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踏切の幽霊
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踏切の幽霊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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登場する人物の記者が1つの踏切に出る幽霊を調べてそこから、幽霊の女性の生前の生き方など、壮絶過ぎる過去に切なすぎて泣けてきます。また記者の過去の部分でも、救われる描写は泣けますね。 切ないホラーミステリーですかね。 | ||||
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事情を知ってしまうと記事には書けない松田雑誌記者(主人公)の判断、興味本位から始まるストーリーは、悪党退治に終始を........ 全然違う内容と読む前に空想して居た私ですが読書中、主人公と行動を共にし気付けばスラスラと恐怖心(夏の夜中に読んだのに)無く読めた。個人的には、良い意味で期待を裏切られた。マイナスな点が有るとすれば、主人公が見た霊が、最後の最後に笑みを浮かべ(笑顔を知らないからこそ)雪の様に消えて欲しかった。読む人に寄っては好みが別れるが、有りそうな、無さそうな話が幽霊ぽくて最高 | ||||
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高野和明らしい話の広がり方で面白かった | ||||
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とある雑誌記者が、踏切の幽霊にまつわる取材を通じて、その真相に迫る物語です。 主人公が夜帰宅すると、深夜1時3分に謎の電話が掛かってきます。一体誰が・・・。 この本は、ホラー小説としての要素は確かにありますが、個人的には社会派ミステリーの要素が際立っていると感じました。 主人公は、社会の裏側で沈んでしまった人の声に耳を傾け、真実を突き止めようと奮闘します。 このような搔き消されてしまった声を聴き、見ず知らずの「他者」(本書では幽霊ですが)のことを知ろうとする主人公の物語は、現代の分断の時代に合った現代的なテーマを扱っていると思います。 良い本でした。どうか安らかにお眠りくださいと願う。★5 | ||||
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物語の序盤は、病気で妻を亡くした喪失感でやる気の出ない元社会部の記者の松田が心霊写真の取材をし始める、という感じであまりおもしろみを感じなかったが、踏切での事故を調べ始めるあたりから急に状況が変わってきた。 身元が分からない被害者を調べるためにキャバクラを尋ねたり、社会部時代に世話になった刑事に話を聞いたりしながら、キャバクラの同僚や暴力団、政治家など、相関図が見え始めて俄然おもしろくなり一気に読んだ。 午前1時3分に鳴る謎の電話や、下北沢の踏切で目撃された幽霊という怪奇現象に怯えながらも、様々な角度から事件を検証したり、関係者に話を聞いたり、ブラック・ジャーナリストに会いに行ったりと手を尽くしていくが、なかなか被害者の身元に辿り着く道筋が見えない。 緻密な調査を行いながら、限られた糸を辿っていった先には不平等で悲しい現実が待ち受けていて切なかった。 それでも、松田の取材への執念や踏切事件の被害者への追悼、そして亡き妻への想いは心に響き、読後感もよかった。 | ||||
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ストーリーが秀一^_^ | ||||
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小田急線の下北沢駅の近くにあった踏切で、何人にも目撃された長い髪の女性の幽霊。心霊ネタとして取材する女性誌の記者である松田が取材をするうちに現実のスクープをものにする。ホラーでもありミステリーでもあり、ファンタジーでもあり、私があまり読まないタイプの作品であるので、新鮮に読めた。都合が良い幽霊に、なんだかなあと思うシーンもあったが、スカッとする幽霊の活躍が楽しかった。幽霊より怖い人間の犯罪のほうが恐ろしくもある。テンポよく読みやすい。 | ||||
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ジェノサイド、6時間後に君は死ぬ、の次に私はノミネートします。 マスコミが追い求めるターゲットの女性。 この悲哀に満ちた人生と母親の苦悩。 幽霊になる、踏切、暴力団。 近年稀に見る小説。 | ||||
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ホラーとしては怖くないです。 幽霊の女性の無念を晴らしたい展開なので。 でもおもしろかった。 言葉や言い回しのバリエーションが豊かで、情景や人物を自然と想像しながら読み進められます。 その後髪の長い女性はようやくお母さんに遺骨を抱かれ成仏出来たものと信じたい。 | ||||
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1月03日1:03の13分前、今、一気に読み終えた。 最高傑作と思う。 死者へのまなざしがユニーク。 | ||||
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題名からホラーかと思ってましたが、事件記者ものでした。もちろんホラー要素もあるのですが。(ホラーちゃうやんっ! というツッコミは無いほどに、面白かったです) 彼女の魂は無事に故郷へ戻れたことと思います。あとは、彼の孤独が埋められることを願います。 | ||||
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怖くて悲しい話。ホラー的要素ではゾワッとする怖さを感じるが、それが主の作品ではないと思う。 人には平等に幸せが与えられているのだろうか?と考えると切ない気持ちになります。 | ||||
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ネタバレ少々あり 最後まで飽きることなくよめたし面白かったけど、なんかいろいろ中途半端。悪人達が簡単に死にすぎだし、主人公は悪人のいるところを幽霊に案内するための存在?とはいえこの幽霊自縛霊でもなく自由に移動してるから主人公の助けが必要な理由も??また、犯人が彼女を殺した理由がちっともわからない。別に生きててもそれほどのリスクなさげだし、反社使って殺させる方がよっぽど高リスクだと思うんだけど。そのへんはミステリじゃないからどうでもいいってことなのか | ||||
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街の雰囲気や移動疲れまで伝わる行き届いた描写 3人称で感情を読者に想像させる文体 ズシーンと来るタフなミステリー 追悼で下北沢第3踏切にいかねば 地下化してもうないかも知れないけど | ||||
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世に出せない話を脚色して、小説と出された事で、やっと彼女がうかばれた気がします。 読み終わった後、心にずしーっとくる。 この本が直木賞とっても良かったと、私は思います。 | ||||
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切り込み方が秀逸! 陳腐な幽霊話しとはレベルが違う小説。 心霊ファンの私は大満足! | ||||
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高野和明さんの作品は、面白いこと | ||||
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■今回の直木賞候補だったが受賞は逃した。 ミステリー要素も高くあまり内容は語らない方が良いと思うがさすがは高野和明作品で1日で一気読みした。 内容は書かないので直木賞について少し触れておく。 今回の受賞は、永井紗耶子の「木挽町のあだ討ち」と垣根涼介「極楽征夷大将軍」だった。 このところの傾向は時代、歴史小説の受賞が多く、現代もののエンタメ作は受賞できないことが多い。 受賞を逃した現代ものは読めば間違いなく面白いだろうし候補作なので文学性も高いのだろう。ただ直木賞向きではない。 それと余程のことがない限り初回~2回程度の候補では受賞は難しい。 冲方丁の初候補が「天地明察」だったが3回目の候補だったら受賞できたかもしれない。 山本周五郎賞とダブル受賞は過去に2作しかなく熊谷達也の「邂逅の森」と佐藤 究の「テスカトリポカ 」である。 両方読んでいるが読み手として未熟なのか “それ程のもんかい?” と思ったが“木挽町”はこれは凄いと思った。 受賞予想で現代ものは難しいし「極楽征夷大将軍」は上下2段の550頁は長すぎるとあったのでこれは受賞は“木挽町”のみかと思った。 ところで直木賞の選考委員って誰なの? と思う人もいると思うのであげておく。 浅田次郎、伊集院静、角田光代、桐野夏生、髙村薫、林真理子、三浦しをん、宮部みゆき、京極夏彦(北方謙三に変わり今回初)である。 この大先生方の作品をどれほど読んだかざっと数えてみたが80作以上あった。新人作家が聞いたら恐れおののくだろうな(笑)。 日本を代表する作家陣だろう。この5人以上が推さないと受賞にならないそうだ。この先生方が決めたのならと納得せざるおえまい。 高野和明は大好きで全作品読んでいる。前作『ジェノサイド』は質量ともに最高傑作で唸るしかなかった。当然直木賞候補もなった。こんな大作を仕上げたのだから次は多少時間がかかるか? と思ったが新作は11年ぶりだとか。次作はもう少し早く出してほしいものだ。(原尞よりはいいか笑) | ||||
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小田急沿線に馴染みのある人間なら入っていきやすい小説だと思います。残念ながら直木賞の受賞は逃しましたが、読み応えがありました。下北沢の踏切で女の幽霊の写真と映像が撮れたと出版社に投稿されました。現場周辺では、幽霊の目撃談なども噂されています。そこで、出版社の契約記者の主人公が、小田急で人身事故がなかったか、調べます。人身事故は下北沢の踏切ではありませんでしたが、近くで殺人事件がありました。犯人は捕まっていますが、被害者女性の身元がわからないままです。主人公が被害者女性の身元を調査すると、意外な事実が次々と出てきます。心霊現象や霊能者は出てきますが、半分以上は推理小説です。 | ||||
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敢えて幽霊を出さなくても、ストーリーとして面白いと思います。ただ悪い奴らをどう持っていくかが課題だが。 また時代考証がうまい。あえてスマホや携帯電話のないところに舞台を持っていったところは、少し懐かしい感じがした。 つぐみのは探したけどなかった。 | ||||
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