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踏切の幽霊
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踏切の幽霊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 1~20 1/3ページ
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登場する人物の記者が1つの踏切に出る幽霊を調べてそこから、幽霊の女性の生前の生き方など、壮絶過ぎる過去に切なすぎて泣けてきます。また記者の過去の部分でも、救われる描写は泣けますね。 切ないホラーミステリーですかね。 | ||||
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事情を知ってしまうと記事には書けない松田雑誌記者(主人公)の判断、興味本位から始まるストーリーは、悪党退治に終始を........ 全然違う内容と読む前に空想して居た私ですが読書中、主人公と行動を共にし気付けばスラスラと恐怖心(夏の夜中に読んだのに)無く読めた。個人的には、良い意味で期待を裏切られた。マイナスな点が有るとすれば、主人公が見た霊が、最後の最後に笑みを浮かべ(笑顔を知らないからこそ)雪の様に消えて欲しかった。読む人に寄っては好みが別れるが、有りそうな、無さそうな話が幽霊ぽくて最高 | ||||
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高野和明らしい話の広がり方で面白かった | ||||
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古本なので傷みや使用感などは全く気にならないし、本そのものは新品に近いです。 喫煙家なら気にならないと思いますが、私はたばこのニオイが大嫌いなのでマスクして読んでます | ||||
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とある雑誌記者が、踏切の幽霊にまつわる取材を通じて、その真相に迫る物語です。 主人公が夜帰宅すると、深夜1時3分に謎の電話が掛かってきます。一体誰が・・・。 この本は、ホラー小説としての要素は確かにありますが、個人的には社会派ミステリーの要素が際立っていると感じました。 主人公は、社会の裏側で沈んでしまった人の声に耳を傾け、真実を突き止めようと奮闘します。 このような搔き消されてしまった声を聴き、見ず知らずの「他者」(本書では幽霊ですが)のことを知ろうとする主人公の物語は、現代の分断の時代に合った現代的なテーマを扱っていると思います。 良い本でした。どうか安らかにお眠りくださいと願う。★5 | ||||
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物語の序盤は、病気で妻を亡くした喪失感でやる気の出ない元社会部の記者の松田が心霊写真の取材をし始める、という感じであまりおもしろみを感じなかったが、踏切での事故を調べ始めるあたりから急に状況が変わってきた。 身元が分からない被害者を調べるためにキャバクラを尋ねたり、社会部時代に世話になった刑事に話を聞いたりしながら、キャバクラの同僚や暴力団、政治家など、相関図が見え始めて俄然おもしろくなり一気に読んだ。 午前1時3分に鳴る謎の電話や、下北沢の踏切で目撃された幽霊という怪奇現象に怯えながらも、様々な角度から事件を検証したり、関係者に話を聞いたり、ブラック・ジャーナリストに会いに行ったりと手を尽くしていくが、なかなか被害者の身元に辿り着く道筋が見えない。 緻密な調査を行いながら、限られた糸を辿っていった先には不平等で悲しい現実が待ち受けていて切なかった。 それでも、松田の取材への執念や踏切事件の被害者への追悼、そして亡き妻への想いは心に響き、読後感もよかった。 | ||||
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ストーリーが秀一^_^ | ||||
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小田急線の下北沢駅の近くにあった踏切で、何人にも目撃された長い髪の女性の幽霊。心霊ネタとして取材する女性誌の記者である松田が取材をするうちに現実のスクープをものにする。ホラーでもありミステリーでもあり、ファンタジーでもあり、私があまり読まないタイプの作品であるので、新鮮に読めた。都合が良い幽霊に、なんだかなあと思うシーンもあったが、スカッとする幽霊の活躍が楽しかった。幽霊より怖い人間の犯罪のほうが恐ろしくもある。テンポよく読みやすい。 | ||||
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ジェノサイドから11年、あの時の衝撃を体験したくて胸に期待を膨らませながら読みましたが才能って枯れてしまうのか?ジェノサイドで体感した細部まで練り込まれたストーリーを期待してたが内容は薄く感じました。高野和明さんの才能、アイデア、力強さは感じられず小説家としてのテクニック高さのみで一定の水準の小説としての面白さを保っていた印象。記者が幽霊の生前の謎を解いていくというまんまリングみたいな話。段々と真相に迫っていく所が面白味なんだけど最終的には霊能者が出てきてお前が喋るんかいぃぃぃってのが萎えた。もうちょいなんか他のアイデアなかったんかな?霊能者連れてきてもいいんだけどさ苦労して取材して真相に迫って最後お前かい! 11年ぶりの新作に期待しすぎてしまった気がする。何も考えずフラットな状態で読めばそこそこおもろかった作品だったとは思います | ||||
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ジェノサイド、6時間後に君は死ぬ、の次に私はノミネートします。 マスコミが追い求めるターゲットの女性。 この悲哀に満ちた人生と母親の苦悩。 幽霊になる、踏切、暴力団。 近年稀に見る小説。 | ||||
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ホラーとしては怖くないです。 幽霊の女性の無念を晴らしたい展開なので。 でもおもしろかった。 言葉や言い回しのバリエーションが豊かで、情景や人物を自然と想像しながら読み進められます。 その後髪の長い女性はようやくお母さんに遺骨を抱かれ成仏出来たものと信じたい。 | ||||
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1月03日1:03の13分前、今、一気に読み終えた。 最高傑作と思う。 死者へのまなざしがユニーク。 | ||||
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50年以上ミステリを読んできた中で、『ジェノサイド』はナンバーワンを争う傑作だと思う。その作者の11年ぶりの長編ということで、大きな期待をもって読んだ。 結果は「肩透かし」感。まず、ミステリだと思って読んだのがいけなかった。冒頭の不可解な出来事に始まる超常現象に、どう科学的・合理的な説明をつけるのか期待してしまった。物語の中で背景は明らかになっていくが、不可思議な現象自体の謎は放置されたまま終わった。「これは心霊ホラー小説だ」と強く自分に言い聞かせながら読むべきだった。 次に、綿密な取材と調査に基づくであろう緩みない記述はリアリティーが高くあって素晴らしいが、登場人物のプロフィールや描き方がみな類型的。刑事臭い刑事、夜の商売の女性、「幽霊」、記者や編集者、極め付けは世俗の欲望にまみれた大物政治家。このほかの登場人物がみな「それらしい」言動を見せるので、意外性がなく面白味に欠ける。 また、物語の数か所に、小さく「えっ」と言わせるような展開があるが、「ええっ!」と叫んでしまうような意外性はない。読後のカタルシスが大きくない。 辛口になってしまったが、引き締まった文章で一気に読ませる作品ではある。凡手なら、この1.5倍くらいの量で、無用の会話の多い緩い作品になっていただろう。要はこちらの期待が高すぎたのだ。『13階段』や『ジェノサイド』に感動した読者は、ハードルを下げてから読んだ方が良いと思う。 | ||||
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題名からホラーかと思ってましたが、事件記者ものでした。もちろんホラー要素もあるのですが。(ホラーちゃうやんっ! というツッコミは無いほどに、面白かったです) 彼女の魂は無事に故郷へ戻れたことと思います。あとは、彼の孤独が埋められることを願います。 | ||||
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怖くて悲しい話。ホラー的要素ではゾワッとする怖さを感じるが、それが主の作品ではないと思う。 人には平等に幸せが与えられているのだろうか?と考えると切ない気持ちになります。 | ||||
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ネタバレ少々あり 最後まで飽きることなくよめたし面白かったけど、なんかいろいろ中途半端。悪人達が簡単に死にすぎだし、主人公は悪人のいるところを幽霊に案内するための存在?とはいえこの幽霊自縛霊でもなく自由に移動してるから主人公の助けが必要な理由も??また、犯人が彼女を殺した理由がちっともわからない。別に生きててもそれほどのリスクなさげだし、反社使って殺させる方がよっぽど高リスクだと思うんだけど。そのへんはミステリじゃないからどうでもいいってことなのか | ||||
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街の雰囲気や移動疲れまで伝わる行き届いた描写 3人称で感情を読者に想像させる文体 ズシーンと来るタフなミステリー 追悼で下北沢第3踏切にいかねば 地下化してもうないかも知れないけど | ||||
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世に出せない話を脚色して、小説と出された事で、やっと彼女がうかばれた気がします。 読み終わった後、心にずしーっとくる。 この本が直木賞とっても良かったと、私は思います。 | ||||
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切り込み方が秀逸! 陳腐な幽霊話しとはレベルが違う小説。 心霊ファンの私は大満足! | ||||
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ホラーにサスペンスを盛り込んだ作品。全体的に主人公にチート感があり、終始ご都合主義な展開が引っかかる。ストーリー自体はまあまあ読める。 | ||||
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