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ボニン浄土
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ボニン浄土の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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宇佐美まことの長編はいつもそうなのだが、主人公と呼べるポジションについている人物が、三人も四人も登場する。一見、なんの繋がりもない、別世界や別時代に生きている主人公達なのだが、物語が進行していくにつれ、段々と点と線が繋がっていき、一つの世界が形成される。どの作品も文句なしに面白いのだが、中には複雑すぎて、二、三回くらい読み直さなければ理解出来ない作品などもある。まったくの別人だと思っていた人物が、実は同一人物だったなんてこともあったり、「展望塔のラプンツェル」などは、あまりにも登場人物が複雑過ぎて、二度目に読み返した時は、登場人物を全てメモしながら読んだほどだった(私の読解力が乏しいのも事実だが…)。 本作も、数人の主人公達の点と線が徐々に繋がっていくいつものパターンだったのだが、「展望塔の…」に比べたら、遥かに解りやすく、すぐに感情移入することが出来た。かといって単純なプロットだったわけではない。綿密に練られた極上のプロットで、ページを捲る指が止まらず、夜中まで掛かって一気読みした。まだ全ての宇佐美作品を読んだわけではないが、私的には最高傑作です。本当に本当に面白かった! | ||||
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過去と現在を繋ぐ宿命のような物語にどんどん引き込まれて、一気に読み進めました。 最後まで読んでようやく、パズルのピースがピタリとはまりました。 | ||||
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小笠原に興味があり、この本に会いました。最後まですごく引き込まれて読み終えました。この筆者の書き味にかなり魅力を感じて他の本も読むつもりでいます。 | ||||
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終始潮風に吹かれているような気持ちで読んだ。描かれている小笠原の島や人の歴史には辛い内容もあるが、それを打ち消す清々しさがあり、未来への希望を感じさせる。しかし残念なのは最後。なぜあんなわざとらしい「種明かし」をわざわざ書く必要があったのか?読者の想像力に任せればより深い余韻を残す読後感が生まれただろうに、本当に残念。作者はもっと読者を信用しても良いと思う。 | ||||
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「ボニン・アイランド」を語る物語。 のどかな大自然のなかで、このアイランドにたどり着き、自由奔放に生きてきた人々。 そのフィジカル面とメンタル面が代々受け継がれていく。 「マイボーイ」。 そのフレーズは、アイランドの歴史を経て、こころの奥底からこみ上げ、響きわたってくる。 悲しみはさんご礁の色が表しているのか。 読み進めるうちに、きもちが純粋に浄化されていくのを実感する。 | ||||
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極上のファンタジー。 | ||||
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全く知らなかった小笠原の歴史・環境を興味深く、息子に読ませました。 | ||||
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東野圭吾氏のように、ぜったいに当たり外れのない新作を保証してくれる稀有の作家さんの一人。しかも、単に底の浅いミステリーやホラーではない、奥行きと余韻。一作ごとにそれがより深く、より強くなっているように感じられる。今作は小笠原を舞台に時空を超えて紡がれる壮大で緻密な物語。受け継がれる「血」のつながりが情動を震わせ、掻き立てる。読むさいちゅう夢中になり、読み終わってから滋味を反芻する、これぞ読書の愉悦。 P.S.「海」「血」「時空」というキーワードに感じるところのあるミステリー読者には、同じく女性作家の天野節子さんの『烙印』(幻冬舎2010年刊)もおすすめ。 | ||||
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江戸時代の小笠原と諸外囲国又日本本土との関わりがリアルに描かれそんな時代から現代まで人としてのつながりがあり、主人公のルーツを読み手が理解していくストーリは自分のルーツ探しの様で感動した。 家族で読みまわしている。 | ||||
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良い状態でした | ||||
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