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(アンソロジー)
絶縁
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絶縁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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韓国の作家チョン・セラン氏の提案した「絶縁」というテーマに日本の作家・村田沙耶香氏がしびれるテーマであると快諾して始まった、アジア各地9人の作家が集い出来上がったアンソロジーである。 同じテーマのもと、異なる国の作家が物語を書くという、この仕組みが何とも魅力的だ。また、村田沙耶香氏の「無」をはじめとして、9作品はどれもが力作である。なかでも、私はチベットの作家ラシャムジャ氏による「穴の中には雪蓮花が咲いている」に心を打たれた。 チベットに産まれた男と女の物語である。読みながら、ネットで雪蓮花を検索し、この花の美しさとその切なげな様子を頭に置き、さらに、ラサという地を地図で調べながら読み進めていくと、チベットの山の穴の中に咲いている(かもしれない)花と、男と女を取り巻く物語が、まるで自分自身に起きたことのように心のなかに残った。 | ||||
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