踏切の幽霊

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評判

踏切の幽霊の評価:

4.06/5点 レビュー 48件。 C ランク

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平均点4.06pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全91件 61〜80 4/5ページ
No.31
(5pt)

背筋に寒気を覚えながらもラストまでノンストップ

書店のおすすめの棚に最後の一冊。
一気に読み切ってしまった。
心霊物と犯罪サスペンスを上手く融合させた会心作!
アマプラかネトフリで映像化して欲しい
最後は号泣w
踏切の幽霊 Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊より
4163916334
No.30
(4pt)

悲しく儚いゴースト・ストーリー

『ジェノサイド』が大きな話題になったのは記憶に新しいと思っていたのだが、実は意外にも既に11年もの月日が経っていたようである。
即ち、高野和明氏の愛読者達にとっては待望の長編…それが本作『踏切の幽霊』だ。
私は正直言ってホラーサスペンスというのは余り読まないのだが、「怖い」というよりも寧ろ「美しい」とすら思える表紙に心惹かれて迷う事無く手に取ってしまった。
そしていきなり大迫力の「プロローグ」…鉄道運転手の責任感、緊迫感、ふとした事で思い出されるジンクスや不安感…極度の緊張の中で細かい業務を行う鉄道員が実に上手く描写されており、しかもそこに残された大きな謎から紡がれていく物語…はっきり言って、この導入部分でこの小説の評価が定まってしまったと言っても過言ではなかろう。

小説なので、残念ながらストーリーを明かしてしまう訳にはいかないのが歯痒いが、とにかく冒頭の鉄道職員に加え、記者やカメラマンなどのマスコミ関係者、刑事、水商売といった職業の世界の表裏を非常によく調べており、それぞれの仕事の理念や責務というものが垣間見られる所はこの物語に一層の彩を与えているし、更には新聞記者と雑誌記者の微妙な上下関係をも取り上げながら主人公の苦悩や転落を描写している点も、現実の厳しさをストレートに伝えている。
そして、何よりも素晴らしいのは、娯楽物の取材を以って己の進退を賭けた筈が、思わぬ所から大きな問題を探り当ててしまい、心の中で頭を擡げる嘗ての使命感、その一方で、そこに意味を見出せなくなる自分…そんな心の葛藤が切実に訴えられている所だ。
因みに、これは実に些細な事なのだが、公衆電話で通話を試みている所、或いは一世代前の刑事が「アベック」(今では殆ど死語であろう…)という言葉を使う所などは絶妙であり、この小説が1994年を舞台としている事を上手く演出してもいる。
このように一切の手抜きがない所がまた、この小説の精度を高めてもいるのであろう。

尚、結末は正直言って虚しい気がした。
勿論、罰は下されるので「勧善懲悪」とも言えるのだが、その一方で、これでは結局の所“踏切の幽霊”は闇に葬られ、生きた証もないままに終わってしまうのではないか…と。
だが、このような虚しさも本作品の良さなのかもしれない。
悪者が罰せられ、“踏切の幽霊”に世間が同情し、親族も報いられ、ついでに主人公も栄転して、縁のあったホステスと新しい恋愛をし…などという結末になったら確かにすっきり爽快かもしれないが、それはそれで非常に安っぽくもなるだろう。
一つの幽霊騒ぎを切掛けに次々と明らかになるこの世の闇…然しながら、全てが終わった時に各自ひっそりと退出していく…そんな余韻こそが本作品には相応しいのかもしれない。
踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4) Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4)より
4167924374
No.29
(4pt)

悲しく儚いゴースト・ストーリー

『ジェノサイド』が大きな話題になったのは記憶に新しいと思っていたのだが、実は意外にも既に11年もの月日が経っていたようである。
即ち、高野和明氏の愛読者達にとっては待望の長編…それが本作『踏切の幽霊』だ。
私は正直言ってホラーサスペンスというのは余り読まないのだが、「怖い」というよりも寧ろ「美しい」とすら思える表紙に心惹かれて迷う事無く手に取ってしまった。
そしていきなり大迫力の「プロローグ」…鉄道運転手の責任感、緊迫感、ふとした事で思い出されるジンクスや不安感…極度の緊張の中で細かい業務を行う鉄道員が実に上手く描写されており、しかもそこに残された大きな謎から紡がれていく物語…はっきり言って、この導入部分でこの小説の評価が定まってしまったと言っても過言ではなかろう。

小説なので、残念ながらストーリーを明かしてしまう訳にはいかないのが歯痒いが、とにかく冒頭の鉄道職員に加え、記者やカメラマンなどのマスコミ関係者、刑事、水商売といった職業の世界の表裏を非常によく調べており、それぞれの仕事の理念や責務というものが垣間見られる所はこの物語に一層の彩を与えているし、更には新聞記者と雑誌記者の微妙な上下関係をも取り上げながら主人公の苦悩や転落を描写している点も、現実の厳しさをストレートに伝えている。
そして、何よりも素晴らしいのは、娯楽物の取材を以って己の進退を賭けた筈が、思わぬ所から大きな問題を探り当ててしまい、心の中で頭を擡げる嘗ての使命感、その一方で、そこに意味を見出せなくなる自分…そんな心の葛藤が切実に訴えられている所だ。
因みに、これは実に些細な事なのだが、公衆電話で通話を試みている所、或いは一世代前の刑事が「アベック」(今では殆ど死語であろう…)という言葉を使う所などは絶妙であり、この小説が1994年を舞台としている事を上手く演出してもいる。
このように一切の手抜きがない所がまた、この小説の精度を高めてもいるのであろう。

尚、結末は正直言って虚しい気がした。
勿論、罰は下されるので「勧善懲悪」とも言えるのだが、その一方で、これでは結局の所“踏切の幽霊”は闇に葬られ、生きた証もないままに終わってしまうのではないか…と。
だが、このような虚しさも本作品の良さなのかもしれない。
悪者が罰せられ、“踏切の幽霊”に世間が同情し、親族も報いられ、ついでに主人公も栄転して、縁のあったホステスと新しい恋愛をし…などという結末になったら確かにすっきり爽快かもしれないが、それはそれで非常に安っぽくもなるだろう。
一つの幽霊騒ぎを切掛けに次々と明らかになるこの世の闇…然しながら、全てが終わった時に各自ひっそりと退出していく…そんな余韻こそが本作品には相応しいのかもしれない。
踏切の幽霊 Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊より
4163916334
No.28
(4pt)

面白かった

表現が豊かで語彙力が身につく感じ。
内容は面白かった。
切ない気持ちにもなりました。
踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4) Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4)より
4167924374
No.27
(4pt)

面白かった

表現が豊かで語彙力が身につく感じ。
内容は面白かった。
切ない気持ちにもなりました。
踏切の幽霊 Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊より
4163916334
No.26
(5pt)

面白い!

一気読みしました。
踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4) Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4)より
4167924374
No.25
(5pt)

面白い!

一気読みしました。
踏切の幽霊 Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊より
4163916334
No.24
(5pt)

実は私の嫁の母親93歳から頼まれ注文した

文藝春秋で、どうする家康 踏切の幽霊の注文を頼まれもの。どちらも眼を輝し良かったです10年目に書いた とか家康はどうだこうだ面白いとのこと。
踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4) Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4)より
4167924374
No.23
(5pt)

実は私の嫁の母親93歳から頼まれ注文した

文藝春秋で、どうする家康 踏切の幽霊の注文を頼まれもの。どちらも眼を輝し良かったです10年目に書いた とか家康はどうだこうだ面白いとのこと。
踏切の幽霊 Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊より
4163916334
No.22
(4pt)

哀しき真実

出版社の取材記者が、心霊ネタを追っていたところ、とある踏切の傍で発生した殺人事件に行き着く。

タイトルや装丁からかなりのホラーものかと思っていたら、身元不明の被害女性の正体を探るしっかりとしたミステリーでした。

一方で、それと幽霊譚らしい怪異とのバランスが絶妙でした。
踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4) Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4)より
4167924374
No.21
(4pt)

哀しき真実

出版社の取材記者が、心霊ネタを追っていたところ、とある踏切の傍で発生した殺人事件に行き着く。

タイトルや装丁からかなりのホラーものかと思っていたら、身元不明の被害女性の正体を探るしっかりとしたミステリーでした。

一方で、それと幽霊譚らしい怪異とのバランスが絶妙でした。
踏切の幽霊 Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊より
4163916334
No.20
(4pt)

ホラー小説ではなく、ゴースト・ストーリー。

雑誌記者である主人公は2年前に妻を亡くしたことで、生きる気力や希望を失っている。
仕事に対する以前の様な熱意は見る影もなく、淡々と日々の業務を繰り返していると編集長から直々に心霊現象の取材を依頼される。
取材を進めていくと、東京の下北沢三号踏切に女性の幽霊が出没するという情報が。
幽霊となった人物は一体誰なのか。なぜその場所に出没するのか。どうして死んでしまったのか。

この謎を解くことが本作のメインストーリーとなってくるのだが、どの情報をどのタイミングでどこまで提示するのか、が完璧に管理されており我々読者はなかなか点と点を結びつけることができない。
この歯がゆさを解消したいという思いを胸にページを繰る手が止まらなくなるはず。
思わぬところに張り巡らされた伏線も随所にあり、ミステリー小説として非常にフェアで質が高いのだ。
「13階段」や「グレイヴディッガー」、「ジェノサイド」といった傑作を世に送り出した高野和明による11年ぶりの新作だけあって、期待していたが見事その期待に応えてくれた。

そして本作の特筆すべき点は、ゴースト・ストーリーでありながらも社会派ミステリーでもあるということ。
恐怖の対象としての幽霊ではなく、死者を悼む気持ちや社会から搾取され続けた報われない人々の存在を浮き彫りにするための幽霊なのだ。
そのため本作には恐怖よりも哀切な雰囲気が常に漂っている。
また、一人の人間の人生を追うことで、歪な社会の構図が見えていくという物語の構成は宮部みゆきの「火車」を彷彿させるだろう。
亡くなった妻を想い続ける主人公が辿り着いた幽霊の正体とは。
そして彼がそれを知った後にどう行動するかを是非見届けてほしい。
踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4) Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4)より
4167924374
No.19
(4pt)

ホラー小説ではなく、ゴースト・ストーリー。

雑誌記者である主人公は2年前に妻を亡くしたことで、生きる気力や希望を失っている。
仕事に対する以前の様な熱意は見る影もなく、淡々と日々の業務を繰り返していると編集長から直々に心霊現象の取材を依頼される。
取材を進めていくと、東京の下北沢三号踏切に女性の幽霊が出没するという情報が。
幽霊となった人物は一体誰なのか。なぜその場所に出没するのか。どうして死んでしまったのか。

この謎を解くことが本作のメインストーリーとなってくるのだが、どの情報をどのタイミングでどこまで提示するのか、が完璧に管理されており我々読者はなかなか点と点を結びつけることができない。
この歯がゆさを解消したいという思いを胸にページを繰る手が止まらなくなるはず。
思わぬところに張り巡らされた伏線も随所にあり、ミステリー小説として非常にフェアで質が高いのだ。
「13階段」や「グレイヴディッガー」、「ジェノサイド」といった傑作を世に送り出した高野和明による11年ぶりの新作だけあって、期待していたが見事その期待に応えてくれた。

そして本作の特筆すべき点は、ゴースト・ストーリーでありながらも社会派ミステリーでもあるということ。
恐怖の対象としての幽霊ではなく、死者を悼む気持ちや社会から搾取され続けた報われない人々の存在を浮き彫りにするための幽霊なのだ。
そのため本作には恐怖よりも哀切な雰囲気が常に漂っている。
また、一人の人間の人生を追うことで、歪な社会の構図が見えていくという物語の構成は宮部みゆきの「火車」を彷彿させるだろう。
亡くなった妻を想い続ける主人公が辿り着いた幽霊の正体とは。
そして彼がそれを知った後にどう行動するかを是非見届けてほしい。
踏切の幽霊 Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊より
4163916334
No.18
(4pt)

前作とはまったく違う世界だが悪くない

11年振りの長編というのはびっくりした。前作のスケールの大きな想像力は本作では見られないが、地に足のついたというか、落ち着いた書きぶりはこれはこれで魅力的ではある。元来、生真面目な書き手なのだろう。その分、やや予定調和的な結末になるが、そういえば前作の結末もそういうきらいはあったなと思い出した。佳作です。
踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4) Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4)より
4167924374
No.17
(4pt)

前作とはまったく違う世界だが悪くない

11年振りの長編というのはびっくりした。前作のスケールの大きな想像力は本作では見られないが、地に足のついたというか、落ち着いた書きぶりはこれはこれで魅力的ではある。元来、生真面目な書き手なのだろう。その分、やや予定調和的な結末になるが、そういえば前作の結末もそういうきらいはあったなと思い出した。佳作です。
踏切の幽霊 Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊より
4163916334
No.16
(3pt)

ホラーですね

ホラーとして読むなら、リアルな描写にゾクッとさせられたけど。幽霊モノは、エンタメにするなら馬鹿馬鹿しさがないと楽しめない。主人公の元新聞記者による妻への思慕に深みがあれば、作品全体の質が上がったかも。
踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4) Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4)より
4167924374
No.15
(3pt)

ホラーですね

ホラーとして読むなら、リアルな描写にゾクッとさせられたけど。幽霊モノは、エンタメにするなら馬鹿馬鹿しさがないと楽しめない。主人公の元新聞記者による妻への思慕に深みがあれば、作品全体の質が上がったかも。
踏切の幽霊 Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊より
4163916334
No.14
(2pt)

社会派ゴーストストーリー

さくさく興味深く読めました。エンタメとしてとてもリーダブルだと思います。

しかしこれがアリなら何でもアリだなあ…。捜査も真相解明も復讐も正義の鉄槌もすべて○○の導きって…登場人物が悪戦苦闘した意味があるのかないのか狐につままれたようなポカンとした読後感。

そして時代設定を94年にしてるからなのか?松本清張的昭和日本男児な文章が胸につかえる。
平成のキャバ嬢が「~だわ」「~なのよ」と喋り、汚職政治家は"唾棄すべき権力者"で"この国を牛耳る為政者"で暖炉のある自宅でガウンをまとい、元ブンヤは家庭を顧みずに働いた過去を悔い、刑事は今時の若者の付き合いの悪さを愚痴り、トップ屋は「この国の権力者は、みんな下衆さ」とうそぶく。
令和でこういう古色蒼然とした文章に触れると安っぽくて白々してしまう。
踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4) Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4)より
4167924374
No.13
(2pt)

社会派ゴーストストーリー

さくさく興味深く読めました。エンタメとしてとてもリーダブルだと思います。

しかしこれがアリなら何でもアリだなあ…。捜査も真相解明も復讐も正義の鉄槌もすべて○○の導きって…登場人物が悪戦苦闘した意味があるのかないのか狐につままれたようなポカンとした読後感。

そして時代設定を94年にしてるからなのか?松本清張的昭和日本男児な文章が胸につかえる。
平成のキャバ嬢が「~だわ」「~なのよ」と喋り、汚職政治家は"唾棄すべき権力者"で"この国を牛耳る為政者"で暖炉のある自宅でガウンをまとい、元ブンヤは家庭を顧みずに働いた過去を悔い、刑事は今時の若者の付き合いの悪さを愚痴り、トップ屋は「この国の権力者は、みんな下衆さ」とうそぶく。
令和でこういう古色蒼然とした文章に触れると安っぽくて白々してしまう。
踏切の幽霊 Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊より
4163916334
No.12
(2pt)

内容の密度が薄い

私の人生を支えた本に、高野さんの「幽霊人命救助隊」という本があります。
孤独を乗り越えるということ、罪を償うということ、生きるということ、この本からたくさん学びました。

その高野さんが11年ぶりに長編を出すとのことで、本当にもぅワクワクして待っていました。

2日ほどで読んでしまいましたが、率直に、内容が薄いなと感じました。
単純にページ数が少ないという問題ではなく、一つ一つの出来事に対する情報量が少ないので、感情移入や世界観に入り込むような没入感は正直感じませんでした。

淡々と物語が進んでいくので、サラッと読めば面白いストーリーであったと思いますが、私としては納得できない部分もあり、期待していた分モヤモヤが残る作品でした。

高野さんは、幽霊の本が書きたかったのではなく、幽霊の映画を作りたかったのではないでしょうか。
本としては内容が薄いですが、映画の大まかな台本だったと言われれば納得いきます。

幽霊人命救助隊やジェノサイドのように、1週間ほどは何回もストーリーを思い出しては余韻に浸るような、そんな感覚を味わえず残念でした。

次回作に期待したいです。
踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4) Amazon書評・レビュー: 踏切の幽霊 (文春文庫 た 65-4)より
4167924374