術」で耕平と来夢と共に黄昏荘園を訪れた人々が
荘園に残されている事になっている。
そこから作品は続編の予感が残されていました。

この「春の魔術」では、姿を消した。
来夢の後見人である北本氏を追って、再び黄昏荘園を目指す事になります。

今回の作品では、第二作「窓辺には夜の歌 」の重要なキャラクターが登場し
彼女も結果的に耕平たちを引っ掻き回す事になります

そして第三作「白い迷宮」のキャラクターも思わない形で現れ
物語は、フィナーレにふさわしい展開を迎えます。

しかし、黄昏荘園の主人であった、来夢の父親は、その力を耕平に奪われていたはずなのに
どうして今度のような怪奇を起こせるのであろうか
などなど、いささか納得がいかない部分もあります。
ホラーやファンタジーは何でもありで済ませるには、どうにもすんなり承諾できないところがある事は否めません
春の魔術 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:春の魔術 (講談社ノベルス)より
4061822497
No.7:
(2pt)

とうとう完結!だけど…。

ふくやまけいこさんによって漫画化された「夏の魔術」

シリーズの完結編。ですが、正直言っていただけない。

間が開きすぎたせいなのか、期待を持ちすぎたせいな

のか、前3作ほどのおもしろさは感じられず、耕平と

来夢がなんでこんな目に遭うのかもよく分からない。

ただ前作のパターンを延々と繰り返して無理やり終わ

らせた感じ。

ラストシーンはあまりに短すぎる。もう少し余韻にひ

たりたかった。作者の別の作品(特にアルスラーン戦

記)が同じような末路を送ることのないよう祈りつつ、

星2つをつけます。

とはいえ、前3作、特に「夏の魔術」は今読み返して

もおもしろいです。読んだことのない方は、ぜひこち

らから読んでみてください。
春の魔術 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:春の魔術 (講談社ノベルス)より
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