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踏切の幽霊
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踏切の幽霊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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50年以上ミステリを読んできた中で、『ジェノサイド』はナンバーワンを争う傑作だと思う。その作者の11年ぶりの長編ということで、大きな期待をもって読んだ。 結果は「肩透かし」感。まず、ミステリだと思って読んだのがいけなかった。冒頭の不可解な出来事に始まる超常現象に、どう科学的・合理的な説明をつけるのか期待してしまった。物語の中で背景は明らかになっていくが、不可思議な現象自体の謎は放置されたまま終わった。「これは心霊ホラー小説だ」と強く自分に言い聞かせながら読むべきだった。 次に、綿密な取材と調査に基づくであろう緩みない記述はリアリティーが高くあって素晴らしいが、登場人物のプロフィールや描き方がみな類型的。刑事臭い刑事、夜の商売の女性、「幽霊」、記者や編集者、極め付けは世俗の欲望にまみれた大物政治家。このほかの登場人物がみな「それらしい」言動を見せるので、意外性がなく面白味に欠ける。 また、物語の数か所に、小さく「えっ」と言わせるような展開があるが、「ええっ!」と叫んでしまうような意外性はない。読後のカタルシスが大きくない。 辛口になってしまったが、引き締まった文章で一気に読ませる作品ではある。凡手なら、この1.5倍くらいの量で、無用の会話の多い緩い作品になっていただろう。要はこちらの期待が高すぎたのだ。『13階段』や『ジェノサイド』に感動した読者は、ハードルを下げてから読んだ方が良いと思う。 | ||||
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ホラーにサスペンスを盛り込んだ作品。全体的に主人公にチート感があり、終始ご都合主義な展開が引っかかる。ストーリー自体はまあまあ読める。 | ||||
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高野和明にしては伏線回収が甘いかな、という感じでした。読み込ませる人だけに、もう少し感情移入させてほしかった。 | ||||
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ホラーとして読むなら、リアルな描写にゾクッとさせられたけど。幽霊モノは、エンタメにするなら馬鹿馬鹿しさがないと楽しめない。主人公の元新聞記者による妻への思慕に深みがあれば、作品全体の質が上がったかも。 | ||||
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