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黒い海 船は突然、深海へ消えた



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【この小説が収録されている参考書籍】
黒い海 船は突然、深海へ消えた

黒い海 船は突然、深海へ消えたの評価: 4.43/5点 レビュー 112件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全96件 41~60 3/5ページ
No.56:
(5pt)

運輸安全委員会は目的を達成していない

生還者の証言をねじ曲げ事実と違う報告書には呆れるばかりです。委員会の事なかれ主義と米国への忖度?を鮮明に浮かび上がらせた調査、取材に感動しました。今後も米国の開示請求に期待して新たな展開と17人のご冥福を祈ります。
黒い海 船は突然、深海へ消えたAmazon書評・レビュー:黒い海 船は突然、深海へ消えたより
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No.55:
(5pt)

「黒い海」という本

ネットニュースで見ていたので、入手したいと思っていました。
迅速に届いたので満足です、まだ読んでいませんが。
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No.54:
(5pt)

深く考えさせらる。

非常に読みやすく理解しやすい文章だと感じた。内容は感情的にならず決めつけず本当に多岐にわたる粘り強い取材がなされており感動さえ覚えた。自分にできることはなんだろうと自問した。少なくともこの事件を忘れずに見ていく事と「国」について考えること。学校では「国は国民を守るためにある」と教わったが…
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No.53:
(5pt)

読み終えて

前から自分の使ってるニュースアプリにこの本の切り抜きが出てたのでちょっとだけ内容を知ってましたが今回電子版で購入して一気に読ませていただきました。まず読み終えて最後に著者紹介で初めて気づいたのですが著作者女性だったんですね。なんとなく勝手に男性をイメージしてたのでまずそれに驚きですw 取材の丁寧さというか緻密さというかそういうのもひしひしと伝わり、かつ文章の構成力というかなんていうか。普段全く本を読まない無学の自分でも一気に読めました。メインの部分ではないですが花を奉るの部分やあえて福島に水揚げをした部分なんかは読むのを一時中断して考えにふけってしまいました。とてもいい本でした。
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No.52:
(5pt)

誠実で気の遠くなるような著者の努力

センセーショナルな結論ありきではない。
内容ややるせなさについては他の方のレビューに譲るとして、
沈没のあらゆる原因を丁寧に検証し、ロジカルに潜水艦説に辿りつくプロセスに誠実さを感じた。
いわゆる「悪役」とされがちな官僚に対しても、一方的な批判だけ聞いてものを書きたくないと丁寧に伝えている点に、この人が報道の仕事をしてくれてよかったなと思った。
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No.51:
(5pt)

著者の身の危険も心配になる一冊

第58寿和丸が本当に潜水艦に当て逃げされて沈没したのかどうか、またそうだとして、その潜水艦はどこの国のものなのか。この謎を巡って一民間人であるジャーナリストが粘り強く取材を続け、米国の原潜に当て逃げされた可能性が高いのではないかという仮説を追いかけた一冊。

 軍事機密だから真相が不透明なことよりも、日本の官僚のお役所仕事がもう一つの難敵として被害を被った水産会社社長や遺族たちを切り捨てる様子に、多くの読者は怒りを覚えるだろう。広く読まれてほしい本だ。
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No.50:
(5pt)

事実の詰め上げから浮き上がる真実

とにかく取材の情報量が凄い
事実を積み上げる力が凄い
パーツを組み上げている中で真実に迫っていく迫力が凄い
勧善懲悪のテレビドラマのようではないが
重く読みごたえを感じる
よく価値のある一冊
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No.49:
(5pt)

圧倒的な取材力で漁船転覆事故の謎に迫る

漁船転覆事故の謎に迫ったノンフィクションである。2008年6月、福島県いわき市の漁船会社「酢屋商店」に所属する第58寿和丸は、千葉県犬吠埼沖でパラシュート・アンカーによる漂泊中に突如転覆、17人もの犠牲者を出す。調査の結果事故の原因は波と特定されるが、この調査結果に対して事故の関係者は疑問を持ち続けていた。著者はこの転覆事故の真相を追うため、長きに渡る取材を始める。
 著者の取材力には圧倒されるが、とりわけ関係者への地道で丹念なインタビューが秀逸だ。生存者、事故関係者、遺族はもちろん、事故調査に当たった当時の運輸安全委員会のメンバーや海の専門家に至るまで、時には取材の理由やその背景を直筆の手紙にしたためて面会を申込む。当時の恐怖に涙する生存者、覚えていないと言って取材を断る事故調査担当者、自身の知識や見解を惜しげもなく語る専門家。臨場感のある生々しいインタビュー内容はとても読みごたえがあり、真相に迫ろうとする著者の意気込みが伝わってくる。
 第58寿和丸の事故は、その沈むまでの早さと大量の油の流出から、波による転覆・沈没ではなく船体損傷によって起こったのではと早くから指摘されていた。船底からの異様な音や2度の衝撃音を生存者は確認していたのだ。著者は膨大な取材結果から、潜水艦との衝突により船体損傷が起き転覆した可能性を見出だし、更に取材を進めていく。その「真相」を、是非本書を読んで確認頂きたいと思う。著者の丹念で粘り強い取材に、ジャーナリズムとはこういうものかと、唸らせられた1冊だ。
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No.48:
(5pt)

丁寧な取材を通じて真実に迫ろうとする気迫を感じる本

謎の残る「事故」に関して、とても丁寧な取材を重ねて真実を明らかにしようとされている。
その場のやりとりが想像できる細やかな描写など、非常に引き込まれる本。
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No.47:
(5pt)

不可解な海難事故は軍事機密にかかわることがあると考えた方が良い

著者の綿密で粘りつよい調査によって、これから超機密のベールに隠された潜水艦の動きに迫る次の書籍が出されることを期待が高まります。
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No.46:
(5pt)

一読の価値あり

こんなに闇深く、苦しく、海に生きた葛藤の人生。一読の価値ありです。
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No.45:
(4pt)

後半しりすぼみ感

以前 東京湾内で釣りをしているとき 突然目の前に潜水艦が浮上してきた経験がある。恐らくそういう状況だろうと目に浮かべながら作品を読み 軍事上の機密=日航ジャン部機墜落と被ってしまって読み進すめた。
著者様の深みのある調査の結果は 恐らく潜水艦であろうことは推測できるが 著書後半には本件とは少しかけ離れた内容にしりすぼみ感を感じた
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No.44:
(5pt)

深海なる闇を照らす一筆の灯り‼️

真実に向き合うには、闇に怯えてはならぬ。
真実の灯りこそ、闇を明るく照らす。
一筆の思いを、貴方も感じてみないか?
然れば、黒い海の闇が晴れるだろう。
それが、真実の光だから‼️
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No.43:
(5pt)

一隅を照らす

「一隅を照らす」という言葉がありますが、複雑な社会の狭間で不条理に苦しむ人々に丁寧に寄り添おうとする本書はまさに至宝と思いました。

個人的には運輸安全委員会の体たらくが印象に残りました。
人も金も時間も足りない中で、「この先に進んでしまったらとんどもない迷宮に突入する」と予感すると、ひたすらそれを避けて、無難な結論にしがみつく。残念ながらよく見かける構図です。当事者の気持ちも分からなくもないが、そのために責任を押し付けられた無念の方々の物語を知ると、なんとも遣る瀬無い気持ちになります。

少し話はそれますが、交通事故で加害者が車の不具合を主張した場合、その車の不具合の検証はその車のメーカーがやると書いてあって、ひっくり返りました。不良品を作ったかもしれないメーカーに「不良品かどうかを検証して下さい」ってあり得ない話です。そんな馬鹿げた姿勢からは、「再発を防止し、次の犠牲者を決して出さない」という事故調査の本文は全く感じられません。が、これが社会の現実ですね。

著者に非常に好感が持てるのは、予断を排して科学的なアプローチに徹しようとする真摯な姿勢です。
正義面したり、陰謀を暴く的な敵愾心を煽るような記述はほぼ皆無です。売れる本のために書いているのではなく、一隅を照らす、それを知ってほしいという切なる動機に心から敬意を表します。
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No.42:
(4pt)

真実は何だったのか

誰がどこまで本当のことを知っているのか、13人もの尊い命が奪われているのにどうしておおきなニュースになっていないのか?政治的な圧力があるのか?
必ず沈没した船を引き上げてもらいたい。
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No.41:
(5pt)

人命よりも優先される組織の立場

ドラマ「エルピス」を観てからふとした縁でこの本と出会いました。
全編を通じてのしかかる組織の体裁を重んじる不条理、それに抗うように懸命な取材を重ねる様に惹き込まれます。
国や組織という言葉を聞くと堅牢で高い壁のようなものをイメージするのですがその守られている内側が全く想像できません。その中に国益があるのか偉い人の面子があるのか…。

人間誰しもが組織の一部として不条理を与える立場になり得ることを肝に銘じ、自らの属する組織を硬直した分厚い箱ではなく、細胞組織のような柔軟で強かなものに変えていくことが希望に繋がるような気がしています。
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No.40:
(5pt)

驚愕でした

企業ならず国までも
昔の風習そのままの日本の一端をうつしてるもので、引き込まれました。
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No.39:
(5pt)

現在進行形として考え得る内容で形になった本

「現時点で推定される考えの深掘りが欲しい」というレビューもあるが、組織の中でもさらに機密性を必要とされる組織に対して考え得る最も高い可能性を論じていると思う。これ以上の推論は筆者の独りよがりであろうし、状況証拠から見た最も合理的な判断が上手くまとめられている。
しかし事故調査委員会の報告書はなぜ生存者の証言を採用できなかったのだろう?黒い海の映像という状況証拠は多数存在したはずであるが、それらはどこへ行ったのかという疑問は残った。
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No.38:
(5pt)

第58寿和丸、原発事故、水俣病をつなげる視点

本に登場する福島県魚連代表の野崎会長は、東京電力福島第一原発事故の後処理問題で国と対峙してきた。そして、沈没した第58寿和丸の船主でもある。その野崎さんが、水俣病と闘う人を描いた『苦海浄土』の石牟礼道子の作品に励まされていたことを初めて知った。

水俣病、原発事故、謎の多い第58寿和丸沈没の背景には、「国家」という個人では壊すことのできない強大な壁がある。今はまだその壁は壊れていないが、その姿に丹念な取材で迫り、正体を描き出した筆者の取材力・筆力は素晴らしい。
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No.37:
(5pt)

謎の解明への道筋が美しい

関係者に根気よく会ってインタビューし、国内や米国の資料を入手したり請求したりして読み込み、専門書を当たり、徐々に謎を解き明かしている。その道筋には凄みさえ感じる。最後に沈没した船の持ち主と、著者が、知らない所で結びついていたというのも興味深い。それにしても、政府、官僚、政府機関の事故調査委員会のいい加減さ、情報開示の不透明さ、隠蔽体質が浮き彫りにされている。
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